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メロー・マッドネス 40 壊れたんだ、私……

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 後部座席に梨々花を乗せる。座席といっても通常のシートはない。その大部分はハッチバックと一体になって、ドローンを格納し充電する大きな箱のようなものが置かれ、大型のバッテリーを搭載している。また修理用具や部品の入ったラックが備えられている。メカニックがかろうじて座ることのできる小さな席だけがあった。
 長谷部と美麗は意気揚々と乗り込む。
「どうしたんですか、これ」
「話せば長くなるわ」
 美麗と長谷部は新宿で停車していたこのヴィッツを奪取した。しかもドライバーが持っている電子キーやドローンのコントローラーも奪った。
「私たちのオモチャよ」
 だが、美麗が自慢した直後に、ピーっと警告音が短く鳴り、すべてのドアがロックされた。
「なななんだ!」と長谷部は珍しくパニックになる。累積された緊張と疲労が彼の冷静さな外見を吹き飛ばしたのだ。
「動かないわ」
 運転席の美麗が電子キーをダッシュボードに放り投げる。
 そのとき、車は勝手に発進した。
「やばい!」
「遠隔操作だ」
 梨々花は後部座席で妙に心が落ち着いていた。ああ、きっと今頃、美麗たちに車を奪われた話が連中の上の方に伝わって、こういう対応が取られたんだろうな、とぼんやり考える。ああいう機械を駆使する連中なのだ。間抜けではないはずだ。自分たちのフィールドに同じ機体が突っ込んで来て反撃してくれば、なにが起きたかわかる。そして手を打ったのだ。
 長谷部も美麗も、もう死んだも同然だ。
 梨々花自身、眠いような死にたいような気分だった。もう終わりにしたい。どうでもいい。自分の目の前で粉砕された紀美子のことを想像したくもない。あんな死に方は嫌だ。ではどんな死に方がいいのか。美麗に言われるまでもなく、すでに他人に体も心もすべてを売り渡した奴隷なのだ。文句は言えないのだが……。
「ちくしょう」
「なにすんだ!」
 妙に元気のいい2人がドアや窓ガラスを叩いたり蹴ったりしているのを、梨々花はただ眺めているだけだった。バカみたい。そんなことしたってムダじゃない。拘束されるって、そういうことなんだよ。
 広い空き地から道路へ向かうと、そこには、大型のトレーラーが横付けされていた。後部が開いて、スロープができている。周辺に2台の同じようなヴィッツが止まっていて、おそらくそれが、遠隔操作しているのだろう。
 勝手にハンドルがクルクルと動き、とても上手なドライバーがムダなく操作しているかのように、3人を乗せたままトレーラーの荷台に入っていく。
「ああっ、もう!」
 美麗がくたびれて、叫ぶ。
 真っ暗になった。ヴィッツのダッシュボードも消えた。
「しょうがない。休もう」
 あれだけパニックになっていた長谷部が、ようやく自分を取り戻したようだ。
「休む? なに言ってるのよ。殺されるのよ!」
「だとしても、体を休めておくべきだ。暗くしてくれたし。シートは快適だし。いざというときに動けなかったら本当に死ぬよ」
 美麗は長谷部の不思議と説得力のある優しい口調に、黙り込んだ。
 2人は梨々花のことを忘れているようだった。放っておいてくれれば、それはそれでありがたい。
 梨々花も長谷部の言葉に従ってドローンの入った箱にもたれて目をつぶった。
 紀美子は最後は狂ってしまっていたから、きっと怖くも痛くもなかっただろう、と自分を納得させていた。
 だが、飛来するドローンの三百六十度からの放火を浴びて、指が、腕が、腰が、腹が、肩が、目が、耳が、顎が、粉砕されていった一瞬を、彼女はどう感じたのだろうか……。
「ふふふふ」と梨々花は目をつぶりながら笑った。
「なにがおかしいのよ」
 気が立っている美麗がすかさず声をあげる。
「あ、すみません」
「なにがおかしいのかって聞いてるのよ」
「ああ。紀美子さん。弾で体をバラバラにされて亡くなったんです」
「見てたわ」
「旦那さんは死んだあとに腕を切り取られて。奥さんは体を粉々にされて、足だけ残ったんです。私が思わず掴んでいたから……」
「ぜんぜん、おもしろくないわ」
「そうですけど。ふふふ」
「やめなさいよ、気持ち悪い笑い方して」
「すみません」
 怒っているのか怯えているのか、暗いのでわからないが、美麗の反応がおかしく感じられ、とうとう梨々花は「はははは」と声を出してしまった。
「やめろって!」
「ああ、おかしい。止まらないです。おかしくて……」
 ヒーヒーと呼吸が困難になるほど梨々花は笑った。こんなに笑ったことは、生まれてはじめてかもしれない。
「あんたまでぶっ壊れたの?」
 そう、壊れたんだ、私……。いえ、生まれたときから壊れたまま。誰も直してくれなかったんだ……。
 梨々花はそう思うと、ようやく気持ちが落ち着いてきた。
「まともな気持ちでいられるわけがないよな」
 長谷部がポツリと言う。
「これから殺されるんだから」
 そこで3人、ほぼ同時に意識を失った。


