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荒縄工房短編集 8 希望の種(その2)

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 大して大きくはないことぐらい、ロッカーやスーパー銭湯でわかってる。ただ、思ったよりも皮がしっかり剥けていて、いつもより雄々しくなっている。
「こっちに来て。もっと。もっと」
 バックオーライ。駐車場で誘導されているような感じで、ぼくは徐々に貴子に接近していく。
「こんなのイヤだよ」とつぶやいてみる。ラブホとかふかふかのベッドがあって、シャワーを浴びて、という妄想手順がすべて否定されている。
 だけど、ぼくはもう限界で、彼女に早く入れたい。入れずに漏らすのはかっこ悪すぎる。すでにそのニオイがしている気もする。
「ああああ」
 ぼくは突進する。といってもわずか二歩。
 彼女はぼくのものを掴んだ。微笑んでいる。
 そのまま、腰の位置を調整してちゃんと当たるようにする。
「来て」
 彼女はぼくを握っていたびしょ濡れの手を腰に回して、引き寄せる。
「ううううう」と声を上げ、やがて「あーん」とのけぞり、それが入ったことを知らせた。
 童貞卒業。
 これが貴子と五年前に約束したことだった。彼女は先に大人になっていく。
「翔ちゃんの童貞、私にくれる?」
 卒業し都会へ出る彼女が、ぼくに抱きついて耳元で囁いた。
 一瞬のことだったけど「もちろん!」と答えていた。
 周りにたくさんの人がいた。貴子はすぐ離れて、「じゃあ、約束ね」と指切りをした。
 まさか童貞喪失の約束をしたとは誰も思わなかっただろう。微笑ましい、弟分とのなにかの約束。遊園地にでも行こうというのだろうか。なにか買ってあげるとでもいうのではないか。そんな風に思われたはずだ。
 貴子はあれから夢に見たバイトをしながらの専門学校卒業を諦め、水商売に行き、男に騙されたかなにかして戻ってきて、この町で静かに生きていた。
 そして、約束を思い出したのだ。
「うん、うん、うん」
 不自然な姿勢なのに、しっとりとした肉体をぼくに向けている貴子。立ったまま彼女の中に燃えそうな肉棒を強引に突き入れているぼく。
「ああっ、すげえええええ」
 ドクドクとぼくは全身で脈打ち、生きている実感がこみあげてきて、生まれてきた理由をはじめて知り、親には言えないはじめての体験をやらかしていた。
 力を失った下半身。ダラッと彼女の中からこぼれ落ち、たくさんの精液も流れ出た。
 ちゃんとセックスできたのだろうか。
 快感で体が膨張したような気持ちのまま、妙なことを考えていた。これで本当に童貞卒業なのか。きっちりセックスしたのか。彼女の誘導で正しい穴に入れた。ただもしかしたら、興奮しちゃっていたので、きちんと入らないうちに終って……。
「すごじゃん、翔ちゃん。気持ちよかった!」
 貴子は机の上でお尻を中心にくるりとまわって、ぼくのそこを両手で持ち上げ、パクッと口に含んだ。
「あああううう」
 ジュバジュバといやらしい音が響く。
 これがフェラだ。フェラチオだ。貴子が口に入れて、舐めて、吸った。
「うふふふ」
 あっという間にまた熱が戻ってくる。
 貴子は笑いながら、吐き出す。
「こーんなに大きくなっちゃった!」
 元に戻っているぼく。だけど、さっきの余韻もあるので、いますぐ爆発する感じではない。
「だから童貞って好き」
「もう童貞じゃないよ」
「そうだった。いま卒業。おめ!」
 おめ、と言われても。おめでとうの略。
「じゃ、卒業一発目もやってみる?」
「は、はい」
「今度は、こっちでして欲しいなあ」
 貴子はまた机の上でくるりと回って、お尻を向けた。自分で尻を左右に広げていき、指先で示す。彼女の指は思っていた以上にきれいで、爪には余計な装飾はなく、艶々していた。その先端が、ギュッとすぼまったお尻の穴を示す。
「これ、つけて」
 いつの間にか、彼女がバシッと机の上にコンドームを置いた。
「アナルでしたあと、そのまま膣に入れないでね。それだけはお願い」
 そういえば、さっきは中出ししちゃったんだけど。そっちはいいのか。
「ピル飲んでるからさ」とこっちの気持ちを察したような言葉。
「ね、つけて、してみて。お尻、犯して!」
 尻を振る貴子。
 童貞卒業儀式からあまりにも事態が変わってしまった。貴子も、最初思っていたような人じゃない気がしてきた。
 だけど好奇心と興奮と性欲は止まらない。アナルセックスなんて必ずできるとは限らないんだから、やっておくべき。
 ぼくは鼻息荒くゴムを装着。すると、貴子は自分のお尻の穴に指を入れてマッサージしている。
「はあ、大丈夫だから。入れて、翔ちゃんのオチンチン」
 人間とは夢中になっていると損得を忘れる。夢中になっている側は。
 だけど夢中にさせている側には、なにかしら損得の計算があるんじゃないか。ぼくは貴子のお尻の穴にねじ込んで、まったく違うその感触、締め付け、そして貴子の狂ったような声を感じながら、突然、気付いてしまった。
 約束したのは童貞のみ。アナルセックスまでぼくは望んでいないし、正直、いまこの瞬間まで自分がそんなことをするなんて、本気で想像したことはなかった。
 これは彼女の望みなのだ。彼女の欲望なのだ。ぼくの童貞だけじゃなく、アナルセックスを彼女は望んでいた。
 かなりやっていたが二回目ということもあって、簡単には終らない。
「最後は、おまんこに入れて。ゴムを取って」
 彼女の願い通り、アナルから抜く。そこがぽっかり開いているのを見た。赤く熟した肛門。こんなに広がるんだ。AVそのもの。
 ゴムを捨てて、再び彼女の性器に。
「あああ」
 なぜかあっけなく出してしまった。
「ふふふ」と貴子は笑う。「うれしい」
 また、しようね、と貴子。その言葉のとおり、それから三日置きぐらいにぼくたちは会って、した。
 場所は彼女の部屋、ラブホ、倉庫。ローテーションではないが、続けて同じ場所ではしない。やることは、まったく同じ。一発目は彼女の膣内。二発目はアナル経由。多い日は三発やったけど、アナル中出しはゼロ。肛門では必ず避妊具着用。



