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堕ちる AとV 45 水着姿の水絵がいた

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※今回からしばらく、2015年4月4日にいったん完結したこのお話の続きを書くことにいたしました。今回は萌子の視点で水絵のその後、そして2人の関係を描いていきます。お楽しみに。


 明けて、1月の月曜日。昨日、初場所が開幕し、両国は力士を見る人たちで賑わっている。
 そんな喧噪から遠く離れた場所に、水絵の住むアパートがあった。地理的にはスカイツリーに近いが、近すぎて周囲の建物に遮られ、その姿を見ることはできない。
 水絵は倉庫の仕事を終えると、寄り道せずにここに帰っていく。彼女の足で15分はかかる。そこに行くまでしばらくは広い道に面しているものの、すぐに住宅など代わり映えしない景色の中に埋没していき、コンビニの角を曲がると、自分がどこにいるのかわからなくなるほど暗い街になる。
 冬は夜が早い。夕暮れ時も終わりが迫っていた。
 萌子は水絵のあとをかなり離れて、こっそりと後を付けたのだが、こうなると距離を詰めないと見失う。声をかけられるほど接近したのだが、水絵は振り向きもしない。
 路地に面した陰気なアパート。高いブロック塀にかこまれているものの、道路から奥へのびる各部屋の入り口と電気、ガス、水道のメーター類。
 水絵はその敷地に入ると、手前にある錆びた鉄の階段をのぼり2階の部屋に入った。しかし、ほとんど間を置かず、また出てきた。
 あたりは影が多くなり、闇に包まれつつあった。
 階段の上の灯りに照らされて、紺色のワンピースの水着姿の水絵がいた。白いふち取りがある。真っ白な肌にピチピチの水着が食い込んでいる。そもそもサイズが小さいのだ。トントンと階段を降りてくる。
 鼻が高く見える。錯覚ではなくシンクロナイズドスイミングの選手がするようなクリップで鼻を塞いでいるのだ。
 手にしている白いスイムキャップをしっかりと頭につけて、ゴーグルまでした。
 こんなところにプールなどないのに。
 そのままブロック塀の影に消えた。
 萌子はその様子をドキドキしながら見ていた。ケイコや遼子になにを言われるかわからなかったが、どうしても水絵のいまを確認したかったのだ。
 狂気のような年末のあの夜。両国の居酒屋が建ち並ぶ繁華街の路地で、水絵にアルコール度数の高い酒をふりかけて燃やした。
 あの光景を萌子は忘れられない。あんなことをされた水絵が、退院してからなに食わぬ顔をして倉庫勤務を続けている。彼女の女性として大事な部分には、それまでに何十本ものペニスが押し込まれ、何リットルもの精液を注ぎ込まれたはずだった。
 肌を黒く汚しながら小雨の下で、男たちにひたすら体を与え続けていた水絵。
 彼女がどうなっているのか、体の隅々まで確認したくてしょうがない。その衝動と毎日戦っていたのだ。
 水絵の姿がブロック塀の影になってしまったので、萌子は仕方がなくさらに近づいてアパートの敷地内を覗き混む。
 階段の横には、ブロック塀との間に細い道があった。街灯とアパート入り口の灯りに照らされている。
「ほしいか。ん?」
 男の声がして、萌子は緊張する。
「あうあうあう」
 水絵らしい甘いあえぎ声。
 階段の横を抜けると、黒ずんだブロック塀に囲まれた陰湿な庭があった。
 庭に面した部屋の灯りが白く照らし出す。
 その中央に水絵は膝をついていた。
 ペットボトルの上半分を切断したものを口にあてている。彼女の横には、500ミリから2リットルまで、同様に底を切り取られたペットボトルが転がっていた。
 大型犬にでも使うようなゴツイ黒い首輪。そのチェーンが粗末な廃材で作られた犬小屋の前に打ち込まれ杭につながっている。
 小屋には「水絵」という文字に×がつけられて、「便所犬」と訂正されていた。
 中年の男は1階に住んでいるらしく、サンダルで庭に出てきて、水絵に向かって放水している。
 ザーッとペットボトルを打つ音が響く。
 思わず周囲を見渡すが、この庭をのぞき込めるのはアパートの住人だけのようだった。ブロック塀で路地側は遮られ、ほかの2方向は工場のような窓のない壁や、高い植木に遮られている。
 黄色っぽい液体が溜まっている。しかしあふれることはない。
 水絵は飲んでいる。喉が上下している。
「危なかったよ。もう少し帰りが遅かったら、しちゃうところだった。ずっと溜めておいてやったんだぜ」
 中年男はそう言いながら、長い放水を続けている。
 水絵の水着はまったく濡れていない。喉が上下し、ゴクゴクと飲んでいる。
 鼻を閉じているので息もできないはずだ。
「はー」
 ようやくいっき飲みがおわって、水絵はペットボトルを口から離した。
 水着には小さな穴が開けられていた。拷問にさらされたとはいえ、いまだかわいらしい乳首が、ちょこんと突き出ている。最初にカラオケルームで見たときよりも大きくなって色も濃くなっていたとしても。
 そして股間にも穴が開けらていた。ぴったりと閉じて膝をついているので、皺が寄っているようにしか見えないが、その陰は間違いなく彼女自身の肌だと萌子は思う。
 ケイコたちに強いられているわけではない。それでも、アパートに戻れば便所犬になっているというのか……。


