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奈々恵の百日 1 第一話 奴隷市場 その1

★こんにちは。あんぷらぐ(荒縄工房)です。連載の完結した「許諾ください」の続編「奈々恵の百日」を連載開始します。今回は書き下ろしというだけではなく、短編連作になる予定で、まずは第一話「奴隷市場」を3回で連載予定です。第二話はいつになるか未定ですけども……。「許諾ください」では三号と呼ばれる家畜男との結婚話が持ち上がったところで終っています。主人公の奈々恵は離婚したばかりなので百日後でなければ正式な婚姻はできません。この間に奈々恵が家畜嫁としてふさわしいのか、三号が認めるか、その上で飼い主が認めるか、という話なります。その百日間を数話にわけて描きます。お楽しみに。

 自分の呼吸。なんとか落ち着かせたいと思っても、深く吸うと臭い布がピタッと顔を覆う。息さえも自由にさせないつもりなのです。
 これは生乾きの雑巾のような臭い。それはつまり、私の頭をすっぽり覆った分厚い巾着袋は、何度も何度も、こうして人の頭を覆ってきたことをうかがわせます。
 以前にこれを被った人は、その後、どうなったのでしょう。
 いま、この時間も、どんな目に合わされているのでしょう。
 これは私の葬式でもあるのです。美和に袋を被せられる前に言われたのです。
「奈々恵さん。死んじゃうんですね」
 ある意味の死。
「奈々恵さんみたいになっちゃったら、生きていてもしょうがないですもんね」
 エロ漫画を描く娘。私に彼女が一部五百円で売っている同人誌の中のキャラクターと同じことをさせてきました。いまでは私自身、彼女のキャラクターの先へ行ってしまい、美和は私のことを描いて販売しているのです。それ以上に、熱心に撮影していた動画の売り上げは大きいようでした。
 ですが、すべてを許諾した私には、なんの権利もないのです。生きていく権利さえも。
 口の中にペニス型の固い棒が入っています。それはベルトでがっちりと留められて、南京錠までかけられています。亀頭部分が喉に当たっています。唇を動かすと溜った涎がダラダラと流れていき、首で絞められた巾着袋に溜っています。
 鼻でしか呼吸できないのに、強く吸うと袋がピタッと鼻の穴に貼り付くので、パニックになりそうなのに、あえて静かに呼吸しなくてはなりません。
 自分の涎のニオイは甘く感じます。あまりにも慣れ親しんでいるからでしょうか。
 ガタッと音がし機密性の高いドアが開くと、耳に気圧の変化を感じました。同時に、ざわざわとした音が流れ込んできます。このドアの向こうは、どうなっているのか知らされていません。
 目隠しをされて連れてこられた場所。数人の人たち(おそらく中麦たちもいたはずです)に服を剥ぎ取られ、穴あきのブラのようなものを装着されました。両手には重い金属の枷がつけられて手錠のようにわずかな自由しか許されず、そこから足に当たるとゾッとするほど太く重い鎖がのびて、両足首の枷とつながっています。両足首の枷には手枷からの鎖だけではなく、頑丈な棒が取り付けられたようで、私はやや足を開いたまま、ロボットのようにぎこちなく歩くことしかできません。
 乳首とクリトリスに噛みついている金具には慣れてきたところですが、かなり重い金属の球がぶら下げられました。鈴のような軽いものではなく、常に男の人の指先で下へ引っ張られているような痛みがあります。
 アナルプラグは平時、常に入れられたままになっています。
 ヒュッと風を切る鋭い音がしたと思うと、右肩から肩甲骨にかけて、切り裂くような痛みが走りました。
「行くよ」
 中麦の声。少し遠いです。
 首輪とリードではなく、合図は鞭。固い木の棒でしょうか。
 ここでは私は鎖をジャラジャラと鳴らしながら、右、左と不器用に足を出して前に進みます。
「次は、本日、売りに出た奴隷。奈々恵です。すでに彼女の動画などをご覧になっている方も多いことでしょうが……」
 滑らかな口調の男性が司会をしていますが、微かに私の以前の悲鳴やあえぎ声も聞こえていて、どうやら美和たちが作った私の映像を流しているようです。
「33歳4ヵ月。バツイチ。現在、飼い主募集中です」
 乳房の上にビシッと鞭を受けて、停止。乱暴に誰かの手に腕を掴まれ、左側へ少し向きを変えさせられます。
