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セルフライナーノーツ 小説『堕ちる 明日菜編01プラス』

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 こんにちは。あんぷらぐどです。
 今日はこれまで一度もやっていないことをします。過去記事の再掲載です。ほぼ毎日更新で、再掲載ゼロということをやってきた者としては「どうかなあ」という気もしなくもないですが、今回は、アマゾンで小説『堕ちる 明日菜編01プラス』を刊行したばかりということもあるので、思い切って再掲載します。
 初出は現在は更新を中止している「荒縄工房SM研究室」。ここでは「01+」と「02+」をまとめて紹介していますが、今回、「01+」のみにして、少し文章を加筆修正しました。

明日菜101 150
 Kindle版は、カバーを変更しています。これまでのPDF版のカバーイメージは中に入っています。
 今回、縦書きになったこともあって、「01+」を「○一プラス」と表記しています。

 小説『堕ちる 明日菜編01プラス』

 これは、「荒縄工房 SM研究室」に連載している自虐者・明日菜のシリーズをまとめた作品です。 すべて加筆修正しています。2017年11月に2版として加筆修正し、縦書きとなりました。

 明日菜が最初に登場したのは、2012年3月でした。

 自虐者・明日菜の真性必罰日記 1 浣腸リレー (現在は記事が削除されています)

 OLの独白、というスタイルは、『堕ちる 特別編』からのものです。ブログでの発表ということを考えると、モノローグはかなりしっくりきます。
 当初は、短期の連載で自虐的なOLが過ごす毎日を描く予定でした。「必罰日記」での明日菜は、毎日、朝、自分に一つの罰を与えます。それを実行しなくてはなりません。
 実行できないとさらに厳しい罰。そして、同じ罰は基本NG。もし同じことをするなら、以前よりも多く激しくやらなければ許されないのです。
 どんなことをしているかは、目次でだいたいわかるようになっています。この日記だけで45話あります。

 目次より──浣腸リレー 二十四時間二十四罰 屋外浣腸 洗濯挟み 極太ディルドとバイブ 猿ぐつわと目隠し 露出股縄オナニー 針山地獄 氷とロウソク ペンチ 食ふん 飲にょう 鞭と針 ナルビーズ クスコ タバスコと明太子 画鋲とゴルフボールなどなど

 痛いのからスカトロまで盛りだくさんです。

 この自虐OLの日々を書き続けているうちに、ストーリーがほしくなってきました。というか、ストーリーが浮かんできたのです。
 明日菜というのは、たぶん、こういうことをしているうちに、とんでもない人物に出会って、人生そのものが変わってしまうんだろうな、と。
 私の中では、無惨に死んで行く明日菜の姿が見えたのです。ああ、かわいそうに。

 だけど、小説を書いていると、ぜんぜん、そういう方向へ行かないのです。
 この明日菜は、自虐という大きな負のパワーを持ちながら、ものすごくバイタリティにあふれて生命力が強いのです。だから少々の自虐で死ぬことはないわけです。
 なんだか、すごく強いなあ、こういうやつには、もっと強いやつをぶつけないとダメだな。
 そう思い、最強の敵。知加子をぶつけました。
 知加子は弱い女です。ですが、こういう女が明日菜には苦手なのです。明日菜は彼女のために、お尻に焼き印を押します。彼女のイニシャル。それが刊行時には表紙イメージになっています。

 そしてまんまと知加子の術中にはまりこみ、「美魔女狩り」のシリーズにも登場する探偵である阿久も協力して明日菜を追い込んでいきます。明日菜と阿久は、それまでもスポーツジムで何度か会っているのですが(それは必罰日記にちょっと見え隠れしています)、この2人によって、明日菜は奴隷にされていきます。

 さらに、日記では単なる職場でしかなかった会社も巻き込まれます。
 明日菜による損害を賠償させるために、明日菜を会社の奴隷にするのです。性社畜として死ぬまで利用しようというわけです。
 アパートの物はすべて没収。裸で会社の地下室に鎖でつながれてしまいます。