★M穴地獄―デッドライン―★
 

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自虐の虜となった女子校生が自分の肉体破壊に突き進んでいく。物語はデッドライン(引き返すことのできないところ)に向かって、エンディングと発端から交互に描かれる。結末はわかっているのに、読み進めるしかない破壊的な磁力を発する作品。



★玩具にしてください! 変態女子校生・菜津希★
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陸上部の女子・菜津希はそのことが頭から離れない。練習中に公園の隅に暮らす汚れた人たちを見たときから、肉体をその人たちに汚してほしいと願うようになる。それはやがて理解者であり脅迫者でもある人物を得て輪姦願望へとエスカレートしていく。鍛えた若き体を汚辱する快楽。

エピキュリアン1

今日のSMシーン



テーマ : 官能小説
ジャンル : アダルト

荒縄工房短編集 7 希望の種(その1)

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 あれはいつかの夏のこと。コロナウィルスが世界中に広がって学校も夏休みも家族もメチャクチャになってしまったあの頃。
 高校は「リモートでいいんじゃね?」とみんなゲームのチャットで言っていたけど、そんなことにはならず、少しはオンラインもやったけど、結局は朝、少し遅く通学してあとは通常の授業となって、部活は対外的活動を自粛しながら細々とやって、なんだかそもそもやる気がないぼくみたいなヤツにとっては、「もういいよ」という感じになるときが多発していて、なおかつ夏休みが削られるって、とんでもないよね。
 父親は在宅勤務で家にいる。これが、家の雰囲気をぶち壊しているのだけど、さらにマズイのは母がパートの仕事を失って暇。暇なのに父も家にいるので、「暇そうだな」と言われたくないからか、余計なことをする。手を出す、口を出す。
 弟と妹は、それでもまあ、楽しそう。
 思春期のぼくは、最悪。
 ここに居たくない。
「なんだ、翔ちゃん、暇なんだね」
 なんだかんだ夏休み。することもないので、理由を作って外に出るようにしていたんだけど、「きょうはどうしようかな」と思っていたところ、駅前でばったり三軒向こうに住んでいる貴子に出会った。
 貴子は二十歳になったんじゃないかな。年上だけど、年下が好き。ずっとここで生まれ育ってきたから、貴子との付き合いは長いのだけども、当然、父母たちは彼女のことをとても警戒している。
 水色のワンピースは、足元まで隠している。
「よからぬ連中」とか「夜遊び」とか「深夜に」とか「朝帰り」とか「警察のお世話」とか、まあ、そういったフレーズで不良少女(もう少女じゃないな)と認定されている。
「暇じゃないです」
「暇って顔に書いてあるよ」
 ケラケラと笑う。
 黒いマスクをしているけど、そのせいもあって、美しく見える。
 金髪にしていたこともあったけど、この近所のどこかで働いていたはずで、黒く戻していて、それを少し長く伸ばしはじめたあたりで、もしかすると貴子はマジメになったのかもしれないとぼくは思いつつも、いや、いまは貴子に関わってはいけない、ヤバイと自制してきた。
「ね、約束、覚えてる?」
 五年ぐらい前にした約束だけど、しっかり覚えている。
「暇だったら、しようか」
 いくらなんでも、いまかよ、と思う。
「翔ちゃん、皮、剥けてる?」
 いまの時刻は午前十時。気温三十二度。湿度六十パーセント。東南の風。熱中症警報。そして、なんといってもこの地域のコロナ陽性患者数がこのところまた増加中。
 先日は、駅前の昼カラで老人六人によるクラスターで二人死んでいる。歌って踊って天国へようこそ、だ。
 そんなときに、ぼくが貴子と濃厚接触などして陽性判定喰らったら、ただでさえおかしな空気の我が家はどうなる。
 いや、待てよ。
 陽性ってことは隔離だよね。自宅で隔離されたら、誰も近づかない。母もだ。それって最高じゃないか。こんな風に「居場所がない、どうしよう」とうろつく必要もない。
 家でゲームざんまい。エアコン効かせて、暇な母が「翔ちゃん、ここに飲み物と食べ物を置いておくね」とか恐る恐る声をかけ、「なにか欲しいものはある?」とか優しくしてくれるかもしれない。
 おまけに、約束を果たせる。
「どこがいいかな」と貴子はマスクで見えないが、おそらく下品に舌なめずりしているはずだ。
「貴子ね、本当は男の人に引っ張ってほしい派なんだよ」
 そんなの、知らねー。
「でもまあ、翔ちゃんのことは大好きだから、今日はあたしがなんでもしてあげるね」
 AV女優とかゴッドタンに出るグラビア系とかに言わせたいセリフを、貴子は椿鬼奴のような枯れた声で言う。
「あそこに行こうか。誰もいないよ」
