堕ちる AとV 45 水着姿の水絵がいた
※今回からしばらく、2015年4月4日にいったん完結したこのお話の続きを書くことにいたしました。今回は萌子の視点で水絵のその後、そして2人の関係を描いていきます。お楽しみに。
明けて、1月の月曜日。昨日、初場所が開幕し、両国は力士を見る人たちで賑わっている。
そんな喧噪から遠く離れた場所に、水絵の住むアパートがあった。地理的にはスカイツリーに近いが、近すぎて周囲の建物に遮られ、その姿を見ることはできない。
水絵は倉庫の仕事を終えると、寄り道せずにここに帰っていく。彼女の足で15分はかかる。そこに行くまでしばらくは広い道に面しているものの、すぐに住宅など代わり映えしない景色の中に埋没していき、コンビニの角を曲がると、自分がどこにいるのかわからなくなるほど暗い街になる。
冬は夜が早い。夕暮れ時も終わりが迫っていた。
萌子は水絵のあとをかなり離れて、こっそりと後を付けたのだが、こうなると距離を詰めないと見失う。声をかけられるほど接近したのだが、水絵は振り向きもしない。
路地に面した陰気なアパート。高いブロック塀にかこまれているものの、道路から奥へのびる各部屋の入り口と電気、ガス、水道のメーター類。
水絵はその敷地に入ると、手前にある錆びた鉄の階段をのぼり2階の部屋に入った。しかし、ほとんど間を置かず、また出てきた。
あたりは影が多くなり、闇に包まれつつあった。
階段の上の灯りに照らされて、紺色のワンピースの水着姿の水絵がいた。白いふち取りがある。真っ白な肌にピチピチの水着が食い込んでいる。そもそもサイズが小さいのだ。トントンと階段を降りてくる。
鼻が高く見える。錯覚ではなくシンクロナイズドスイミングの選手がするようなクリップで鼻を塞いでいるのだ。
手にしている白いスイムキャップをしっかりと頭につけて、ゴーグルまでした。
こんなところにプールなどないのに。
そのままブロック塀の影に消えた。
萌子はその様子をドキドキしながら見ていた。ケイコや遼子になにを言われるかわからなかったが、どうしても水絵のいまを確認したかったのだ。
狂気のような年末のあの夜。両国の居酒屋が建ち並ぶ繁華街の路地で、水絵にアルコール度数の高い酒をふりかけて燃やした。
あの光景を萌子は忘れられない。あんなことをされた水絵が、退院してからなに食わぬ顔をして倉庫勤務を続けている。彼女の女性として大事な部分には、それまでに何十本ものペニスが押し込まれ、何リットルもの精液を注ぎ込まれたはずだった。
肌を黒く汚しながら小雨の下で、男たちにひたすら体を与え続けていた水絵。
彼女がどうなっているのか、体の隅々まで確認したくてしょうがない。その衝動と毎日戦っていたのだ。
水絵の姿がブロック塀の影になってしまったので、萌子は仕方がなくさらに近づいてアパートの敷地内を覗き混む。
階段の横には、ブロック塀との間に細い道があった。街灯とアパート入り口の灯りに照らされている。
「ほしいか。ん?」
男の声がして、萌子は緊張する。
「あうあうあう」
水絵らしい甘いあえぎ声。
階段の横を抜けると、黒ずんだブロック塀に囲まれた陰湿な庭があった。
庭に面した部屋の灯りが白く照らし出す。
その中央に水絵は膝をついていた。
ペットボトルの上半分を切断したものを口にあてている。彼女の横には、500ミリから2リットルまで、同様に底を切り取られたペットボトルが転がっていた。
大型犬にでも使うようなゴツイ黒い首輪。そのチェーンが粗末な廃材で作られた犬小屋の前に打ち込まれ杭につながっている。
小屋には「水絵」という文字に×がつけられて、「便所犬」と訂正されていた。
中年の男は1階に住んでいるらしく、サンダルで庭に出てきて、水絵に向かって放水している。
ザーッとペットボトルを打つ音が響く。
思わず周囲を見渡すが、この庭をのぞき込めるのはアパートの住人だけのようだった。ブロック塀で路地側は遮られ、ほかの2方向は工場のような窓のない壁や、高い植木に遮られている。
黄色っぽい液体が溜まっている。しかしあふれることはない。
水絵は飲んでいる。喉が上下している。
「危なかったよ。もう少し帰りが遅かったら、しちゃうところだった。ずっと溜めておいてやったんだぜ」
中年男はそう言いながら、長い放水を続けている。
水絵の水着はまったく濡れていない。喉が上下し、ゴクゴクと飲んでいる。
鼻を閉じているので息もできないはずだ。
「はー」
ようやくいっき飲みがおわって、水絵はペットボトルを口から離した。
水着には小さな穴が開けられていた。拷問にさらされたとはいえ、いまだかわいらしい乳首が、ちょこんと突き出ている。最初にカラオケルームで見たときよりも大きくなって色も濃くなっていたとしても。
そして股間にも穴が開けらていた。ぴったりと閉じて膝をついているので、皺が寄っているようにしか見えないが、その陰は間違いなく彼女自身の肌だと萌子は思う。
ケイコたちに強いられているわけではない。それでも、アパートに戻れば便所犬になっているというのか……。

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