 ここまでが、小説『堕ちる 明日菜編01プラス』の内容です。

 前半の日記部分は、「探偵ナイトスクープ」の「小ネタ集」から思いついたと言ってもよく、ちょっとした荒縄工房ワールドをサクサクと描きたいと思ったものです。「SM研究室」では、本店よりも違うタッチの表現をしたいとも思っていましたし、当時はこの日記部分にあるように実際に、毎日更新をしていましたので、創作なのにリアルタイムという状況でした。
 本来なら、そんなことをしたら、苦しいだろうと思うのですが、まったくそんなことはなく、楽しく執筆をし続けることができました。
 ただ、1冊にまとめてみると、なかなかにヘビーで、最初からちゃんと読むというよりは、気になる小見出しのところを、適当に読むのがいいのではないかと思います。

 明日菜は、この日記をブログで更新しているわけで、「待てよ、これってバレバレじゃないか」と私も気付き、それが後半の小説部分へと発展していきました。

 この小説の結末は、まるでブレーカーが落ちて、ドラマの途中でテレビが消えてしまう、みたいなスタイルにしています。
 実は、ここで終わらせてもいい、と思ってあえてバサッとやっています。

 ですが、結局、続編を書いてしまうのですが……。

 荒縄工房作品の中では、2冊分ほどのボリュームですが、そのような事情ですので、気になるところをパラパラっとお読みいただければと思います。それでも十分に、自虐者・明日菜の生きざまを感じることができるはずです。ぜひ、お楽しみください。

(協力:エピキュリアン ステンレス製バイトギャグ


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★小説『堕ちる 明日菜編01+』★
堕ちる明日菜01
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自虐趣味が大変なことに 「SM研究室」の人気連載「「自虐者・明日菜の真性必罰日記」全編、そして連載中の「小説 堕ちる 明日菜編」を+(プラス)。全編加筆修正しました。お下劣で過激な一人遊びから始まって性社畜へと堕ちていきます。2版から縦書きとなりました。843ページ。


★小説『堕ちる 明日菜編02+』★
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自虐者・明日菜の続編です。「小説 堕ちる 明日菜編02」と「明日菜の夏休み・冬休み」を収録。全編加筆修正しました。過激な一人遊びや、性社畜へと堕ちた明日菜の行方をお楽しみください。


エピキュリアン1

今日のSMシーン
快楽だけを追求するシロウト人妻 欲求不満を我慢できず自らAVへ応募 File.01
快楽だけを追求するシロウト人妻 欲求不満を我慢できず自らAVへ応募 File.01



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セルフライナーノーツ 小説『美魔女狩り・浅木郁子編 』

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 こんにちは。あんぷらぐど(荒縄工房)です。
 自作について、自分で解説するセルフライナーノーツ。

