令和弐年官能浴日記 1月

某日 2020年。令和二年となった。なんの予感もわかず、夢はいろいろ見過ぎて初夢がどういうものだったか断定できない。
某日 録画していた「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで大晦日スペシャル 絶対に笑ってはいけない青春ハイスクール24時!」を適当に見つつ、ネタ番組「笑いの王者が大集結!ドリーム東西ネタ合戦」も見たりして。ほぼ吉本芸人の番組だな。官能性が乏しい。
某日 天皇杯 JFA 第99回全日本サッカー選手権大会サッカー
新国立競技場のこけら落とし。来年は100回になるのか。それにしてもいい競技場だなあ。サッカーをやるにはもったいない。ビジャがこの試合で引退。ヴィッセル神戸対鹿島アントラーズ。前半で2点を入れた神戸。勢いのまま勝利。
某日 沁みる夜汽車
2019冬「チンチン電車で帰ろうよ~阪堺電車~」
阪堺電車。路面電車だね。母に連れられいつもと反対方向へ。しかも幼い彼の知っている限界を越えて遠く。海まで。寂しそうな母。言葉を発しない母に怯え不安を感じていたが「なんでも買っていいよ」といわれお面を買って楽しそうなふりをして遊んだ。だが暗くなるまで帰ろうと言わない。「チンチン電車で帰ろうよ」と母に言い、一緒にチンチン電車で戻った。なにも言わなかった母だが、彼が就職するときに「生きててよかった」とポツリと言ったという。死ぬ気だったのか。わからないけど。ちゃんとした物語だね。詩情がある。古い小説を読んでいるようだ。官能性たっぷり。
2019冬「駅そばが紡ぐ縁~JR常磐線 我孫子駅~」
駅そばが紡ぐ縁。JR常磐線。我孫子駅。立ち食いそば弥生軒。「唐揚げ蕎麦」が名物。そこで生まれた不思議な縁。人付き合いが苦手な彼。学生時代に食べていて声をかけてくれるこの店を大学時代に思い出す。そしてバイトを始める。多くの従業員たちが一度辞めてもまた戻ってくる。社長は辞めた人も再雇用する。画家の山下清もここで働いていた。昭和17年のことだという。辞めてはまた戻り。まるで家のような。ホームだけに。
某日 アメリカンフットボール日本選手権 プルデンシャル生命杯 第73回ライスボウル
関学対富士通。富士通の圧倒的なパワー。関学もがんばってはいるけどね。どうしても最後まで興味深く見ていられない。それにしても、スタッツとかぜんぜん上がってこないんだよね。日本は記録の整備や速報性がまったくなくて、ファンとしてはまるで楽しくない。
某日 新美の巨人たち
『パブロ・ピカソ「ゲルニカ」』 ピカソに爆問の太田が挑む。ゲルニカのタペストリーが日本に来ていたんだね。ピカソ公認のものだとか。太田に強く影響を与えた「泣く女」。ゲルニカと泣く女には関連があったんだ。
『ゴッホ「糸杉」』
ラーメンズ片桐が行く。彼はゴッホに触発されて美術の道を目指した。俳優として紹介されているね。糸杉の描き方に迫る。遠くから見ると風景画。だが近づくに連れて燃える炎のような特別な絵になっていく。実際に再現しようとするが、1時間ぐらい絵の具を厚塗りしただけではゴッホにならない。何度も何度も乾いては塗りをしたのではないか。ゴッホは好きで絵描きになったのではない。宗教に生きようとしたのに学ぶことができず、ほかにできないから絵の道に進んだ。
某日 新春おもしろ荘
ぺこぱは昨年だったよね。好きだな。今年はレベルが高い。SNSでも話題の「駆け抜けて軽トラ」。太った女子がほぼ裸。出川は「エイトブリッジ」(有田の運転手で天然すぎる)。「Yes!アキト」ねえ。
某日 四分間のマリーゴールド
録画していて、途中で見るのをやめていてが、なにげなく最後まで見た。
9話まではよかったな。そのあとの最終回はどうだろうなあ。終わらせるしかないからだけど、これか。ドラマの最終回ってどうしてもね。9話の沙羅(菜々緒)と母(麻生祐未)との会話がよかった。7話もよかったけどね。これがやりたいなら、ここのあとストンと落としておいたほうがよかった気がする。あ、どうしても連続ドラマだからしょうがないか。官能性が足りない。
某日 カルロス・ゴーンの会見。
まさか日本を脱出してヨルダンに行くとはね。そして会見をやるとはね。しかも予定されていた話はしない。いつものプレゼン。だが、これまでは立派な場所でやっていたのに、今日は公民館でやってる風で、落ちぶれた感もあるよね。世耕元経産大臣の名が出なかったのは残念。
ゴーンの選択肢はこれしかなかったのだろう。
某日 アメトーーク「スターウォーズ芸人」