「血液はA型。身長百五十五。靴は二十二、体重はこの店で先ほど計測したところ42キロ。状態は健康です。サイズは上から83、58、86。滅多につけませんがブラはEカップです。ただし現在、乳首にはご覧のように金具をネジで留めており、根元にリングをつけることで引き伸ばしています。乳頭は直径15ミリ、長さは18ミリです。リングは厚さ3ミリのものを5個装着しています。クリトリスにも同様です。こちらは順調に育っておりまして、直径九ミリ、長さ48ミリです。同じくリングを十個つけています」
 またしても腕をぎゅっと掴まれ、向きを乱暴に変えさせられます。
 何人ぐらい客がいるのかはわかりませんが、微かにタバコや酒の匂いがし、ガチャガチャと食器の当たる音のほか、小声によるざわめきも聞こえてきます。
 袋をすっぽり被せられた頭を押されて、お尻を突き出すポーズになります。
「ただいま直径8.5センチ、長さ23センチのシリコンのプラグを常時、装着中です」
 中麦でしょうか。お尻を割り開きます。さらに指先でプラグをぐいぐいと動かします。抜くつもりです。そういうことが即座にわかるようになってしまいました。
 アヌスについては、こちらで可能な限り協力しないと激痛につながるので、嫌でも覚えてしまうのです。
 いきむように広げていきます。盛り上がりながら、巨大なプラグの全貌がしだいに明らかになっていくはずです。
「んんんん」
 ボコッと音がしたような気がして、抜けました。
「かなり開発が進んでいますね」
 その姿勢から、数人が私を前に倒していき、足が硬い大きいものにぶつかる。前になにかある。ゆっくりと冷たいクッションに肌を押しつけられていきます。ジャラジャラと鳴っていた鎖は肌とクッションに抑えられて黙ります。
 お尻が頭より高くなっています。
「では、お試しください。奈々恵はご存じのように輪姦が大好きです。毎日のように二十発ぐらい連続でやられるのを好みます」
 ワセリンやローションをかけられ、背後から男たちにやられます。
「試し掘りってわけだ」
「ケツ穴もマンコも、それだけ耐久性があるってことか」
「確かに、デカマラもいけるね」
「おまえのマラはそんなにデカイとはいえないぞ。ハハハ」
 男たちは笑いながら、犯しています。
 入って来る、擦り上げられる、出て行く……。
 息ができない時間が増えていきます。
 柔らかな布を不釣り合いな太い針で縫うように、永遠に続く運針が、私を違うカタチに作り替えていくのです。
 ドビュッ、ドビュッと大量の精液が膣内や腸内に注がれていくのですが、誰一人、私の体を気遣う者はここにはいません。
 私自身、自分がこうしていると、まったく違う物になっていく気がしています。この肉体を突き放し、突き落としているのは私なのです。
「見てくださいよ、ダラダラとザーメンを溢れさせているこの穴を。いやらしく充血して、弾けている」
「味は悪くないな」
「ヤリマンってやつは、また別物なんですよ」
「確かに」
「腐りかけの肉の味ですね」
「それを言うなら、熟成と……」
 声は私の中にあるのか、外にあるのか。幻聴なのか現実なのか。そんなことはどうでもいいのです。
 台から引き上げられ、床におろされました。冷たい固い床。お尻をつけると自分がクタクタになっていることがわかります。鎖がたまらなく重くのしかかってきます。振り払う力もありません。
 ガチャガチャと枷が外されていくのはうれしいのですが、これで終るわけがないでしょう。
 キュッと微かな音。
 中麦です。間違いありません。彼がそこにいて縄をしごいています。力の入らない手首にさっと巻かれて引かれます。足首が持ち上げられ、手首と並ぶように、でも手首と足首は直接は触れないようにそれぞれに縛られていきます。
「うううううう」
 右と左。手首と足首をまとめられ、その縄が力強く上に引き上げられていきます。お尻が床から浮き上がっていくと、このままではとても耐えられないと思う寸前に、お尻の下に台があてがわれました。
 太い縄が首にかけられ、締まらない程度に引き上げられます。
 お尻を台にのせて、体はやや後方に倒れたまま、手足を左右に開いて股間を晒している姿にさせられました。背中にさきほどと同じような固いクッションの背もたれが押し当てられます。苦しいですが、安定しました。
 陰部にひと肌よりは少し冷たいローションが垂らされています。
 カチャカチャと音がし、金属の器具が挿入されていきます。クスコでしょう。アヌスにも差し込まれます。
 目一杯開かれます。
 ようやく布袋の紐が緩められ、頭から引き抜かれました。