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堕ちる AとV 46 水絵の堕落が止まらない

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 水絵は言葉は発せず、口を大きくあけて飲み干したことを示している。
 男はそれを眺めながら、タバコに火をつけた。
「今日は仕事があったんで、少し稼げたんだよ。いつもよりはいい物を食ったから、明日の朝は楽しみにしてろよ」
 水絵は舌を出し、うなずく。
 退院直後はふっくらとしていた体も、またスリムに戻りつつある。もっとも、いまの行為でお腹はぽっこりと膨らんでいたが。
 こんな生活をしていたら、死んでしまう……。
 萌子はゾッとした。
 水絵の堕落が止まらない。それどころか、ケイコや遼子が見ていたAV作品にもなかったような、恐ろしい領域に踏み込んでいる。
 ポンと肩を叩かれ、萌子は「ひっ」と悲鳴を上げてしまった。
 真後ろに大川部長がいた。
「なにしてるんだ、こんなところで」
 その声に男も水絵も気づいた。
「あ、わたし……」
 萌子は背後から首に腕を回され、両手首を掴まれて庭に連れ込まれた。
「すみません。邪魔するつもりじゃないんですけど」と大川部長はその強面の外見に似合わず穏やかに話す。
「このアパート、管理を頼まれているものでね」
 水絵の住む場所を手配したのは大川部長だった。
 ケイコたちに支配されていた頃、水絵は遼子のルームメイトになっていた。退院後は、「被害者」であるケイコ、遼子、萌子から一定の距離を置くために、「加害者」である水絵はここに住んでいる。身元引受人も部長だった。
 部長が来ようが萌子が来ようが、水絵はまったく動じない。
「はあああ」
 舌を出して犬のように口で息をしている。
「どうですか。奥田さん。この便所犬は」
 部長は水絵を無視して住人に尋ねる。
「ええ、すごくおとなしくて、かわいいですよ。いまのところ、問題はありません」
「1階は奥田さんと富ヶ谷さん、2階には留岡さんが住んでいますよね。ほかの方々は?」
「ときどき利用しているようです。直接、話をしたことはないですけど」
「なにかご不満があれば、おっしゃってください。善処しますから」
「ええ」
 男は居づらくなったのか、部屋に戻ろうとする。
「あ、そうだ。新しく1階に越してくる萌子さんです」
「えっ」
 萌子は慌てた。自分も水絵のようにされるのだろうか。
「彼女は便所犬じゃないので」
「でしょうね。賢そうだし」
 奥田はホッとしたように薄笑いを浮かべて部屋に引き上げた。
 1階2階に5室ずつあるのに、半分も埋まっていない。
「近々、このあたりの開発が始まるので、新しい契約は結ばないんだよ」
 水絵と萌子は例外ということか。
「すぐにでも引っ越してくれ」
「いやです、こんなところ」
「君は水絵が好きなんだろう?」
「え?」
「ケイコから聞いているよ」
 萌子の鼓動の高鳴りを、大川部長は抱きすくめるようにした腕で感じているはずだ。
「君が水絵をどうしたいのか、詳しく知りたいとは思わないけど、水絵は君がいれば最悪のことにはならないんじゃないか」
「最悪?」
「水絵は何度自殺してもいいぐらいのことをしているんだから」
「私、ここにいて、いいんですか?」
「ケイコと遼子には私から言っておく。ここには近づかないと思う。水絵の近くにいると彼女たちはおかしくなってしまうからね」
 水絵にはケイコのような人を狂暴にするなにかがあるのではないか。萌子はその点は、違うと自分では思っていた。ケイコのような支配の仕方はできないし、やりたいとは思わないのだ。
 だからといって、水絵を救ってあげようなどと高邁なことを考えているわけでもなかった。
 萌子はただ水絵を自分のものにしたいだけだった。そして水絵に萌子を選んで欲しかった。チャンスはあるのだろうか。