 美魔女、というフレーズはファッション雑誌の生み出したもので、そのためにあまり定着していない感じもあるのですが、私はすぐに気に入ったのです。もちろん、自分なりの解釈ですけれども。
 美しい魔性の女。本来、彼女の役割は男性陣を従えてビシビシと活動するイメージ。
 ですが、私はそういう強い女を罠にはめて徹底して貶めるストーリーが浮かびました。魔女なら「魔女狩り」ですからね。狩られる側です。
 美魔女ともっとも接触しやすい男は誰か。個人情報まで獲得しても怪しまれないのは、美容師ではないか。
 こうしてカリスマ美容師、藤木。その助手的なスタイリストの松葉かおる。藤木の友人で自称探偵の阿久。SMの女王様である美麗。
 たちまちのうちに、いわば「ルパン三世」的なチームが出来上がりました。
 社会的な地位を得ているリーダー的な女性をおとしめるのが目的ですから、最初のターゲットは大手銀行の支店長の浅木郁子となりました。彼女の夫は同じ銀行の役員です。
 私としてはいつか肛虐中心の作品を書きたい、かつて夢中になった結城彩雨先生の世界に近いものを書きたい、しかも私の好きなハードボイルド的な雰囲気も漂わせたい。ですから、人妻という設定になったのです。
 欲張りな意欲で書きはじめました。ややトリッキーな出だしになっています。どこまでが本気でどこまでが芝居なのか。
 銀行支店長の立場として、彼女をどう利用すべきか。また彼女を恨んでいる人たちはどれだけいるのか。
 こうしたことが、のちのちのストーリーに深く関わっていきます。私自身は銀行になんの恨みもありませんけれども。
『美魔女狩り2 我妻千鶴子編』は三人称で書いていますが、この最初の作品では浅木郁子の視点で書かれています。彼女は自分の身に起きたことがなにがなんだかわからず、誰が敵で誰が味方かもわからないままに、恐ろしい目に遭っていくのです。
 この作品では浅木郁子のアヌスを徹底的に開発していきます。まじめに勉強し仕事し、ついに支店長まで上り詰めた彼女ですが、肉体についてはほとんど手つかずだったのです。
 アナルセックスを強要され、開発されていくうちに、いままで知らなかった快楽の世界に浸っていくのです。
 信じていた人たちの裏切りの中、藤木たちによる巧妙な罠にはまり、部下たちからの責め、公衆の前で浣腸責め、輪姦へと発展していきます。そして、ついには、尻穴女郎として彼女を恨む60人もの顧客から壮絶な責め苦を受けることになるのです。
 美魔女狩りは当初からシリーズを予定しており、ターゲットとなる女性も10人ほど候補を用意していました。現在は、刊行された作品は2作しかないのですが、3作目の『美魔女狩り 喜瀨満子編』はすでに連載完結しております。4作目も書きたいと思っているのですが……。その前に『美魔女狩り 喜瀨満子編』を仕上げて刊行しなければなりませんね。
 美魔女狩りチームは、浅木郁子をハメたことによって金銭的にも大きな利益を得ます。その資金をテコにして店も拡大、そしてさらにムリ目な美魔女を狩るパワーを手に入れていくのです。このあたりは、初期の大藪春彦の作品へのオマージュです。そう、私的な「蘇える金狼」です。ただし、大藪作品では、1人の人物にすべてをぶち込んでおりますが、私は藤木と阿久、そして美麗の3人に振り分けて、それぞれに活躍してもらう、またはストーリーを動かしてもらうようにしました。
 チームものは、たとえば古典的なサイボーグ009でもそうですが、どうしてもストーリー展開によって「不要な人物」が出てきてしまいがち。チームだからとムリに出すと邪魔になることもあります。かといって、1人オールマイティーの人物は、あまりにも強すぎるし少なくともそれが男なら女らしい部分は出せません。だったら、数人に分けて、それぞれに活躍してもらったほうがムリがありませんし、たとえチームとはいえ、その人物が出てこない時には、その人物は描写されていないけれども別のところで必要な活動をしていることにできます。
 一方、これを作者の都合でやってしまうと、どんどん人が増えてしまう可能性もあるので、そこをどう増やさずにいけるか、という点は工夫のしがいのあるとこでしょう。
 PDF版は横書きですが、アマゾンKindle版は縦書きです。

★美魔女狩り 浅木郁子編★

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藤木たち「美魔女狩りチーム」初登場作品。 銀行支店長として活躍していた美魔女・郁子は、脱出不可能の罠にはめられる。肛虐を主体とした責め苦の中で壮絶なアクメを繰り返すうちに、すべてを失い尻穴女郎・イク子へと調教され、部下や取引先から暴虐の限りを受ける。




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★美魔女狩り 我妻千鶴子編1★
美魔女2-1
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「美魔女狩りシリーズ」2番目の標的は人気コメンテーターの母娘。大物政治家と結婚していた経験を持つ千鶴子は、娘の咲を人質に取られ、交渉のために秘密クラブへ。すべてが罠であるとも知らず必死に奴隷になりきろうとするが、過酷な排泄管理をされ、恥辱にまみれる。


★美魔女狩り 我妻千鶴子編2★
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美貌と直言で人気のコメンテーター我妻千鶴子を奴隷にする……。藤木の野望は目の前で崩れそうになっていた。果たして逆転できるのか? 淫美な映画の撮影、千鶴子の策略、奴隷タレント契約……。我妻千鶴子編の完結です。