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★『隷徒1 聖香の章』★
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シリーズ1作目。荒縄学園に転校してきた聖香。その性癖を暴かれ、退学が嫌なら隷徒として卒業を目指せと命じられる。だが隷徒は全裸で教員や生徒たちのあらゆる要望に応えなければならない……。表紙とイラスト1点・月工仮面。



★『隷徒2 姉妹の章』★
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シリーズ2作目。隷徒・聖香の恥ずかしい姿を目撃してしまった姉の翔子も引きずり込まれ、本性を暴かれて特別隷徒にされていく。捌け口として肉体をいじめ抜かれる姉妹。表紙とイラスト1点・月工仮面。


★『隷徒3 母娘の章』★
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。シリーズ3作目。隷徒となった姉妹。その母の過去が明らかになり、母娘は暴虐の渦に突き落とされる。表紙とイラスト1点・月工仮面。


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拷問エンドレス 花咲いあん
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メロー・マッドネス 39 生き残ったのは奇跡だよ

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 梨々花は車の下に這いずり込んだ。冷たいコンクリートの地面。オイルやガソリンが滴っている。タイヤは潰れている。車の装甲が、下側にも丈夫に出来ていることを祈る。顔を伏せて、手にしたコートかなにかにすっぽりとくるまる。
 雷鳴はしばらく続いたが、ふと気づくと音は遠ざかっているような気がした。
 顔を上げてみた。
「あっ」
 目の前にコンクリートに着地したドローンがいた。そのカメラとにらみ合ってしまう。
 もうダメだ。
 梨々花は転がって車の下から出ると、走ろうと立ち上がった。
「どこへ行くんだ!」
 怒鳴る声。
 人がいた。
 なんだかホッとしてしまう。どうせなら人に殺された方がいい。
「生きてたんだな」
 それは長谷部だった。
 梨々花は助かったと思いつつ、少し残念な気がした。
 長谷部か……。
「ここで、なにを?」
「ゴミを捨てに来た……わけじゃない」
 見回すと、ゴミによって埋め立てをしている区画が見えた。そこは高い塀でかこまれ、ゴミを運ぶトラックが列をなしている。
 広い空き地だった。その一角が、コンクリートで舗装されていた。なにかの会場になるのか。駐車場か。梨々花たちの車はそこでゴミになっていた。
 シルバーの小型車が見えた。
「あああ!」
 長谷部のすぐ後ろにドローンがいた。梨々花は逃げることもできず、隠れることもできず、立ちすくんだ。
「うん? ああ、これか」
 長谷部は平然としている。やっぱり彼がドローンの黒幕だったのか。そんなことはないと思っていたのに……。そして、全員を殺した。二村も藤崎も、立松紀美子も。
 ドローンはゆっくりと白っぽく輝く小型車に向かい、その後部から車内に消えた。車は音もなく動き出し、ハンドルを大きく切って梨々花たちのところへやってきた。
 降りてきたのは美麗だった。
「どういうこと、ですか?」
「話はあとだ。で、藤崎は?」
 梨々花は黙ってボロボロのバンを見た。
「あそこにはいない」
「えっ?」
「ぼくたちが来たとき、もうほとんど終わっていた。君が生き残ったのは奇跡だよ」
 そんなもの、ろくな奇跡じゃない、と梨々花は思う。藤崎を好きだと思ったことはないが、自分たちを置いて逃げる男だとも思えない。それぐらいの信頼はあった。
「主人のいなくなった奴隷は、どうするのかしら?」
 美麗は微笑むものの、言葉は意地悪だった。
 黒田から藤崎に売られたとはいえ、心はまだ黒田にあった。藤崎を主人と認める気持ちは、いまもない。
「可哀想に、帰るところもないのね? 野良犬みたいに?」
「どうする? ここでサヨナラしようか?」
 捨てられる……。
「向こうに逃げれば、誰かが助けてくれるかもしれないわよ。優しいトラックドライバーとかに」
 なにもないのだ、自分には。
「わああああああ!」
 梨々花はしゃがみ込み、泣きだした。
 これまでずっと溜めこんでいたなにかが、いっきに涙となってあふれ、そんな自分の現状を思って頭の機能も完全に停止した。なにも考えられない。なにもできない。
 ふと、目を開けたら彼らがもういないのではないかと不安になって、顔を覆っていた手をどけた。
「ほら」
 美麗はそこにいた。梨々花の前に薄汚れた革の首輪を投げ落とす。
「奴隷なら奴隷らしくすれば? あんたの価値はそれしかないでしょ?」
「ふううう」
 またこみ上げてくる悲しみをこらえながら、梨々花はそれを首に巻き付けた。大型犬用のものらしい。人間用のいわばプレイのための首輪は、首に痕が残りにくいように丁寧に裏側を仕上げている。だが、犬用はそんな配慮はない。犬は、特に大型犬はしっかりと濃い体毛があるので首輪をきつく締めても皮膚を痛めることはないのだ。
 人間は弱い。
「あんたは、捨てられた奴隷。拾ってあげるわ」
 美麗は首輪にリードをしっかりと取り付けた。
「来な!」
 グイっと引っ張られ、梨々花は黒田の厳しい調教を思い出し、一瞬で四つん這いになった。いつでも、どこでも、恥ずかしさをかなぐり捨てて主人の命令に従うこと……。
 近づくと白っぽく見えた車は、むしろやや青みがかっても見えた。光の反射でグレイにもシルバーにも薄い青にも見える。