 公園のベンチで灰色のつなぎを着た水絵が、おにぎりを食べていた。
 水絵は思い切って声をかけた。
「久しぶりだね」
「あっ」
 水絵は赤い口紅を塗った唇を開き、驚いたような表情をしたが、柔らかい微笑みに変わった。
「久しぶり。いいんですか、わたしと話をしても」
「いいじゃない。別に」
 横に座った。
「いつもここに来るの?」
「はい」
「誰もいないじゃない」
 種付けと称して千円を払って無職の男たちを集めていたあの場所なのだ。


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人間崩壊シリーズ12 ●●ゲロ女王様の祭典
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堕ちる AとV 47 あの頃みたいに、水絵をいじめてください

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「忙しいんですって」
「んん?」
「みなさん、もう暇じゃないし、仕事がいっぱいあるからってどこかへ行っちゃったみたい」
「そうなんだ」
 無職の人間そのものが消えたということか。そんなことがあるのかと萌子は思う。水絵の逮捕によって、逃げたというべきだろう。
 もっとも数年後の東京オリンピックに向けて、人手不足になっているのも事実だった。
「体、大丈夫なの?」
「ええ。健康診断も受けました」
 そう言うと、水絵は食べかけのおにぎりをベンチに置いて立ち上がった。
 ファスナーをざっと引き下げた。
 その下は裸身だった。
 ここで裸になることに、水絵はなんの抵抗もないのだ。突き出すように陰部を萌子に向けた。ヘソの下に「ただいま無料奉仕中」と殴り書きされている。
 恥毛はない。ずっと剃っているようだ。
 あれだけの淫虐の痕はほとんどない。多少、肌がくすんでいるように見えるところは、おそらく火傷など重大な傷の跡だろう。しかしつるつると輝く肌は、水絵の香りがした。
 それが萌子にはたまらない。
「なにか、します?」
 水絵から誘ってきた。
「あの頃みたいに、水絵をいじめてください」
 軽く言うのだが、萌子には抵抗があった。
 自分はケイコとは違う。
「触っていい?」
「はい」
 水絵の肌に触れるのは久しぶりだった。あれだけ夢にも見た彼女がいま、そこにいる。そして今週、あのアパートに引っ越せばもっと近くにいられる。
「アパートの人とはやってるの?」
「ご希望があれば」
「みんな、優しい?」
「はい。いい人たちです」
 笑顔の水絵ではあるが、そこに物足りなさがあるのは明らかだった。
「だけど、みなさん、忙しくて」
「これ、誰が書いたの?」
「留岡さんにお願いしました」
 それは水絵と同じく2階の住人だった。
「留岡さんは夜勤なので、朝帰って来たらわたしを少し構ってくれることがあります」
「朝、やったの?」
「はい。二、三発、平手でオッパイを叩かれて、中出ししていただきました。おし●こも……」
 それから会社に来たのか……。
 そんなアパートで住んでいられるだろうか。
「わたしの部屋、鍵がないんです」
「そうなの」
 男たちは好きなときに水絵を使うことができる。だったら、自分も……。
「男の部屋に連れて行かれたりしない?」
「最初の頃は、よくありました。奥田さんに週末、監禁されました。でも、いまはそこまでは……」
 お互いに慣れてきたのだろうか。
 その奥田は、萌子が覗き見していたとき、水絵に汚水を飲ませながら「明日の朝は楽しみにしろ」などと優しいことを言っていた。
「奥田さんとご飯を食べるわけ?」
「え? ああ……」
 水絵は言葉を濁し、やや暗い顔をした。
「答えて」
 萌子は、やや色が濃く、そしてぷっくりふくらんで見える乳首をつねった。
「あっ。奥田様に朝、いただくのです」
「一緒に?」
「いえ。その」
 言いよどむのでさらに強くつねる。
「くぅううう。奥田様の朝、出すものを、口の中に……」
 萌子は思わず水絵から手を離した。
「うそでしょ」
「ほ、本当です」
 ジンジンと痛んでいるはずの乳首だが、水絵は隠すどころか、さらに胸を張る。やられたら、もっとやって欲しい。それが水絵なのだ。
「毎日なの?」
「いえ。気が向いたときだけです」
 水絵はあそこで最低の存在に自らなっている。その凄味に萌子は不安を感じた。
 ついていけないかもしれない。
 あれから妄想の中では水絵はかわいいお人形さんで、萌子のいいなりになってなんでもする。だが、それはケイコのような暴力でもなければ、いま奥田という男が強いている汚らしいことでもなかった。
 もっと甘くてきれいないこと。
 やっぱり水絵をあそこから連れ出すしかないのではないか。引っ越してみて、チャンスがあれば水絵を連れ出そう。会社を辞めてもいい。この街から出てもいい。
 水絵を自分だけのものにしたい。