 貴子が連れていってくれたのは、移転して閉鎖された食品倉庫。以前は食品卸会社と併設していて、大型トラックやフォークリフトが行き交っていたけど、食品卸会社はどこかに吸収合併でマンションに建て替え中。隣りの倉庫はしばらく使っていたけど、コロナになってからは完全閉鎖で、こっちも住宅になるというウワサ。
 歩いて雑草の生えた倉庫の周辺へ。
「こっち」
 貴子は知っているらしく、封鎖されているように見えて、実は錆びたトタンが立て掛けてあるだけの隙間から敷地内へ。
 いけないことをするんだ、ぼくは。暇だから。
 道路側の窓は板で塞がれていたけど、反対側の窓は板が剥がされて、ガラスが割られて光りと風が入ってくる。
 ホコリっぽいものの、思ったよりは涼しくてきれいに見えた。
「こっち」
 くるくると踊るように体を回転させ、ワンピースの裾を自分で短く持ち上げて足を見せながら、貴子は事務所へ。ドアは開いたままの、狭い事務所。スチールの机と灰色のキャスター付きのイスが数脚。部屋の隅に押し込まれている。
「手伝って」
 積み上げられた机を二人でおろして、壁に押しつけて並べる。
 パンパンと手を叩き「できた」と貴子。
「ここで?」
「そうよ」と机の上を平手で叩く。「固い。布団もクッションもないわ。こんなところでやるなんて、異常でしょ」
 二人の息が荒い。エッチなニオイが漂っている。ぼくは異常なのも好き。
 貴子はいっきにワンピースを引き抜いた。
 薄いブルーのブラ。思った以上に美しくボリュームがある。
 貴子は机の上に腰掛けて足を左右に開く。
 なんだ!
 びっくりした。安心してください、履いてますよ、か。履いているといっても、いわゆる玉パン。ネックレスのような白い球体がかろうじて溝を隠しているだけ。
「見て」
 貴子は机の上でM字。
「夏だから、全部、処理しちゃった」
 ツルツルの陰部。
 貴子はするっと自分のお尻から太ももを撫でるような仕草をして玉パンも脱いでしまう。
 そして指先で溝を左右に。
「こういうの、好きでしょ」
 エロ漫画で見るような光景。それがまぎれもなくリアルなのは、彼女の肌の匂いとこのホコリっぽい倉庫の空気が混ざっていること。加えて、ぼくはズボンがきつくて、だけど身じろぎもできず固まっていた。
「こんなところに穴があるなんて、わからないでしょ。ここが膣」と人差し指を舐めて、自分で中へ入れて見せる。
「こっちはお尻の穴。アナル。間違えないでね。あたしはこっちも好きだけど」
 だめだ、もう漏れそう……。
「翔ちゃんの、見たいなあ」
 貴子のそこは濡れている。唾をつけた指でいじっているから濡れているんじゃない。じゅくじゅくと湧き出している。欲望が湧き出している。
 慌ててズボンを脱ぎ、少し解放され、トランクスも脱いで完全に解放された。
「すごいじゃん!」



★『先輩はマゾビッチ』★
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アイドルのようにかわいい佐波幸菜をマゾビッチにしていく「ぼく」。サークルの仲間たちとザーメン漬けにして妹の美少女菜々子を呼び出して、調教はいよいよ本格化。さらにミスサークルに出場させることになり……。


★『自虐姉』★
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姉のミサは自虐癖が強く、恥ずかしいことや痛いことが大好き。心配しながらもそんなミサを欲望のままに使い倒す弟。念願の2人暮らしはやり放題の危ない日々に。やがてアパートの住人たちを巻き込んでいきます。


エピキュリアン1

今日のSMシーン
縄レーベルコレクション 真性M牝獣たちの咆哮

松下ゆうか(愛乃彩音、藤咲ゆうか)

1,980円~







テーマ : 官能小説
ジャンル : アダルト

令和弐年官能浴日記 8月 赤の同盟

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映画『音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!』
 プライム。三木聡監督。阿部サダヲ、吉岡里帆。やっちまったな、という感じのコメディ。評判の悪い映画だが、笑えるじゃん。「時効警察」とか「トリック」の感じ。意味不明のパッション。


映画『奴隷市』
 Netflix。愛染恭子監督。団鬼録に捧ぐ。「マニアの心をつかむツボを心得てらっしゃる。やっぱりサディストだ」というセリフ。「本物のSM」といったセリフも、ちょっと恥ずかしい。麻美ゆまはまずまずの雰囲気。

映画『告白』
 Netflix。中島哲也監督。評判のいい邦画。映像、演技、構成ともにみごと。湊かなえ原作。「これが本当の地獄です。ここからあなたの更正がはじまるのです」。暗くなって「なーんてね」の声。