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★共用淫虐妻・千春★

DLSiteのみで販売しています。小説『十二階』一部、二部を改題・改稿した作品です。
十二階に住む達也に頼まれ、千春の調教を引き受ける。彼女の奥底にある危ういまでの被虐性を知り、厳しい調教を行う。さらに達也の提案でマンション全体の「共用」として千春を住人に貸し出す。特殊なペットとして改造にも踏み出す。語り手の調教役を男性にし、一部の表現を変更。ストーリーは小説『十二階』一部、二部と同じです。



★小説『十二階』第一部★
十二階第一部
DMM.R18でのみ販売中。とあるマンションで人妻を徹底調教する。千春は夫の決断で同じマンションに住む敏恵に調教を委託することになった。激しくも甘美な調教で、昼夜を問わず若妻は被虐にどっぷりと染まる。



★小説『十二階』第二部★
十二階第一部

DMM.R18でのみ販売中。調教はマンションぐるみとなり、千春には衣服もプライバシーもなくなってしまう。住人に貸し出される人妻は、さらに苛烈な運命が待っていた。



エピキュリアン1


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愛玩牝犬継承 喪色の前門肛門嬲り 瀬戸すみれ
愛玩牝犬継承 喪色の前門肛門嬲り 瀬戸すみれ


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被虐の家 4 両親が大切にしていた店なんです

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「おいしいわ。この街に、こんないい店があるなんて知らなかった」
 突然現れた河田と淵野による修羅場から一時間ほど経っていた。
 喫茶MONKの表にある札は、「準備中」のままだ。
 テーブル席に桃江、その横に春川が座っている。隣のテーブルに、男2人に挟まれるように修造が座らされていた。額や頬が腫れ、唇に血が滲んでいる。服はよれよれだ。
「おれは河田。あいつは淵野。これからもよろしく」
 気絶するほど修造を暴行したあげく、桃江と千里に彼らは名乗った。そして春川という女性がやっている町の金融業を頼ることを提案してきたのだ。
 選択の余地はなかった。
 待ちかねたように春川がやってくると、桃江は自分と同じぐらいの若さであることに驚いた。
「ごめんなさいね。せっかく呼んでいただいたけど、私、女性にしか用立てしないの」
 春川は、斜めに修造を見ながらそう言うのだった。
「自分でなんとかするしかないでしょうね」
 冷たい口調だ。
「そこを、なんとか」と桃江。
「桃江さん、でしたっけ。よく聞いて。いますぐそのクズと分かれなさい。そうすればあなたは自由。借金はあの男がこしらえたものでしょ? あなたには関係がないわ」
「私たち、夫婦なんです」
 桃江は毅然としていた。
「バカね。夫婦なんだから、ゼロから一緒にやっていけるんじゃない? この店の権利書をあんたのバカ亭主が借金の抵当に入れたのよ。普通にここを売れば、確かにギャンブルで作ったくだらない借金を払ってもお釣りがきたでしょう。だけど、そこのアホ野郎が担保にしちゃったのよ。担保ってわかる? 借金が払えなかったときは担保で充当することになるのよ。つまり、本当は三千万円ぐらいで売れたはずのこの店を、たった一千万ちょっと借金の形にしちゃったわけよ。その権利はすでに善意の第三者に渡っている。一千万返せば済むってわけじゃないの」