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ドM変態美少女ザーメン&小●ごっくん顔面崩壊調教 芦田知子
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堕ちる AとV 48 上がれよ。こいつの友達なんだろ?

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 狭い部屋だった。一階の奥。六畳。畳は焼けて茶色い。電灯は端が黒ずんだ蛍光灯だ。流し台も白っぽく汚れが張り付いたステンレスで、蛇口をひねるとあまりにも勢いよく水が出て、飛び散る。
 細長い板の間に上がると、壁と引き戸で六畳と仕切られている。壁の向こうは押入だ。引き戸を閉じれば、玄関から寝室を直視することはできなくなる。
 トイレは和式で角に向かって斜めになっている。手を左右に広げられないほど狭い。浴槽も本当はもっと温かみのあるアイボリーだったのだろうが、いまではただくすんだ茶色にしか見えない。
 しゃがんで足を抱えるようにしなければ肩までつかることはできそうになかった。湯沸かし器から湯を直接入れるので、沸かし直しもできない。
 来たとたんに、後悔していた。
 だけど、水絵がいる。
 土曜日の午後。今日は会社は休みなので引っ越しをしてきたのだが、水絵にはまだ会っていなかった。
 萌子はタオルを持って、住人たちを確認しておくことにした。
 101号の奥田はすでに会っているが、改めて訪ねた。
「わざわざどうも」とぶっきらぼうだった。まだ寝ていたらしく、髪もボサボサだ。真新しい青いパジャマを着ていたのが意外だった。
 103号には富ヶ谷という男がいた。出かけようとしていたらしく茶色いコートにマフラーをかけていた。丸いメガネに帽子。四十ぐらいだろうか。若い印象があった。
 やはり無愛想で、タオルを受け取って面倒くさそうな顔をしたものの、笑顔になって「よろしく」と挨拶した。
「にぎやかになってうれしいですよ」と。「お化けが出そうだったから」
 話し始めると長くなりそうだった。
 鉄の階段を上がって2階へ行く。水絵のいるであろう201号を飛ばし、203の留岡を訪ねた。
「なに?」
 上半身、裸だった。玄関に安物のサンダルがひっくり返っている。ほかに誰かがいるのは明らかだった。下はぶかぶかのトレーナーだった。あまりにも長く着てのびきってしまっている。
「へへへ」と六十代らしき留岡は、いやらしい目で萌子を睨んだ。「便所の友達って、あんたか」
 不気味な笑い方をする。
 体を斜めにして、部屋の中をわざと見せた。
「水絵……」
「見たいか? 上がれよ。こいつの友達なんだろ?」
 すべて大川部長から彼らに伝わっているはずだ。だったら危険はないだろう。萌子はタオルを持ったまま上がった。
 間取りはどの部屋も同じで入ってすぐ流し台があり、冷蔵庫置き場がある。そこには白い小さな冷蔵庫があった。その上に使い込まれた電子レンジ。流し台には小さな炊飯器と、一人用の電気鍋。ゴミ袋にはカップ麺の容器が多数入っていたが、高級スーパーの袋やデパートの袋も入っていた。
 一升瓶の日本酒が六本並んでいた。バーボンとモルトウイスキーもある。
 流しの中には皿とフォーク、スプーン、グラスなどが並んでいた。
 引き戸がいっぱいに開かれていて、乱れた布団が畳みを覆っている。その上に転がされているのは水絵だった。
「どうだ」
 芋虫。萌子はそう思った。
 口を汚いタオルで塞がれている。目は大きくこちらを見ている。体をくねらせると、ギリギリと音がするような気さえする。
 腕が肩からもぎ取られたように見えなくなっているが、指は両脇から見えていた。握ったり開いたりしている。
 細い縄が水絵の乳房を縛りあげている。おそらく腕は背中で縛られているのだろう。
 腹部にも縄がくいこんでいて、そこから褌のように縄が股間を縦に割っている。両足をぴったりと揃えて腿、膝、足首でしっかりしばられ、なおかつその縄を縦にも締めるように縄が絡まっていた。
 縄が細いので、痩せている水絵ではあるが、食い込んで痛々しい。部分的に赤くなったり、乳房のように紫がかっている。
 長時間、そうされているのだろう。
 その破裂しそうに膨らまされた乳房は濡れて光っている。そうやって留岡は、水絵の乳房を舐めていたのかもしれない。鼻も光っているから、舐めたりしていたのだろうか。
「うれしいよ。こういうこと、やらせてくれる子はそういないからな」
 自分の鼻を親指で弾いた留岡だったが、水絵は思わずギョッとしていた。彼の細く長い指は、どれも歪なのだ。奇妙に捻れて固まっている。指の自然な連携はなく、ぎこちなくあちこちを向いている。
「あ、これか?」
 留岡は恐ろしい笑顔を萌子に見せた。歯もいくつか足りないようだ。
「昔、ヤクザに潰されたんだよ。やっとここまで動くようになったけど、ピアノは弾けないし、鉛筆持ったりするのもけっこうシンドイ」
 それなのに、水絵を縛っている。
「ああ、そりゃ、抵抗されたら縛れないからな。水絵は言われたとおりにするから、なんとかなるけど、昔に比べれば下手クソでいやになる」
 長いことこうしたことを楽しんできたのだろうか。
 そして大型の一眼レフを取り付けた三脚。
「いまはこいつがあるから便利だぜ」
 布団の上に置かれたリモコンを手にして、震えながらそれを押すと、軽いシャッター音が響いた。
「絵はとても描くだけの気力がなくてね。いまは写真」
 彼が曲がった指で示す本棚にはいくつものファイルが並んでいる。萌子は恐ろしくて動けない。
「ふふふ。怖がることはない。同意してくれた相手しか縛ったりしないから」