エピキュリアン1

今日のSMシーン
犯され壊されたちっぱい娘 ゆあ 七海ゆあ
犯され壊されたちっぱい娘 ゆあ 七海ゆあ




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セルフライナーノーツ 『先輩はマゾビッチ』

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 あるとき、サンマルクというカフェでチョコクロを食べてのんびりしていたら、隣の席の会話が聞こえてきました。ラフな格好をした若い男女です。分厚いテキストやノートがテーブルに何冊も広げられています。
「ねえ、○○くーん。ちょっと、ここ、教えてよお」
「ああ、そこですか。それ来年ぼく受ける予定の科目なんですけど……」
「あ、そっか」
「でも、わかりますよ、それぐらい。高校でやりませんでしたか?」
「へへへ」
 足を組んでちょっと偉そうにしている女子。そして若い男子。話から大学生で同じサークルだとわかりました。化学の話を少しやってから、その後、サークルのスケジュールの話に移っていきました。
 隣にいる私が即座にメモに「ぼくの先輩はマゾビッチ」と書いたとも知らず……。
 作品の着想はどこで得られるのか、私にも想像がつかないのです。
 美しい先輩を調教し、その様子を冷笑しながら映像化している若い学生。そんなイメージがありました。
 幸菜の勧誘でうっかりそのダメな方の映画サークル(本当の映画サークルは別にあるのです)に入ってしまった「ぼく」は、幸菜の試験の手伝いをします。先輩の家庭教師となったわけです。
 そこそこ偏差値の高い大学なので、幸菜がどうやって入学できたのかは不思議なのですが、とにかく「桑田くーん」と甘える先輩に、「ぼく」は提案をします。「お礼はいいから、1日マゾビッチになって、ぼくの言うことを守ること」。
 エッチな誘いだろうと勝手に解釈した幸菜は、「ぼく」のとんでもない命令に次々と従っていくうちに、マゾの本性が剥き出しになっていきます。さらに美しい妹の菜々子がいることもわかり、幸菜を責め続けて妹を呼び出すことにも成功。
 ところが、菜々子にはちょっとした秘密があって……。
 荒縄工房本店での連載は、2014年1月から43回にわたりました。それを修正し加筆しつつ完成させていきました。
 連載時からの変更点はいくつかありますが、もっとも大きいのは妹の名前です。伶菜という名でしたが、その後『淫虐の楽園』という作品では重要な役で玲奈という名が登場しており、自分でも好きな名なのだろうと思いつつも、こちらはより妹らしさを出したい、そして姉妹で似たような名をつけることは現実にはよくあるものの、読んでいると幸菜と紛らわしい。そこであえて妹は三文字にしてわかりやすくしました。
 この作品で「ぼく」は幸菜を性的な対象として、さらに調教の対象として冷たく観察しています。恋愛対象ではそもそもないのです。
 恋愛対象は妹の菜々子の方でしょう。それでも、一般的な恋愛とは違います。
 私はスティーヴン・キングが好きで、その最初のベストセラー「キャリー」は深く心に残っています。映画化もされたのでご存じの方も多いでしょう。
 あの作品のテーマは「血」です。母と娘という変えようのない血縁。初潮。キングはそれを超能力と結びつけて激しい物語に結実しました。
「先輩はマゾビッチ」のテーマは「被虐」です。主人公は何度か「ぼく」から逃げ出すチャンスを与えられていますが、逃げません。どっぷりと漬かっていきます。ハイスクールの「プロム」が大きな舞台となる「キャリー」になぞらえて、「先輩はマゾビッチ」は「ミスサークル」のコンテンストを大きな舞台にしています。そして幸菜はそこで「被虐」を精一杯表現することになります。
 私の作品では、このように恋愛と性愛を分離させる傾向があります。大きな意味で「ぼく」は幸菜を愛しているのだと言えなくもないのですが、徹底的に酷いことをさせていくことができるのは、一般的な意味での愛とはまるで違うのです。
 とはいえ、「ぼく」は幸菜から簡単に逃れることはできそうにないでしょう。突き放すことはできないのです。妹の菜々子との関係もあるし、自分のある意味の作品でもあるからです。
 では、幸菜の気持ちはどうなのでしょうか。
 そこは推し量るしかないのが、この作品の特徴です。被虐側の一人称を多用している私ですが、この作品は嗜虐側の一人称になっているのです。
 あえて、幸菜の気持ちには深く入らず、奇妙な生き物を観察するように描写しています。
 この作品では、サディストはマゾヒストの気持ちは永遠にわからないし、わかろうともしない、というスタンスなのです。これは私の主張ではありません。ですが、こういうケースもあり得るだろうと思っているのです。
 傲慢な主人公「ぼく」は、最初から幸菜を見下しています。そのポジションの優越こそが「ぼく」のもっとも楽しい部分であり、それを実感するために幸菜を追い込んでいきます。
 ですが、おそらくこのあと、菜々子との関係で「ぼく」のこうした気持ちは変化していくかもしれません。それによって幸菜への扱いが変わるとも思えませんが、「ぼく」は幸菜を失いたくないと思う日が来るのではないでしょうか。
 この部分は本作とは関係のない部分なので、ただその可能性もあるというだけですが。
 一方の幸菜は作中にも描いたように、自分の美しさを知っていて多くの男性に声をかけています。それなのに、なぜ「ぼく」の命令に従うのか。それは、もしかすると、彼の冷たさ、距離感が幸菜の快楽には理想的だったからではないのか。そういう部分も、この作品で考えてみたかったことですし、今後も繰り返し考えていくことになるテーマだろうと思います。
 なお、この作品は軽いコメディとして企画しており、できれば一ヵ所ぐらいは笑っていただきたいと著者は切望しております。笑いはSM小説にふさわしくないのかもしれませんが、私はどうしても取り入れたい要素なのです。
 笑いは「緊張と緩和」と言われていますけれども、SMにもまさに「緊張と緩和」があるわけで、『自虐姉』でも試みています。合わせてお読みいただければ幸いです。