「この店は、私の両親が大切にしていた店なんです」
 桃江は泣きだしてしまう。そんな姉を見た千里もボロボロと涙を落とす。
「あら、そう。それはお気の毒。だけど、あんたの大事な旦那さんは、あなたに黙ってギャンブルに夢中になった。あなたは裏切られたのよ。警察に突き出しなさい」
「彼はそんな人じゃありません」
「ムリだわ。私は力になれない」
「私に貸していただけませんか?」
 桃江の目は真剣だった。
「女にしか貸さないのなら、私に貸していただけませんか」
 おお、それはいいな、と呟く河田。
「なにがいいものですか」と春川。「そんなことをすれば不幸になる人が増えるだけよ」
 そして桃江に諭す。「いい? あなたはいま2つのことを一度にやろうとしてるのよ。こいつらに一千万の借金を返す。そして三千万で売れるかもしれない店の権利書を買い戻す。都合四千万も必要になるのよ」
 そのカラクリは、あまりにも非情だった。
「そんな……」
 桃江と千里は絶望する。
「おれらの借金は、正確には一千二百四十七万円。いまも利息がついていますから、遅れればそれだけ増えますがね。担保で充当したことにすれば、それでぜんぜん、問題ないわけで。返すって言うから話がこじれている」
 河田はそう言うのだが、その理屈はどこか怪しい。桃江と千里も薄々、彼らが共謀しているのではないか、ウソをついているのではないかと感じているのだが、反論できない。
「どうしても、ムリですか?」
「もう一度言うわ。借金はあの頭の悪いあんたの亭主、立羽修造が作ったものよ。そして彼がこの権利書を使って担保に入れて借り入れた。生命保険に入ってれば死ねばなんとかなったかもしれないのに、それも入っていない。バカよね、彼。死ねばいいのよ。せめて桃江さんたちに迷惑をかけることはなかったし、店を取られることもなかったのに」
「そんな……」
 口は悪いが春川は正論を吐いていた。借金は、つくった者の責任だ。家族は関係ない。


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★縄味1★


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若き人妻は「なわみ」というハンドルネームで緊縛写真をネットで見るようになり、写真展に立ち寄ります。そこでカメラマンにモデルに誘われる。顔出しNGで緊縛モデルのテスト撮影をしたところ、唯一顔の写っていた写真がネットに流出。義兄の目に止まってしまう。



★縄味2★


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「縄奴隷なわみ」として義兄に脅され恥辱にまみれたデビューを強要される。野外での撮影会で人妻奴隷の限界を超えてしまい、残酷なショーに出演することに。哀しくも完全奴隷化されていく。



エピキュリアン1


今日のSMシーン
年齢を感じさせない美貌の奥様は、とてもエゲツない性癖をお持ちの猥褻マダムだった。 安野由美
年齢を感じさせない美貌の奥様は、とてもエゲツない性癖をお持ちの猥褻マダムだった。 安野由美