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爆乳緊縛ハードレズビアン~若妻の貞操を狙う卑猥な隣人~ 上原亜衣 千乃あずみ
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堕ちる AとV 49 身動き取れないように、息も絶え絶えに縛る

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 不能なのか。水絵は一瞬、そう感じた。
「見てくれよ」
「はい。失礼します」
 萌子はぎこちなく布団の端を歩いて本棚へ行き、取りやすそうなファイルを引き抜いた。
 開くと、崩れた体形の女性を縛った写真が並んでいた。
「これだけ若くてきれいな子はなかなか、頼んでもやってくれなくてね」
 それは留岡のいかにも怪しい外観にもよるのだと萌子は思う。髪は白いものが混じり、額ははげ上がり、顔色が悪く、指が嵐で葉を奪われた枝のようで、とにかく不気味なのだ。
 そのファイルからバサッと紙の束が落ちた。慌てて拾い上げる。鉛筆によるデッサンで、縛られた女が抽象的に描かれていた。本格的な絵になりそうだったが、どれも途中でやめている。
「いまじゃ、せいぜいそんな落書き程度だ。気力がないから」
 写真のように一瞬を切り取るほうがいまは向いているのだろう。写真の迫力に比べれば、そのデッサンはいかにも精彩がなかった。
 指先が不自由という理由よりも、確かに彼の気力の問題のようだった。
「たまには、こうやって写真を撮らせてもらっているんだ」
 そう言うと、足で蹴るようにして水絵をうつ伏せにさせた。
 背中の腕は紫色になってきている。思った以上にがっちりと縛られていた。
「解くのが時間がかかっちゃってな」
「わたし、やります。教えてください」
 萌子は久しぶりに水絵のお尻を見た。それだけで欲情してしまう。近づきたい。触りたい。
「助かるよ。その結び目、わかるだろ? 縛りは簡単に確実に縛るだけじゃなく、解けやすくなければいけない」
 そう言うが、がっちり食い込んだ結び目は簡単には解けそうにない。
「だめだよ、そこに爪を立てても。縄をよく見て。こっちとこっちに力がかかっているから、解けない。そうできてる。じゃ、こっちを緩めたらどうなる?」
「あ、そうか」
 縄の一本をぎゅっと引き寄せた。それだけ瞬間的に水絵は絞られて、痛みにうめくのを感じる。しかしそれだけであっという間に緩んだ。
「もうちょっと上手になれば、彼女を苦しめずに解けるよ」
 それには同意できなかった。萌子は水絵を苦しめたい。苦しむ水絵を楽しみたいのだ。
「教えてやろうか」と留岡は縄を萌子に示す。
「はい。ぜひ」
 奇妙な共同作業だった。
 いったん、すっかり縄をほどき、その縄を束ねるところまでやった。
「縄の手入れはまたあとで教える。その前に、これだけは覚えてほしい。きっちりと縛らなければ意味がない。いい加減なことはしない。いいか?」
「はい」
「遊びじゃないんだ。まあ、遊びといえば遊びだが、瞬間瞬間は本気なんだからな。この女をぎっちりと縛る。身動き取れないように、息も絶え絶えに縛る」
「やってみたいです」
「それでいて、危険なことはしない。一歩間違えれば事故になる」
「はい」
 突然、留岡が縄を持って萌子の首に回した。
「あっ!」
 指を差し込もうとしたが間に合わなかった。不意を突かれただけではなく、留岡はこう見えても素早いのだ。
「こうすれば、あんたは今日が命日ってことになる。年明け早々、不運なことだな」
 声が出なかった。息は徐々に苦しくなってくる。縄で絞められるとは、どういうことなのか、いまさらながらに萌子にはわかった。これだけ細い縄なのに、指ほどの太さもないのに、首に巻き付くと確実に人を死に至らしめる。縄が細いと思ったのは見た目だけで、皮膚感覚としては巨大なパワーなのだ。首全体が潰されるような恐怖があった。