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★『先輩はマゾビッチ』★
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アイドルのようにかわいい佐波幸菜をマゾビッチにしていく「ぼく」。サークルの仲間たちとザーメン漬けにして妹の美少女菜々子を呼び出して、調教はいよいよ本格化。さらにミスサークルに出場させることになり……。


★『自虐姉』★
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姉のミサは自虐癖が強く、恥ずかしいことや痛いことが大好き。心配しながらもそんなミサを欲望のままに使い倒す弟。念願の2人暮らしはやり放題の危ない日々に。やがてアパートの住人たちを巻き込んでいきます。


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今日のSMシーン
マゾに目覚めた女5 希崎ジェシカ
マゾに目覚めた女5 希崎ジェシカ



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セルフライナーノーツ 『自虐姉』

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『自虐姉』は、「自虐な姉と2人」というタイトルで「荒縄工房 SM研究室」で連載していた作品です。
 そもそもは「自虐な姉と2人ですがなにか?」というタイトルが浮かんだところからはじまります。少しゆるい自虐的な話を書きたいと思ったのがきっかけです。
 私のテーマとして自虐のヒロインがあるのですが、荒縄工房をはじめてから亜由美シリーズといい『堕ちる』シリーズといい、基本的には陰惨な話を主としていました。
 一方で明るくてコミカルな作品も書きたかったのです。『お嬢様はドM』、本書『自虐姉』、主人公がMな男性の『妹は鬼畜系』はそうしたスタンスから生み出された作品です。このほかまだ刊行予定の作品ですが、『ぼくの先輩はマゾビッチ』『自縛霊 ワケありなんです!』も同様です。
『隷徒』シリーズや『シェアしてください』も近接していますが、そこまでコミカルさは求めていません。
 主人公は自虐にふける姉を持った弟。彼の視点で描きます。姉のミサは、自ら弟の性奴隷となるほどの自虐ぶり。ついに通学時間の短縮を理由に姉弟の二人暮らしを実現します。
 ですが、そのアパートは、かつて自虐にふけって事故死した女が住んでいました。それだからか、キャミソールだけで走りまわるようなミサを見ても住人は動じません。
 実家にいたときでさえ、同居している父母や祖父母の目を盗んで自虐ざんまいのミサだったので、二人暮らしになるとさらにエスカレートしていきます。
 そんな姉をなにかといえば「バカ」と蔑む弟ですけれども、そうは言っても、姉の自虐の楽しみを深化させるためにかなり冷静に取り組んでいくところからして、言葉にならない深い愛情があるのではないかと思います。
 近親相姦をなんとも思わない二人なのですが、弟は実はそれなりに悩んでいると私は思っています。またいつかミサと別れることになることも、予感しているのです。この関係は永遠に続くものではないのですから。
 コメディ調で、謎の住人たちとの淫らな関係がはじまります。さらには大家さんも巻き込みます。
 郊外にある田園風景も残る地域に、ポツンと建っている古ぼけたアパート。すぐ近くにこのあたりでも大きな屋敷があって、そこが大家さんです。
 ミサをとことん恥ずかしい目に遭わせて、自虐熱を高めていく弟ですが、同時にこのアパートの住人たちがなにかを隠しているのではないかと気づきます。それは、事故死した女とも関係のあることではないか? さらには大家さんも関係しているのでは?
