亜由美 灼熱編 32 最終回
この国には日本の商社の現地事務所はあるそうですが、大使館や領事館はないのです。
翌日、宇辻先生が日本に戻るというのですが、先生と話をすることもなく、1階でいつもの朝が繰り返されたあと、わたしだけ、拷問官たちに連れられて広場に引き立てられました。
「うそだろ、マジだぜ」
「あれが、そうだよ。すげえな」
「亜由美って、あんなに小柄だったんだ」
「おまえを見るためのツアーだってさ。わざわざ日本から来たんだそうだ」
「すげえ、あの動画って、マジだったのかよ」
「近づいてもいいですか?」
「おい、なにか言ってみろよ。日本語、忘れたのかよ」
「遠いところから、来ていただき、ありがとうございます」となんとか言いました。
「これ、刺青なの?」
「はい。昨日、やっていただきました」
「そんなことしたら、日本に帰ったときに不便じゃない? みっともないし、恥ずかしいわ」
「だけど、これが、この国のゲダの決まりなのです……」
「よくわからないけど、このツアー、安くないんで、楽しませてもらっていいですか」
「ほら、亜由美。なんとか言え!」
「そうだぞ、亜由美を拷問できるツアーって聞いてきたんだからさ。安くないし、遠いし」
「ありがとうございます。お時間の許す限り、存分に亜由美の体をお使いください」
「泣いてて、かわいいわ」
「ああ」
「さあ、じゃ、みなさん、さっそくやりましょう!」
「どうか、亜由美の淫乱な体を罰してください。おまんこも、お尻も、犯してください」
「もっと、もっと、お願い、もっとして!」
それがわたしなりの、ゲダとしての務めだと思うからです。
公開期間終了につき、ダイジェストとなっています。ご了承ください。
「亜由美 灼熱編」おわり
長らくお読みいただき、ありがとうございました。
今回で「亜由美 灼熱編」は終了となります。
小説「亜由美」一部から三部までとはちがい、亜由美のモノローグ形式(本来は日記形式にするはずでしたが、途中から日記じゃなくなってしまっていますけども)で、「その後」を描いてきました。
次回からは、小説「安里咲」の連載を開始予定です。そのためのいわば「橋渡し」として考えたのですけども、思ったより回数を重ねてしまいました。すみません。これほど長くするつもりはなかったのですが、「安里咲」の準備もなかなかできていなかったこともあって……。
来週から登場する安里咲は、小説「亜由美」第三部で登場していた女子大生です。亜由美の拷問実験を目の当たりにして彼女の人生も狂わされていきます。剛介は、亜由美をパルダ王国から取りもどすために、安里咲を調教して送り込もうと思っているのです。
以前から顔見知りだった亜由美と違い、剛介は安里咲のことをよく知りません。はたして思惑通りに進むでしょうか。お楽しみいただければと思います。あんぷらぐど(荒縄工房)

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