「いまは締めているだけだから、頸動脈が潰れて脳に血が行かなくなる。そこでやめれば失神するだけのこと。しかし息ができなくなれば心肺停止になる。蘇生術を施せば助かるかもしれない。のど仏が折れたら厄介だ。助からないかもしれない。首の骨が折れれば、助かったとしても半身不随になってしまうだろう」
 息が出来なくなっていることに気づいたときには、萌子は目の前が暗くなりはじめていた。
 そして急に縄が緩んだ。
「わかったか。これ一本でできるんだ」
「はい」
 やっと声が出た。
「縄というのは、生死の境目を縛る側と縛られる側が共に渡る儀式だ。七五三縄は人間と神の領域を分ける境目だ。わかるな?」
「はい」
 彼が離れていき、萌子は深呼吸したが、それでもまだ酸素が足りないようだった。
「水絵を縛る。それはこの肉体をあの世との堺に捧げることなのだ」
 ぶつぶつと続ける留岡に、萌子は辟易していた。すでに水絵は生死の境を歩いている。それを知らないのだろうか。
「こう持つのが基本だ」
 長い縄を半分に畳み、折った部分を左手に持ち、両端を右手に持った。
「見てろ」
 水絵の手首に縄をかけた。二重にしたまま縛り上げていった。
「こういうことだ」
「二重にするのは?」
「そのほうがしっかり縛ることができ、水絵へのダメージも少なく、危険も減る」
 水絵は黙って縛らせている。猿ぐつわは外れかけているようだが、しっかり咥えている。その目がじっと萌子を見つめていた。

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★小説『堕ちる』特別編★
堕ちる1

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OLが自虐の果てに見たものとは? ブログ連載を加筆修正の上、未公開の原稿を追加しました。主人公は壮絶な自虐癖から拷問ののちに人間ですらなくなっていく……。



★小説『堕ちる』Part2 シークレット・バージョン★
堕ちる2

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OLが拷問地獄に堕ちる『堕ちる』の別バージョン(「小説『堕ちる』特別編」の続編ではありません)。初出時にあまりの描写に小説掲示板から削除されてしまった部分などを復活。お読みになる前に「体験版」などにある「ご注意」をご確認ください。



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あんぷらぐど

Author:あんぷらぐど
 アクセスいただきありがとうございます。このブログは18歳未満はお読みいだけないアダルトサイトです。
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 なお本ブログに掲載している作品の著作権はあんぷらぐどに、出版権は電子も含めて荒縄工房にあります。無断転載・印刷・流用はできませんのでご注意ください。

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 現在の掲載日程
※2018年10月25日からは下記の予定となっています。

火曜日・水曜日
 グランドSM~マゾな孫娘とエロジイジ
木曜日・金曜日
 隣の肉便器さん
土曜日・日曜日(フツー小説※)
 恥辱まみれ
月曜日
 妄想絵物語(イラスト・月工仮面さん)
 または「コラム」
 月は休止の場合あり

※フツー小説=セックス描写なし。


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ペンネーム「あんぷらぐど」
1970年代からのSM小説を読み、書き。「仲ゆうじ」などのペンネームで「SMセレクト」などに小説を書かせていただいておりました。
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