 ミステリーの要素を加えて、さらに愛しいまでにバカな姉とのいつか来る別れに備えて、なんとかミサがずっと幸せに被虐の悦楽に浸っていられるようにしてあげたいと願っている弟の心情を綴っていきます。
 そもそもの構想は、高橋留美子の『めぞん一刻』のSM版でした。でも、そのままでは二次創作になりますし、私としてもキャラクターを自由に遊ばせることができないので、まったくオリジナルで創りました。ですから、アパートの管理人は大家の未亡人ではあるものの、まったく『めぞん一刻』とは似ても似つかない話になっています。
 この主人公のミサのキャラクターは、その後も私の中では生きていて、もっとシリアスに描こうと『Mの双眸』(刊行予定)に反映されています。
 笑いは緊張と緩和による、いわば脳内の混乱を楽しむこと。満ち潮と引き潮がちょうど切り替わる瞬間のように、上げていると思ったら下げていたり、下げていると思ったら上がっているような不思議な空間で、思わず笑うのではないかと思います。
 SM小説に笑いを入れると下品なだけになる恐れもあるので、自虐プレイそのものはきちんと描いて、そこはかとなくおかしみのある部分を加えてもいます。
 わざとらしいギャグよりも、人間が欲望に取り憑かれてついついやってしまう、または言葉に発してしまうようなシチュエーションをつくっていくほうが私は好きです。
 とはいえ、まったくのコメディではありませんので、笑いだけを求められるとちょっと困ってしまいますが……。
 この作品のエンディングは、『玩具にしてください! 変態女子校生・菜津希』にも通じるものがあります。
 連載時には、パート2を描くつもりでいたようですが、いまの私にはその考えはありません。この作品で描けなかったことは、すでにその後の別の作品に継承されていますから。
 ただ最後の最後に、SM小説ではよくあること、できれば作品の冒頭か、あるいは中程で起きるべきことが起きています。弟と別れたあとのミサの被虐人生を決定付けることなのですが、そう考えるとむしろSM小説としてはここからがスタートだとも言えます。
 いつか、ミサのその後、あるいは弟のその後について書くこともあるかもしれません。しかし、この作品に漂う情緒は、二度と再現できないのではないかと私は思っています。失われた青春の日々のように、いまも読み返してみると、「ああ、もうここには戻れないのだな」と思うのです。
 現在のところPDF版のみとなっております。表紙や奥付に月工仮面さんによるイラストを掲載させていただきました。


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★『自虐姉』★
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姉のミサは自虐癖が強く、恥ずかしいことや痛いことが大好き。心配しながらもそんなミサを欲望のままに使い倒す弟。念願の2人暮らしはやり放題の危ない日々に。やがてアパートの住人たちを巻き込んでいきます。





★小説『堕ちる 明日菜編01+』★
堕ちる明日菜01
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自虐趣味が大変なことに 「SM研究室」の人気連載「「自虐者・明日菜の真性必罰日記」全編、そして連載中の「小説 堕ちる 明日菜編」を+(プラス)。全編加筆修正しました。お下劣で過激な一人遊びから始まって性社畜へと堕ちていきます。843ページ。


★小説『堕ちる 明日菜編02+』★
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自虐者・明日菜の続編です。「小説 堕ちる 明日菜編02」と「明日菜の夏休み・冬休み」を収録。全編加筆修正しました。過激な一人遊びや、性社畜へと堕ちた明日菜の行方をお楽しみください。