映画『ビジランテ』
 Netflix。入江悠監督・脚本(オリジナル)。埼玉県深谷市を舞台に大森南朋、鈴木浩介、桐谷健太が三兄弟を演じる。ノワールっぽいのだが静かに流れていく。なんの救いもないけども、なんとなくマーティン・スコセッシの雰囲気がある。


 BSフジで『新座頭市 14話』を偶然見たら、きれいな人が出ている! 吉永小百合だ。大きな毛氈のようなものを被せられた市の立ち回りを上から俯瞰で見せる、というアイデアがすごい。勝新太郎は天才だねえ。


 大阪府ではポビドンヨードでうがいすることでコロナウィルスを殺せるという実験結果を発表。イソジンなどがバカ売れ。

映画『ちょっとかわいいアイアンメイデン』
 Netflix。吉田浩太監督。深見真の四コマ漫画が原作で映画化とうのがムリのあるところかもしれないけど。気楽でいい。拷問と女の子しか出てこないのでとても楽しい。恥ずかしいセリフを言わされている彼女たち、という見方でも楽しめる。終盤、失速。拷問アドバイザーは月花、縄師はミラ狂実。百合とSMと拷問。おいしいが惜しい。

映画『女の穴』
 Netflix。吉田浩太監督。ふみふみこの短編コミックを映画化。どうも元気のない映画だ。もっと勢いというか熱があってもいいのではないか。後半はまずまず。


世にも奇妙な物語 '20夏の特別編
「3つの願い」がよかった。伊藤英明。消えた妻。魔法のランプもの。「配信者」もサスペンスとしていい感じだった。

 J-WAVEにトランペッターのトクさんこと黒田卓也が登場。生演奏でハービー・ハンコックの「Tell Me A Bedtime Story」をやってくれる。新しいアルバムもSpotifyで聴いた。なかなかいいな。クールだよね。


映画『ホワイトリリー』
 Netflix。中田秀夫監督。百合の花の描写、インサートなど、昔の映画みたい。あえてやったのだろう。男にだらしなく欲望のままで、冷たい先生、というのはいいな。後半、ちゃんとしたドラマがある。ドラマはともかく、陶芸家テーマなら土と炎は外せないはずだが、どちらも出て来ない。泥の中でぐちゃぐちゃとか、窯の周辺とか。なにかムチャな場面が欲しかった。

稲川淳二の怪談ナイト 満員御霊 コレクション
 WOWOW。2012年から2018年までのライブから『血を吐くお面』は福富太郎の話だった。遠藤周作『快男児・怪男児』を読んだ記憶がある。『津軽平野』は、おもしろい話だが雪、冬の描写に厳しさがなく、津軽っぽさが足りなかったな。『蛍火』は有名な感動話だね。作り過ぎていないところがいい。


 ロシアではコロナワクチンを承認。問題ないというのだが……。医療関係者などから投与予定ながら、子供用は未承認。ロシアの担当大臣は「各国でも試みている方法で安全だ。情報は各国から求められれば提供する」と余裕を見せる。


 渡哲也が亡くなった。実際には10日に亡くなっていたという。つい先日、年内で石原軍団終了、お酒の松竹梅の宣伝のナレーションが最後の仕事ということも先月に言われて元気だった頃の渡と裕次郎を合成していたんだけど、その頃から予見されていたのかもしれない。

JOKE~2022パニック配信
 NHK。最小人数で表現できるドラマとして、宮藤官九郎が以前から企画していたものが、この時期だからこそ実現。生田斗真は「俺の話は長い」に似たキャラで巧み。CM中断もなく、テンションがしっかり保てるのもよかった。


 75年目の終戦記念日。黙祷。

ミュージックステーション」を見る。浴衣の東京事変。「赤の同盟」。他局のドラマのテーマなのにね。赤は同じ赤い血が流れている者同士、という意味だそうだ。しかし伊澤一葉の曲はエキセントリック。亀田ベースを聴きたくてヘッドホン着用。


 制限されていたツイッター、やっとコードを認識してくれた。ちゃんと聞き取りメモをとって間違いなく入力したのに、最初は跳ねられてしまった。もう一度入れるとやっと渋々認識してくれた。


世界SF作家会議

 つまらなさそうだ。コロナの前に作家は無力。驚くほど上滑りしていく議論。むしろいまこそ哲学とか純文学的なアプローチこそ、響く言葉を見つけられるのではないか。

 感染者数は大阪が東京より多くなった。そもそも先日辛抱さんのところで府知事が、大阪は東京よりも重症者が多い点を憂慮していたんだけど、原因はわからない感じ。

映画『女囚701号さそり』
 Netflix。伊藤俊也監督の初監督作品で力が入っている。1972年(昭和47年)。君が代と国旗で始まる。「東京流れ者」1966年(昭和41年)の鈴木清順監督の演出から発展させたに違いない。色気というよりはリアリズム。それでいて背後が暗転したり回り舞台みたいにアバンギャルドさも持ち合わせている。復讐シーンも「恨み節」に合わせてスタイリッシュに描く。警視庁の屋上で日の丸に投げられるナイフ。日の丸にはじまり日の丸に終る。

映画『残酷で異常』
 プライム。カナダの映画。エドガーという男。突然、知らない建物にワープ。どうしてここにいるのかわからないが、セラピーっぽい。テレビの中から人が語りかけてくる。タイムリープなのか。やり直せるのか。