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被虐の家 3 いたいけな割れ目を

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 男たちはイスとテーブルをどかしていく。その間も、股間を晒した肉奴隷桃江と千絵は、黙って立っているしかない。
 いいと言うまで、下半身を突き出したままだ。
 逆らえば彼らは手加減をしない。そのことは最初の日に、修造が受けた暴力ではっきりとわかっていた。
「ちょっと暇だからさ。おまえたちがどうしているか見に来てやったんだ」
「そうだぞ。いつもケツの穴まできれいにしてるか?」
 もう、かつての幸せな日々は戻って来ない……。
 河田と淵野は、いつでも彼らの気が向いたときに、こうして姉妹を嬲りにやってくるのだ。
「お、お店の準備が……」
 なんとか冷静になろうと桃江は必死だ。
「そうだな、おまえたちが店をやりたい気持ちはよくわかるよ。まじめにやるって大事だよ」
 河田は物わかりのいい男のフリもできる。
「だがな、借金をきれいに返せるまでは、おれたちの楽しみは、この金利分だけなんだよ。どうしても、ここが、今日欲しいって騒ぐんだよ、ここが」
 河田は自分の股間を握り締める。
「ハハハ。しょうがねえよな。こんなキレイでエロいペットを好きにしていいんだってわけだから、おれたちさ、妄想が止まらなくって、困っちゃうんだよなあ」
 淵野は紙袋から道具を取り出してテーブルに並べていく。
「ひっ」
 千絵は一瞬顔を赤らめ、やがて青ざめる。
 ピンクや白のバイブレーター。青い小さなローター。ローション。そしてオレンジ色のエネマシリンジ。ほかにも彼女たちには使い方もわからないような道具が並ぶ。
 ただ、それが使われれるのは自分たちの肉体であることだけはわかっている。
「今日はさ、天気もいいから写真も撮らせてもらうから」と河田が彼らに似合わない最新型のスマホを見せる。
「えっ」
「店の宣伝になるぜ」
「そんな……」
「早く借金返さないと、おれたち、いつまでも、おまえらから利息を貰い続けることになるんだけどね」
 あまりにも不当な話だった。だが、そうしなければ店を取られてしまうのだ。この店だけは守りたい。それが桃江と千絵の判断を誤らせたのだった。
「ここに立て」
 広がったスペース。イスだけを8脚、扇形に並べている。
 姉妹をその中心に立たせる。
「ちゃんと、お手入れしていたか?」
 河田は桃江の太ももに手をあてた。
「はあっ」
 身を縮める。
「じっとしてるんだぞ」
「はい」
 慣れることなど一生、ないだろう。河田のざらつく分厚い手、太い指。潰れたようになっている爪は、ヤニで黄ばんでいる。その指が傲慢にもゆっくりと桃江の中心に向かって這う。
「ひぃぃぃ!」
 甲高い悲鳴を上げる千絵。その股間に向かってしゃがみ込んだ淵野は、いままさに、両手の人差し指でいたいけな割れ目を開こうとしていた。
「大げさな声を出すなよ。知らない仲じゃないんだしさ」
 知りたい仲ではない。強引に知ることになっただけだ。
「やわらかいな。ぷにゅぷにゅしてる」と河田が言えば、「ぴっちり閉じちゃってるけど、本当は欲しいくせに」と淵野。
 他人に見せることのない恥ずかしい部分。まして開店前の店内で見せることなどあり得ないその部分を開かれていく。

「事情はわかりました」
 春川華純は、メンソールのタバコを横にくわえながら、千里の出したアイスカフェオレを飲む。


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★お嬢様はドM 第一部★
お嬢様1

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少しドジなお嬢様・丸木戸恵梨香(20歳)がマゾの衝動にかられてじわじわと屈辱的な「ドMのゴキ」となっていきます。ブログ公開版に未発表の2エピソード追加。



★お嬢様はドM 第二部★
お嬢様1

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お嬢様として育てられた恵梨香は、M性に目覚め執事の息子の遠隔調教を受けることに。執事夫妻、代理として屋敷に入り込んだ男、巨根の運転手、そして調教のプロたちから日夜、心身の限界まで責められていく。さらに大学の友人たち、婿候補の子息たちにも……。 未公表部分追加。


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制服美少女スレイブ倶楽部 2 被虐マゾ快楽の芽ばえ
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お尻をオモチャにしてください58 S字結腸というところがあって