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今から越谷/145cm/34キロ/Bかぷ/したはつるつる~/お買い物つきあってほちぃ◆ 18才
今から越谷/145cm/34キロ/Bかぷ/したはつるつる~/お買い物つきあってほちぃ◆ 18才





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セルフライナーノーツ 『被虐の街』

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『被虐の街』は人妻を主人公とした、ストレートなSM小説(当社比)です。メインは調教、羞恥責めです。そこに早い段階から肛虐も盛り込んでいます。しかし、あんぷらぐどの作品にしてはグロテスク、猟奇的な描写は少なく、ほとんど血も流しません。肉体的な残酷さはありませんが、心理的にはかなり過酷です。
 私のSM小説の主人公は、女子校生、大学生、OL、人妻といった「立場」を意識しています。SM小説だけではなく官能小説やAVでも、主人公の立場を明確にする傾向があることはご存じの通りです。
 これまでの人妻作品は、『家畜妻の歌』や『M妻佳乃の崩壊』『美魔女狩りシリーズ』(浅木郁子編、我妻千鶴子編)、『共用淫虐妻・千春』(十二階)、『縄味』があります。
 もっとも、『M妻佳乃の崩壊』や『美魔女狩り・我妻千鶴子編』の主人公は、別居していたり離婚しているため、厳密に人妻とは言えないかもしれません。
 この『被虐の街』は、当初はノワール系の作品を書こうと構想していました。構想段階での主人公は冒頭に出てくる二十代の金貸し、春川華純です。彼女はいわゆる闇金ですが、お金を貸す対象を女性に限定し、しかも厳選しています。本書の主人公「私」(名前は杏奈)は、その毒牙にかかった被害者です。
 タイトルに「街」としたのは、この街の裏を牛耳っているこの華純をメインで構想していたからです。ブログ連載時には「杏奈編」として考えていました。この街には、借金の返済のためにアブノーマルな欲望の犠牲となっていく女性がたくさんいる、というイメージです。
 大好きなスティーブン・キングの作品に映画にもなった『ニードフル・シングス』があります。もっと初期には『呪われた町』もあります。いずれも町全体を舞台としたホラー作品で、とくに『ニードフル・シングス』は一人の男によって町が崩壊していくドミノ倒しをみごとに描いています。人々の欲望をかなえてあげることが、大きな災厄を招いていくのです。
 杏奈の住む町も、ごく普通に生活していれば日本中のどこにでもある町です。しかし華純と接触した者は、表からは見えない闇へと引きずり込まれていくのです。
 杏奈はIT企業に勤める夫と二人暮らし。ブラック企業と揶揄されるほどハードに働かされているので、夫婦生活もおざなり。
 三十二歳になって子どももなく、もし夫が倒れたら、または離婚することになったらと考えて自分のビジネスをはじめました。ネット通販の事業で、同じマンションの主婦たちにモニタリングしてもらうなどして、交遊関係を拡げているうちに女性だけにお金を貸す華純の存在を知ります。
 最初はごくわずかな金額を短期間借りて、すぐに返済しました。親切で便利だと感じたわけです。ですが、あるときネット通販で仕入れた商品の価格が暴落して大きな損失を出します。その損失補填のために、百万円近い金額を借ります。闇金ですので支払いが滞ると雪だるま式に借金が膨らんでいきます。ついには五百万近くに。
 夫にはとても言えない、なんとか返済するにはどうすればいいか、と悩む杏奈を華純は闇へと引きずり込みます。
「オークションで借金を肩代わりしてくれる人を募集すればいい」と。
 代償は杏奈自身の体と時間です。ただし、この方法で返済できるのは一回限りだと念を押されて、杏奈は思い切ってオークションに参加します。条件としては、恥ずかしい全身の映像を公開することと、体のどこかに二次元コードを刺青すること。杏奈は脇の下を選びます。提供する日時は、杏奈の日常を考慮して夫に知られないように組まれます。
 オークションは順調で、わずかな時間に四人が資金を提供、全額返済となりました。一日(十二時間)杏奈を貸し切る条件で資金を出した者が二人、丸三日間貸し切る条件の者が二人。都合四人、延べ八日間の苦行を耐えればいいのです。ただし、途中で杏奈がギブアップすれば、借金は丸々残ってしまい、別の方法で返済しなければなりません。