東京03 第17回 単独公演「時間に解決させないで」
 WOWOW。「事故に遭った飯塚の病室へ駆けつけた豊本と角田の2人」はいろんなバリエーションがあるんだよね。コントはシリーズ化することで笑いを多層化できるよな。それにしてもすごかった。笑った。飯塚は同じセリフをただ繰り返すだけのツッコミがいいんだよね。喫茶店のマスターのアフリカへ行って心境が変った話は、コントというよりもドラマだね。

映画『来る』
 プライム。中島哲也監督。澤村伊智の小説「ぼぎわんが、来る」が原作。中島監督は、「渇き。」「告白」「嫌われ松子の一生」「下妻物語」を見たことがある。独特の毒がある映画って感じ。是枝監督が作りそうな作品をスプラッターホラーで味付けした(ケチャップをたくさんかけた)ということかもしれない。


落語研究会
『藪入り』柳家権太楼。人情もの。「孝行は二人で味わおう」がオチで一般的な藪入りとは違う。子供に謝るのは柳家権太楼ならでは。

 佐藤琢磨がインディ500で2勝目! 歴史的なドライバーとして殿堂入りするね、摂生、努力がスゴイよね。さらにチームとの契約や仲間作りでも長けていなくては優勝はムリだものね。


映画『スワロウテイル』
 Netflix。死体から出て来たカセットテープを再生すると「マイ・ウェイ」が流れる。長いな、この映画。世界に浸ることはできる。俳優はみながんばっている。それが美しい。創造性を刺激する貴重な作品。脳が活性化する、みたいな。最後はスッとまとめている。


 カウントダウンTVライブ!ライブ!。東京事変。「赤の同盟」。椎名林檎のインタビューで「お気に入りはピアノソロ。デンスが始まりそうな気配がありませんか? なにが起きるかわからない」と言う。デンスはダンス? スタッフが尋ねるが「デンス」と言い切る。なんだ、デンス。


映画『ギャングース』
 Netflix。入江悠監督。肥谷圭介のマンガ原作。主演の高杉真宙は、「私たちはどうかしている」で老舗菓子店の若手職人役をやっているね。日本映画は貧乏臭い風景を描くとうまいけど、その根底に諦めがある。「情けない」が発奮材料ではなく確認の言葉になりがち。頭脳は足りないけど行動力だけはある3人。後味は悪くない。

映画『ハード・コア』
 Netflix。山下敦弘監督。 狩撫麻礼といましろたかしによるコミック「ハード・コア 平成地獄ブラザーズ」を映画化。山田孝之主演・プロデュース。荒川良々、佐藤健。松たか子はのっけから登場するがメインストーリーとは関係がない。もう少しなんとかしてほしかったかな。


 昨日のFNS歌謡祭。森高千里が妙に椿鬼奴に似ていた。森山直太朗の「生きていることが辛いなら」で平手友梨奈が子供と踊る演出は見事。東京事変は1曲目「女の子は誰でも」。口笛と鉄琴付き。ジャズ感をさらに増す。軽く踊る。池田エライザと上白石萌音で彩香の曲をやったのもよかった。彩香と三浦大知のコラボをやると、その詩情性の豊かさ、奥行きの深さが圧倒する。アーティストってすごいよね。「赤の同盟」。着物姿。ゲタを履いたベースとギター。オシャレな団扇。少し振り付けは大きくなるが基本は動かない。バサッと終るのがいい。

 速報で、安倍首相が辞意の意向。療養が必要らしい。持病の潰瘍性大腸炎がやはり問題らしい。世界の潮目が大きく変るかもしれない。
 5時からの会見。コロナ対策を重症者対策に絞っていく方針転換。泣くのかと思ったが、もちろん泣かない。今日はプロンプターなしでやり切った。

 大坂なおみはBlack Lives Matterの意思表示としてボイコットすると言うが、大会主催者は1日延期をした。それに応じて彼女もその後の出場を決めた。こうしたコール&レスポンスは、とくにアメリカではコミュニケーションの中心となり、日本のように「世論」「世の中」の空気を読んで動くのではない。きっちり主張しないと反応が得られない社会では、自分のやれることをすることがとても大事になる。「みんな一緒」ではなく、「みんな違う。その上で一緒に」と考えるべきだろう。

 内海桂子が亡くなったそうだ。97歳。大往生だ。

映画『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり』
 WOWOW。タイトルが長い。子供時代(前作)を振り返りながら決着編ということなんだが、大人になった連中と子供と時代がうまくシンクロしなくて、「これ誰だっけ」な感じでいるうちにどんどん進む。スティーヴン・キングが店主で登場する。『遊星からの物体X』で登場した人頭蜘蛛が出て来るなど、笑っていいのか怖がっていいのか戸惑う場面も。後味が悪いのだが、冒頭から作家となった1人に、彼の作品のエンディングを誰も気に入っていない話があって、後味の悪さは最初から暗示されているんだよね。

 タモリ倶楽部。サンバカーニバルも中止になったので、お家でサンバ。久々にタモリもノリノリ。

 映画Black PantherのChadwick Bosemanが結腸癌で40代で亡くなった。

ドラマ『やくざの女』
 Netflix。緊張感のないホームドラマ風。案外、純情。濡れ場もあるけども大したことはない。主人公は吉沢明歩。脚本はそれほど悪くはない。絵も悪くない。ツッコミどころの多いドラマは大好物。