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「うううう!」
「終了! 手を止めて!」
 ナオミはペットボトルの底をなんとかお尻の中にハメ込んだようですが、ボトルをちゃんと飲み込んだとは言えず、審判員たちが協議した結果、完全成功とは認められませんでした。点はくれるようですが。
 つまり、完全成功は3人のみ。
 ここで、残りの挑戦をしてもとうてい勝てないと判断したらしく、ほかの3人は全員がリタイアをしてしまいました。
「決勝にふさわしいハイレベルな競技を期待したいですね!」とマムの会の人たちは、残った3人を激励します。
 ですが、わたしも含めて、お尻の状態はもはや危険な水域に入っています。24時間あけたとはいえ、規定競技をこなして間もないです。それに、ドーピングのチェックもあるので、痛み止めを服用できません。風邪薬もダメ。膝とか腿にバンテリンを塗るのもダメなんです。
 確かに、もし強力な痛み止めを飲むなどすれば、お尻が裂けてでも、激しいことはできてしまうかもしれないのですから。このあたりはしっかり管理をした上での競技になっています。
 決勝戦が早くも3人に絞られてしまったので、ギャラリーもがっかりしているかと思っていたら、炎冠の人たちの差し金でしょうか。過激なルックスのギャラリーたちが賑わっていました。彼らは金属の鋲が打たれた革ジャンなどを着て、尖った金属が突き出た首輪などをしているヤバイ感じのオヤジたちだったりします。なんだかハードな連中です。
 こういう人たちにお尻を輪姦されたりしたら、腫れ上がったり裂けたりして使い物にならなくなってしまうんじゃないか、と思うほどです。
 きっと炎冠の連中は、マリカを応援するというより、わたしを脅しにこういう人たちを呼んでいるんじゃないでしょうか。
 事実上、マムの会の正統派はわたししか残っていないのです。ナオミさんはギリギリのところで正統派のようですが、炎冠とも仲はよさそう。マリカは完全に炎冠のトップです。
「では、次はわたしね!」
 ナオミさんは、ペットボトルでわたしに騙されたことが悔しいのか、睨み付けながら言うのです。
「これを何本、入れられるかしら?」
 ナオミさんが提示した挑戦は、50センチはありそうな長いディルド。両端が男性器っぽくなっていますが、色は青や赤やピンク、肌色などさまざま。スジの模様が入っています。
「3分間で入れられるだけ入れるの」
 とても難しい競技です。遊びでやるならともかく、競技となると危険です。それにペットボトルと同じような駆け引きもありそうです。
 といっても、普通に考えれば2本が限界ではないでしょうか。肛門の付近だけなら3本か4本か、マリカなら5本ぐらい入れられそうですけど、腸の奥まではとても難しい気がします。
 いわゆるS字結腸というところがあって、わたしもそこにはとても苦しめられました。光輝はいろいろなことをわたしにして、このS字部分をまっすぐなるように訓練していったのです。
 大腸の内視鏡健診は、フレキシブルな内視鏡が開発されてから実用的になったそうです。それまではS字結腸をなんとか直線にしてカメラを入れるという、強引なやり方で、それだけ苦痛も大きくて手軽にはできなかったと言われています。
 つまり、お医者さんたちも、S字結腸をまっすぐさせるよりは、カメラの方を自在に曲げたほうがいい、と判断したわけですから、これは誰にでもできることではないのですし、大きな犠牲を払ってわたしたちのように、それを乗り越えた人だけが可能な世界なのです。
 まして重度の便秘の人などは、この結腸部分はS字どころか、とんでもなく複雑に曲がってしまっていることもあるらしいので、とても固くて太いものを奥まで入れることはできません。
 腸を破らないように伸ばし、最初は柔らかなアナルビーズなどを通して慣らしたり、バルーンで膨らませたり、水をたっぷり入れてからやったりと、さまざまなことを毎日のようにしているうちに、抜けられるようになるみたいです。わたしは、それがいつ抜けたのかは記憶にありません。毎日のように光輝に恥ずかしいお尻責めを受けているうちに、固いものでもS字結腸を貫いて受け入れられるようになっていたのです。
 ファイナリストの3人はみなそれができるのです。


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★小説『堕ちる』特別編★
堕ちる1

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OLが自虐の果てに見たものとは? ブログ連載を加筆修正の上、未公開の原稿を追加しました。主人公は壮絶な自虐癖から拷問ののちに人間ですらなくなっていく……。



★小説『堕ちる』Part2 シークレット・バージョン★
堕ちる2

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OLが拷問地獄に堕ちる『堕ちる』の別バージョン(「小説『堕ちる』特別編」の続編ではありません)。初出時にあまりの描写に小説掲示板から削除されてしまった部分などを復活。お読みになる前に「体験版」などにある「ご注意」をご確認ください。


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電気拷問収容所
電気拷問収容所


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あんぷらぐど

Author:あんぷらぐど
 アクセスいただきありがとうございます。このブログは18歳未満はお読みいだけないアダルトサイトです。
 表現上、お食事時にはふさわしくないときもありますので、お気をつけください。
 なお本ブログに掲載している作品の著作権はあんぷらぐどに、出版権は電子も含めて荒縄工房にあります。無断転載・印刷・流用はできませんのでご注意ください。

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※2017年11月13日からは下記の予定となっています。

火曜日・水曜日
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木曜日・金曜日
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土曜日・日曜日
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1970年代からのSM小説を読み、書き。「仲ゆうじ」などのペンネームで「SMセレクト」などに小説を書かせていただいておりました。
未発表作、新作などを随時、お読みいただきたいと思っています。

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