 華純のオークションに参加する「会員」たちは指折りの変態揃い。デートしたりセックスすれば済む話ではないのです。
 八日間の調教を受ける人妻・杏奈の話を、彼女の視点(一人称)で描きました。あんぷらぐどの特徴として、被虐にあえぐ主人公に「憑依」する一人称タイプの作品群があります(典型的なのは『堕ちる 特別編』)。本書もそのスタイルで書いています。
 ブログ連載時には、最初の男(十二時間)と、その次の男(三日間)を描いて終わりました。
 刊行を前に原稿を徹底的に手を入れていき、校正も終わらせて、最後にもう一度読み直したところ、どうしても気に入りません。当初は2016年に刊行したかったのですが、著者のわがままで刊行一歩手前の原稿を、もう一度手を加えることにしました。その結果、2017年1月の刊行となりました。
 当初は一人目の男による調教のあと、いきなり三日間買い取った男へと話がジャンプしていたのですが、一人目が伏線のようにツバだけつけてやり切っていないことがいくつか残っており、それを刊行作品としてはしっかり描き切っておきたいと思ったのです。
 このため、二日目、つまりもう一人の一日買い取った者を描く必要があり、同時に全体を通して連載時にはなかった側面も描くことになりました。
 連載時との主な相違点は、二日目のエピソードがあること。そしてその結果、二日目の段階で杏奈は、華純の周到な罠にはめられたことに気づく点です。
 気づいたからといってどうにもなりません。でも、終盤の三日間の意味は大きく変わります。
 連載時、杏奈は苦痛に満ちた三日間を、一日目に覚えた被虐の悦楽に溺れるように過ごします(途中、何度か大きな意識の変化は余儀なくされるとはいえ)。今回の改稿によって、杏奈は真実に気づいた上で三日間に臨みます。
 なにがあろうとやり切るしかなく、やり切った先に待っているものは、当初甘く考えていた平和な家庭の復活などではないことも承知の上で、買い取った者の命令に従って肉体を提供することになります。
 それは女性としては、ある意味で初日以上に過酷な二日目を経験した結果です。杏奈は大きく変わっていったのです。
 とはいえこうしたストレートなSM小説のエンディングは、より過酷な未来を示唆して終わるのがお決まりですので、彼女の悦楽に対する淡い期待も打ち砕かれていきます。
 SM小説の典型として、借金を返せないかわりに肉体を、という理不尽な要求から被虐の罠にはまっていく世界があるのですが、私なりに踏襲しているつもりです。ただし、現代は自己責任の時代なので、親族の借金の肩代わりであるとか連帯保証人といった、より理不尽な設定は困難ではないかと思い、自分の借金としたわけですけれども。
 シリーズ化を構想していましたが、現在のところ続編は考えておりません。華純については本作では冒頭のみの登場で、どんな人間かはほとんどわかりません。シリーズで対応するかどうかは未定ですけれども、この華純についても、いずれはなんらかの形で作品にしたいと思っています。
 華純をメインにすると、これまでのあんぷらぐど作品とはかなり異質な話になるかもしれません。いずれ取り組みたいと思っています。
 
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★M妻佳乃の崩壊★


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女性が自ら語る被虐体験。それは盗撮からはじまり、契約によってあらゆる行為を強いられていく。夫と別居をはじめた元ミス・キャンパスの佳乃は、夫との軽いSMプレイから、被虐に目覚めていた。その思いから、見知らぬ男の誘いを受け、暴力と残虐の世界に踏み込んでいく。人妻が暴力と残虐の世界をさまよう。



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新婚の若妻が夫と取り交わした家畜妻契約。古びたアパートの一室で7人の飼育員によって日々、調教されマゾの悦びにどっぷりと漬かっていく。調教を受ける若妻の視点で描く。


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ペンネーム「あんぷらぐど」
1970年代からのSM小説を読み、書き。「仲ゆうじ」などのペンネームで「SMセレクト」などに小説を書かせていただいておりました。
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