 もうすぐ9月。もっとよくなることを願って。
 9月といえばもちろんEarth, Wind & FireのSeptemberだろうけど、いろいろ探していたら、Pat Metheny, Lyle MaysのSeptember Fifteenthを見つけて、そうだそうだと聴き始めてしまう。
 チェット・ベイカーのSeptember Songもシブくてかっこいい。








── そのほかこういうものも見た ──
 ※今回は、おもしろいとき:そうでもないときの割合。
私たちはどうかしている 10:0
相葉マナブ 10:0
友近・礼二の妄想トレイン 10:0
有吉の壁 9:1
アンサング・シンデレラ 8:2
デカ盛りハンター 8:2
半沢直樹 8:2
モヤさま2 7:3
あちこちオードリー 7:3
全力脱力タイムズ 7:3
Netflix。破門(疫病神シリーズ) 7:3
ゴッドタン 6:4
アメトーーク 6:4
シンパイ賞!! 6:4
麒麟がくる 5:5
テレビ千鳥 5:5
中居大輔と夜な夜なラブ子さん 5:5
ロンハー 5:5
5時に夢中(木曜日のみ) 5:5
タモリ倶楽部 5:5
探偵ナイトスクープ 4:6
#ミレニアガール 4:6
ザ・ノンフィクション 4:6
マツコの知らない世界 3:7
有吉ゼミ 3:7
猫村さん 2:8 なのに見ちゃう!
── ── ── ──

あんぷらぐのDVD紹介記事
 エピキュリアンさんでDVDの紹介記事を書かせていただいております。

奴隷誓約書 今井夏帆

解膣 みひな 鵺神蓮(緊縛師)


被虐のマゾ女優 藍川美夏調教記録

湯けむり天獄~縄情の宿~12 天縄鈴鳴 編 山井すず

チャレンジ!タイマー電マ みおり・さくら・ゆりな

すべての記事リストは「荒縄工房 SM研究室」へ。


(協力:エピキュリアン 赤い鼻フック



★美魔女狩り 我妻千鶴子編1★
美魔女2-1
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「美魔女狩りシリーズ」2番目の標的は人気コメンテーターの母娘。大物政治家と結婚していた経験を持つ千鶴子は、娘の咲を人質に取られ、交渉のために秘密クラブへ。すべてが罠であるとも知らず必死に奴隷になりきろうとするが、過酷な排泄管理をされ、恥辱にまみれる。


★美魔女狩り 我妻千鶴子編2★
Bimajo22100100.jpg
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美貌と直言で人気のコメンテーター我妻千鶴子を奴隷にする……。藤木の野望は目の前で崩れそうになっていた。果たして逆転できるのか? 淫美な映画の撮影、千鶴子の策略、奴隷タレント契約……。我妻千鶴子編の完結です。