スカイウォーカー家の話として整理してくれたので楽しかった。番組ではあくまでエピソード4から公開順に紹介していく。なにも知らない狩野英孝が、エピソード1からドラマの時系列で見せると、意外なところで感動することが判明。オールドファンが驚いたエピソード5でのダースベイダーが父だとわかるシーンはすでにわかっているから驚かないのだが、エピソード3でダースベイダーになる場面は怖いと感動していた。なるほど。
某日 ロンハー「ロンハーに時々呼ぶかもしれない女性タレントオーディション」
安倍乙が出ていた。おもしろい。番組そのものもマンネリ化していてゴッドタンほどの勢いもない。かなりがんばる女性たちを、からかうようにロンブー敦の非情な指令。SMっぽくていい。最後はニセ催眠術にかかったふりをさせられて、ニワトリやゴリラや犬になって隣室の敦たちの部屋へ。安倍乙はとにかく最初から涙。そしてジャグリングを何度もやらされて。当然、彼女が残る。官能性ちょっぴり。
某日 探偵ナイトスクープ
松本人志2回目。今回は2件しかなく、2件目がいままでとぜんぜん違う内容と演出で驚く。「浮気が妻にバレました」。浮気性の夫が、捨てられてしまった妻の親から引き継いだ結婚指輪の代わりに、自分親たちから結婚指輪を貰って仲直りしたいという話なのだが、ほぼドキュメント。こういう人もいるんだな、という話に終始。無事に指輪は貰えたのだが、なんと父親が「おれも」と浮気性だったことを告白し、血筋かよ、と思わせる。新しい演出は今後、どのように発展するのだろう。
某日 人志松本のすべらない話
GACKTがゲストで、どういうわけか彼だけ4つぐらい話をするのだが、必ず「~という題なんですが」と話にタイトルがあって、実名ではないかもしれないが登場人物に名前がある。話というのはこれが実に重要であることがよくわかる。GACKTの話術はなかなかのもので、演者としての才能もあるようだった。こういう、ちょっと嫌な言い方をする落語家って昔からあって、ほがらかで明るいだけの落語家よりずっと上手いのである。
某日 第56回全国大学ラグビーフットボール選手権大会
明治対早稲田。新しい国立競技場。決勝で当たるのは23年ぶり。対抗戦で圧勝していた明治。早稲田はそれから力をつけてきているとは思うけど。試合全体としては早稲田のリズムだった。明治は追い上げようとしたのだが最後まで掴みきれなかった。官能性高い試合。
某日 マツコの知らない世界
おはぎ。久しぶりに濃いプレゼンター。フィットネスの女王で、おはぎを一口で食べる安井友梨。「最近見たなかで一番怖いホラーだわ」とマツコに言われていた。豪快だ。AV男優みたいな旦那。一緒にボディービル系なんだよね。それでいて丸ノ内で外資系企業の営業をしているというんだけど、こんな人が営業に来たら……。ちょっと官能性に反応。
某日 ベトナムのチャート
Spotifyでは各国のベスト50とか聞けるようになったんだけど、いろいろ聞いていたら、ベトナムで1位のファン・マン・クウィン (Phan M nh Qu nh)って男性アーティストを発見。
なにを言っているかわからないが声とサウンドがすばらしい。ほかにもベトナムチャートはおもしろい。もちろん海外の曲も多いのだが、全体に穏やかな曲ばかりのチャートなんだよね。官能性あり。
某日 コタキ兄弟と四苦八苦
宮藤官九郎もレギュラーのようだ。無職中年兄弟(仲は悪い、正反対の性格)を個性派俳優の古舘寛治、滝藤賢一がダブル主演。コタキは二人の名字を合成したものだろう。「レンタルおやじ」をやることになり……。1話目「怨憎会苦」は市川実日子がゲスト。いきなり右眼負傷で血だらけなんだよ。すごいな。脚本もすばらしく、初回で兄弟の性格と主な舞台(喫茶店と街)をくっきり描き、兄弟がそれぞれ抱えている問題も織り込んでいて、今後にそれがどうなるか、という点も気になるようにしている。いや、どうなるか、というのはそれほど大げさな展開はあり得ないのだが、でも気になる。官能性ほどほど。
2話もとてもいい。結婚披露宴に行くが、なんと花嫁とその両親以外はみなレンタルだった。このドラマは、嫌なことになりそうな現代的なすごく怖い部分を扱っていながら、むしろいい感じに終わる。よくできている。
某日 ぐるナイ「グルメチキンレース・ゴチになります!」
ゴチバトルの新しいメンバーは、ジャニーズ枠はベテランの増田貴久(NEWS)。女性は本田翼。これなら引き続き見てもいいか。ある週刊誌で「消える」リストに入っていた本田翼は正念場なんだよね。
その後の回で、ノブが事前収録で不在のとき。それがよかった。なんといっても新メンバーの増田と、ゲストの広瀬アリスがちょっとおバカな部分で共鳴し、そこに新メンバーの本田翼が加わって、なにより明るく楽しい! 官能性でも高まる。正直、土屋太鳳の時代は暗かった。
某日 椎名林檎お宝アーカイブ
