天使と悪魔の変態辞典 15 タチ 求められる善意と悪意

タチ

天使
リード役がタチ。されるがままなのはネコとかウケと呼ばれることが多いようです。語源は、歌舞伎の立役でしょう。舞台の上で立って演技をする人たちの総称。ほかは座っていますからね。そこから男役、善人の主役といった意味で使われるようになったのです。
立役が略されてタチ。この人が芝居を動かしていくのです。
セックスにおいては、挿入する男がタチ。挿入される女がウケ。これを基本として、性別関係なく、リードする側の意味でタチを使うようになっているのです。
ただし、一般的にはどっちがリードしようがあまり大きな問題ではなく、区別をする意味はそれほど大きくはありません。
問題になるのは同性愛の場合でしょう。見た目ではどちらも男同士、女同士なので、リード役はどっちなのかなとか、自分はリード役がやりたいのかどうか、といったことは重要な問題になりますからね。
現実では男女の場合でも、どちらがリードしているのかは、2人の間でのことなので外からは予想がつかないことも多いものですが。

悪魔
通常の教育では、先輩がリードして、後輩は従う。従いながら学び、やがてリードする側になる者もいれば、学んだ結果、従う側を選択することもあるだろう。
また、リバ(どちらもできる)の存在もあり、「今日はタチ」とか相手によってタチになる、シチュエーションでタチになるといったケースもあるだろう。
リード役は知識、技術が必要だ。そして相手に対する理解も求められる。無理解なリード役はとても危険だからだ。
リード役の責任は大きい。どこで止めるかを決めるのもタチ側である。知識、経験、技量によってウケに拒絶されるようでは、そもそも成り立たない。
立役に善人の主役つまりヒーローの意味を含ませているのだが、現実にタチには、ヒーローの要素を求める人も多いだろう。それはリードを任せる側としては、善意で行動してくれることを期待して任せるからだ。
変態行為においても、タチはある意味の善意が必要だ。悪意ある善意。矛盾するようにも聞こえるのだが、従う側はタチに対してある種の悪意を求めている以上、それを汲み取って判断できる技量も必要になるのだ。
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