エピキュリアン1

今日のSMシーン



テーマ : 官能小説
ジャンル : アダルト

新版 共用淫虐妻・千春(期間限定Ver)  55 肌の香り

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 そんな声が聞こえてくる。総会に出た人たちが、出てない人たちと議論しているのだろう。
 賃貸で借りている住人たちも参加している。
 トイレのドアを細くあけて様子を見ると、千春は目を閉じて立っていた。じっとりと汗ばんでいる。
「今日はお集まりいただき、ありがとうございます」
 長谷川が挨拶をはじめた。まだ四時前だが、部屋はいっぱいになっていた。
「本日、長谷川千春は自らの体を、管理組合の共用物として寄付いたしまして、当人が了承しサインもしました。そのときの動画は、管理組合のサイトでご覧いただけるようになりますので、あとでご覧ください。今後、千春はみなさまの共用物として、お役に立つ所存です。ただ、それがあまりにも特殊なものですから、こうして説明会を開かせていただくことになりました。急なことでしたので、都合で参加できない人もいるとのことで、ご希望があればまた日を改めて開催いたします。納得いただけるまでご説明させていただきます」
 これからは毎日、二時間単位で住人に共用される身になる。そのとき、多少の傷ぐらいで休みを取ることなど許されない。千春はその現実をどう受け止めているのだろう。
「飲み物、食べ物もご用意させていただきました。ご自由にお楽しみください」
 長谷川の挨拶が終わった。
 パチパチと拍手。
 その後、大森が、総会で決まった共用物の利用について、もう一度説明した。また、共用物の予約方法、費用なども細かく説明していた。
「それではお待ちかね、みなさんに共用物である千春をご紹介しましょう」
 長谷川が宣言した。
 私はトイレのドアを開けた。
 千春は背筋を伸ばし、胸を突き出していた。
 顎だけで「行け」と合図した。
 あくまでも、千春が自主的にその場へと出て行かなければならない。それによって住人たちに、千春がそれを自ら望んでいるのだと印象付けなければならないのだ。
 ごくりと唾を飲み、千春は一歩、踏み出した。
 部屋は静まり返っていた。
 千春はすこし足をもつれさせながらも、私が手を貸すよりも早く自分で立ち直った。
 一歩、また一歩と前進した。
 私は部屋に先周りし、人々の中へ入っていった。
 たった一人で、足を運ぶ千春を見ておきたかった。
 処刑台に向かう罪人のように。
 ガクガクと崩れそうになる足に、なんとか力をこめて、千春は住人たちの中を歩いている。
 参加者は理事たちを含めて三十人を超えていた。
 暖房もいらないほど暑くなっており、窓の一部を開けている。
 しかしそこから入る寒風は、素肌の千春には冷たいに違いない。
 住人たちの目。千春を見る視線。それが鋭く刺さっている。
 猿ぐつわをしていない。目隠しもしていない。全裸、後ろ手に縛り、乳房の根本をグルグルと縛られてはいるが、逃げることはできる。
 冬の服装をした人々たちの間をただ一人、全裸で千春はゆっくりと歩き、ブルーシートの区画までやってきた。
 自分で用意して並べた道具類を見つめている。唇を噛んでいる。衝動のあまり、きつい道具を選んでしまったと後悔しているのだろうか。
 千春は長谷川の横に並ぼうとしたのだが、それは許されず、舞台の真ん中に一人、立つことになった。
 まるでブルーシートの部分には、千春以外は入れないかのように、人々はその外をぐるりと取り巻いていた。
 松田が用意した撮影用のライトが、二ヵ所から当たっていた。千春の裸体がくっきりと浮かび上がる。
 ライトで白さを強調された肌に、ぎっちりと食い込んだ縄が痛々しい。
「じゃあ、千春。これからのことを説明してくれないか」
 長谷川に促されて、「はい」と千春は返事をしたが、どうしていいのか、すぐにはわからないようだ。
 全員、彼女を見ている。
「私は千春と申します」
 そのあまりに小さな声に、住人たちから「聞こえない」と文句が出た。
「すみません」
 やっと千春の声が出てきた。
「本日より、この私の体を共用物としてみなさまにお使いいただくようにお願いしたところ、総会で快く承認いただきました。末永く、共用物としてご愛顧いただきますよう、精一杯、務めさせていただきます。よろしく、お願い申し上げます」
 つっかえながらも、千春はそう挨拶して、まず深々と一礼し、それではたりないのだと思い、ゆっくりと膝をついて正座する。額をブルーシートにこすりつけるように土下座した。
 そして斜めに上体をあげて、「このような粗末な体でございますが、共用物であるこの千春の体の使い方の一例を、ご覧いただければと思います」と言った。
「まずは、みなさまに私の体を存分にご覧いただければと思います」
 千春は自らその場で横になる。そして足を開く。裏返る。体をみんなに晒すべく、ゆっくりと動く。
「私は、一般的なセックスはすべて可能です。オーラル、アナルセックスも可能です。ご覧ください」
 そして、自ら用意していた二十センチのディルドを口に含み、喉の奥まで呑み込み、しゃぶりつくすところを見せた。
「ほう」
 総会に出ていない住人たちが驚きの声をあげる。
 次に、ディルドを立たせる。その上にまたがり、しゃがみながら、膣に挿入していった。
「むっ、はぁ」
 切ない吐息が漏れる。
 いっきに、むせるような肌の香りが充満していった。
 何度か上下に動き、太いディルドがほとんど、体内に入っていく様子を見せる。
 ついこの三日前まで十三センチほどで限界だったが、この数日で十七センチ近くまで入るようになっていた。
 しかし二十センチあるディルドの根元まで呑み込むまでには至らない。
 ディルドを咥えたまま、持ち上げてみせる。そこからゆっくりと下腹部に力を入れて押し出していく。
 むやみに拡張しているだけではなく、膣圧も保っていることが、見る者にはわかる。
「へえ」とか「いやらしいわ」といったささやきが聞こえる。
 落下して倒れているディルドを口で再び立たせてから、今度は後ろ向きになる。
 ドロドロに濡れそぼったディルドを肛門で呑み込んでいくのだ。
「あっ、はっ」
 声を出しながら、深く入れていく。
「すげえ」
 思わず声に出す男性もいる。
 最初の数センチがきつい。時間をかけて中間部をすぎると、すっと入っていく。そして、お尻をぺったりとシートにつけた。
「このように、はぁっ、千春の体は、大きなものをしっかり入れていただけるようになっています」
 ぐりぐりと尻を回すように動かし、尻を浮かせると、ディルドはそのまま尻に貼り付いていく。



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新版 共用淫虐妻・千春(期間限定Ver)  54 お披露目