とにかくすばらしい番組だった。都庁前で演奏した「青春の瞬き」、オーケストラバージョンの「罪と罰」。2007年の「歌舞伎町の女王」。斉藤ネコさんが編曲して指揮をする。そしてオーケストラバージョンの「SONGS」でやった「丸の内サディスティック」。眼鏡をかけた椎名林檎。ビッグバンドジャズのアレンジ。合間にインタビュー。紅白のシーンなど。官能性満喫。
某日 怪談牡丹灯籠 異聞『お露と新三郎』
NHKBSで年末にやったもの。官能性の高い映像。因縁話なので、仏像を盗み幽霊から貰った百両を手に逃げた下男夫婦の伴蔵(ともぞう)お峰(おみね)の話が続く。最後のところをバババっと一瞬で見せる演出。そして終わるのだ。いい余韻。なんといってもすばらしいのは、原作の物語の豊饒さだろう。すべてが欲にかられた行動。妄執である。そして、幽霊より怖い人間の浅ましさ。
幽霊はあとは成仏するだけなのに、人間は死ぬまでの間に「一度ぐらいはいい目にあいたい」と思ってしまう。官能性あり。
某日 Zabu-1グランプリ
落語家の対決番組。なんだか音が悪い! 最初は、ちょっとダメだなと思ったのに、途中で気持ちが変わる。これは落語を知らない人にとってはわかりやすい入門になるし、知っている者には食べ放題の店に入ったようで古典などを適度なスピードで楽しめる。声を拾うマイクは誰もが同じ条件なのだろう。つまり演者の喉によって差がはっきり出やすい。ライブ感がとてもあってシビアだ。
某日 大河ドラマ「麒麟がくる」
なんか色が鮮やかなのんは4Kとか8Kのせいなんだろうな。本木雅弘の斉藤道三があまりにもみごとで驚く。明智は頭がよすぎる。そして、3話まで見たが、うーん。史実ベースだからしょうがないが、つまらないドラマもあるね。
某日 タモリ倶楽部
風船ガム。若者のガム離れ。みんなで風船ガムをふくらませる競技をやってみるが、なかなかうまくいかない。一番面白かったのは、タモリが宮下(宮下草薙)を見て「おまえの顔は煎餅に似てるな」。フィリックスガムはまだあるんだ。懐かしいなあ。1960年からあるという。当時は5円。いま10円。
某日 NFL。タイタンズはなぜ負けたかな。チーフスQBマホームズを抑えられなかった。それに尽きる。スピードのあるヒルを使ってきたのでタイタンズ守備はマホームズだけに突っ込めなくなったんだよね。これは49ersでも起こり得る事態だね。
NFLジャイアンツのイーライ・マニングが引退を発表。鮮烈な印象。偉大な兄との対比。いろいろあるけど、サイズが小さくポケットパッサーでもあった彼が、これだけやってきた点はホントにすごい。
NFLパンサーズのキークリーが引退するんだねえ。残念だ。
NFLプロボウル。オールスター戦でまあ、これはそれほどでもないのだが、ウィルソン(シーホークス)が先発QBをブリーズ(セインツ)に譲ったのだとか。ブリーズは来年はもうわからないものね。
NBAの元スーパースター、コービー・ブライアントがヘリコプター事故で急逝し、その影がこのボウルゲームにも。
プロボウルの前にスキルズ・ショーダウン(Pro Bowl Skills Showdown)というNFL選手による運動会があって、それが少しだけ見られたのだが、おもしろそうだった。ドッジボールがすごい。5対5。ボールは6個。キャッチしたら、キャッチされた人がアウト。審判が大変だ。
某日 NHKスペシャルの「食の起源」
塩の回のみを見た。塩には中毒性がある。現代人は塩を取り過ぎている。5グラムでも多いのだという。2グラムあれば十分らしいのだ。しかも舌の味覚のセンサーには、糖分とナトリウムが一緒のときに反応する成分があり、甘みをさらに高まる。脂も塩と一緒ではじめて強く感じるらしいのだ。わずかな塩分が脳を刺激して「おいしい」と感じるようになっている。脳の報酬系に働きかけて快楽になっていく。塩があることではじめてそれを感じることができるから、私たちは塩の虜になってしまう。
某日 グラミー賞
コービー・ブライアントの死亡事故で追悼も入る。リゾが圧巻のパフォーマンスを見せて、自身も受賞。ビリー・アイリッシュが4部門。兄貴もプロデュースで取ったので5部門だね。1981年のクリストファー・クロスの「セイリング(Sailing)」以来、39年ぶりというが、クリストファー・クロスはめちゃくちゃヒットしたんだが、当初歌だけ日本でヒットして、当人が登場して「うそ! おっさんかよ」となったよね。
某日 渋谷マークシティー内の「西楼厨」が突然閉店してしまったんだよね。なんてこったパンナコッタだよ。もうあの麻婆豆腐が食べられない。最後に食べたのは12月。だいたい月1で食べていたんだけど……。

(協力:エピキュリアン メタル尿道カテーテル)

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