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 まがまがしい道具が並ぶ。
 どれも一度は、長谷川によって千春の体で試したものばかりだ。
 その中から、千春が使ってほしい道具を、自ら選んで示さなければならない。
 乗馬用の短鞭をまず手にした。房のついた短い鞭に手をやるが、その横の一本鞭を手にした。
 そして革の拘束具を全頭マスクを含めて一式。縄の束も手にする。
 いま使ったばかりのエネマシリンジ。そして毎日のように出し入れしているゴルフボール。
 千春がある工具を前にしたとき、私たちは息を飲んだ。
 電動タッカー。建築現場などで使われる工具としてのホチキスで、六ミリから十四ミリまでの長さの針に対応する。一度に四百発セットでき、充電式。連続五千発打てるという。
 ごくりと唾を飲み込む音が背後でした。長谷川でさえも驚いている。
「一度だけ、六ミリの針をセットして、太ももと尻に試したことがあったのです」
「そうですか。で、どうでした?」
「相当、痛そうでした。しっかりと食い込むため、引き抜くのもそれなりに大変でしたね。電動なので、連続して手軽に何十発も打ち込むことができてしまうので、加減がしにくい印象がありました」
 その後、使っていないらしい。
 千春はそれを手に取った。六ミリのホチキスをセットする。皮膚を突き破り、六ミリも肉に食い込むということだ。引き抜くときに使うペンチも忘れない。
 一度試しただけで、長谷川は敬遠していたのに、千春はそれを選んだ。忘れられない思い出だったに違いない。
 そのほか、釣りで使う錘、ダブルクリップ、バイブ、膣鏡を選んだ。
 その一式をバッグに入れた。
 これでは足りない。私は鼻フックと開口器、漏斗を追加した。
 意識してか、それとも無意識に外している道具だ。
 千春は顔を赤らめた。
 鼻フックは辛いはずだ。開口器もだ。それも、漏斗との組み合わせは地獄を意味している。
 老人のものを飲み干しただけでも、苦しかったはずだ。他人の排泄物が細胞に染み込んでいくことに、体は拒絶する。それを気持ちで制して飲み込む。意思の力で。
 それが辛いのだ。
 浣腸が効いてきて苦しいはずだが、千春は会議室へ、自分を嘖(さいな)む道具を運んでいった。
 お尻に力を入れ続けなくてはいけない。ちょっとでも気を許せば漏れてしまう。
 いまも浣腸液が千春の腸内で暴れている。それを悲しげな表情で耐えている。
 千春は、フリーマーケットでも開くかのように、道具をブルーシートに並べていった。
「なんだ、いいのがあるじゃん」
 松田は、タッカーを手にすると、ブルーシートを床にしっかりと貼り直していく。バシンバシンと音を立てて、鋭い刃先のホチキスが食い込んでいく。
 針はしっかりとシートに打ち込まれている。シートは針の部分だけわずかに沈み込んでいる。
 その様子を千春は見つめていた。自分に打ち込まれるところを想像しているようだ。
 その過激さに、住人たちは喜ぶだろうか。それとも、げんなりするだろうか。
「限界です」
 千春が私に告げた。
「間に合うかな?」
 慌てて階段をあがり、部屋に戻っていった。排泄後には丁寧に腸内をシャワーで洗い流し、体にベビーオイルを塗り込んでいるはずだ。粘膜にはとくに念入りに。
 耐えられるだろうか。これからの日々に。あの体で。
 きっとすぐに限界がやってきて、血の涙を流すことになる。後戻りのできないところへ追い込んでしまっているのだから。
 逃げ出すならいまだ。着替えてエレベーターでエントランスへ降りても、私たちにはわからない。もしかしたら、千春はすでにタクシーに乗っているかもしれない。そうなったら、少しホッとしたかもしれない。
 千春は、当たり前のように戻ってきた。
 薄い化粧。髪は後ろで束ね、赤い薔薇の柄のシュシュで止めていた。迷いのない眼差し。これから起こることに集中しているようだ。
 ビデオで見た長谷川と結婚したころのふっくらとした頬、丸みを帯びていた体は、かなり変わっていた。
 顎の線はスッキリとして、腰もくびれを強調するように細くなっている。だからといってアスリートのような精悍さはない。筋肉はそれほどついていないのだ。
 表情はない。緊張と不安、そして苦痛に対する期待感。
 共用物としての千春になりきろうとしている。
 長谷川も松田たちも、千春の壮絶な美しさに見とれていた。
 三時過ぎに長谷川が手配していた出前がやってきて、オードブルのセット、にぎり寿司の桶、ピザがテーブルに並ぶ。紙コップ。ビールや焼酎、ウィスキー、コーラ、ウーロン茶。ポットにお湯も作っておく。
 部屋にいい香りが漂う。
 千春は率先してそうした手伝いをして、気を紛らわせていた。
 選んだ道具は見ない。考えないようにしているのだ。
 会場の設営が終わった。
 私は千春を高手小手に縛り、さらに縄を足して乳房を入念に絞りあげた。
「いいというまで、トイレにいなさい」
 千春をトイレに閉じ込めた。

 トイレの外には「使用中止」の札をかけておいた。
 その前で私は住人たちを迎えた。一人、二人と、恐る恐る入ってくる。探るように小声で「こんにちは」と挨拶をする。
「四時からはじめますので、少しお待ちください」
 管理人の大森のだみ声がやけに大きく聞こえる。
「ライトとタップを持ってきます」
 松田が駆けていく。
 暗くなるのが早く、天井の蛍光灯だけでは撮影が難しいと考えたのだろう。松田はいつの間にか、撮影機材などを入手していたようだ。長谷川が手配したのかもしれなかった。
 部屋は人々で埋まり、緊張をほぐすような話し声で満ちてきた。
「共用ったってさ……」
「そうなのよ。ホント、いやらしいのよ、あれ」
「頭がおかしいんじゃないの?」
「すごくまともなのよ。ちゃんと自分で読み上げてサインしてたもの」
「気持ち悪いよな、そんなの」
「不潔だわ。私はだいっキライ。今日見て、耐えられなかったら引っ越しましょうよ」



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 妄想絵物語(イラスト・月工仮面さん)など。

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1970年代からのSM小説を読み、書き。「仲ゆうじ」などのペンネームで「SMセレクト」などに小説を書かせていただいておりました。
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2019年「あんぷらぐど」表記から「ど」を取って「あんぷらぐ」へ改名。

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