★共用淫虐妻・千春★

DLSiteのみで販売しています。小説『十二階』一部、二部を改題・改稿した作品です。
十二階に住む達也に頼まれ、千春の調教を引き受ける。彼女の奥底にある危ういまでの被虐性を知り、厳しい調教を行う。さらに達也の提案でマンション全体の「共用」として千春を住人に貸し出す。特殊なペットとして改造にも踏み出す。語り手の調教役を男性にし、一部の表現を変更。ストーリーは小説『十二階』一部、二部と同じです。



★小説『十二階』第一部★
十二階第一部
DMM.R18でのみ販売中。とあるマンションで人妻を徹底調教する。千春は夫の決断で同じマンションに住む敏恵に調教を委託することになった。激しくも甘美な調教で、昼夜を問わず若妻は被虐にどっぷりと染まる。



★小説『十二階』第二部★
十二階第一部

DMM.R18でのみ販売中。調教はマンションぐるみとなり、千春には衣服もプライバシーもなくなってしまう。住人に貸し出される人妻は、さらに苛烈な運命が待っていた。



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奈々恵の百日 2 第一話 奴隷市場 その2

前回はこちらへ

 思ったよりも多くの人がそこにいました。見知った顔かどうかはよくわかりません。目の焦点が合わないのです。
 ベルトも外され、ようやく口の中に詰め込まれていたものを吐き出すことができました。ダラッと涎があふれ出ます。
 誰かが私の髪を握っています。
「言いたいことがあるだろう?」
 言葉を出そうとしても、喉がしばらく役に立たず、失礼にならない程度のえずきと空咳を繰り返していると、髪を掴まれて頭を前後左右に振り回されます。
「私、奈々恵は」と言ってみましたが、あまりに声が小さいのでもう一度、できるだけ頑張って声を出し、「みなさまの肉便器として、どのような求めにも応じます」と続け、記憶した宣言文をすべて言い切りました。
「部屋の中ってなんだ」
 その声は中麦です。宣言文はもともと、私が住んでいた部屋の玄関に貼っていて、私は裸で土下座して暗唱してお客様をお迎えしていたのです。
「これからは、そこは変えるんだ。そうだな……」
 続きはこう変更になりました。
「みなさまの欲望の捌け口として存分にお楽しみください。いつまで、どのようにお使いなるかはみなさまに委ねます。性的奉仕はもちろんのこと、緊縛、SM行為等、お望みのままにお応えします。どのような道具をお使いになってもかまいません。私自身は金銭を受け取ることはありません。代償をお願いすることも、請求することもありません。いつでもどこでも、肉便器奈々恵をお使いください」
 誰もなにも言いません。
 美和──。
 正面の小柄な人影は彼女です。トートバッグから何かを取り出し、床に並べています。
「友成奈々恵 三十三歳。現住所、東京都○○区○○町○丁目○の○。マンション○○の○号室。東京都○○市生まれ。○○小学校卒、○○中学卒、○○高校卒、○○大学卒……」
 延々と私の履歴書が読み上げられています。
 自分のやってきた破廉恥な行為ならともかく、こんな風になってしまう前の自分のことが暴露されていくのは、恥ずかしいだけではなく、みじめです。すべての個人情報を晒しているのです。
「いま、そこに並べられているのは、かつての勤務先から提供された履歴書、離婚後の戸籍謄本の写し、スマホの契約書、小中高の卒業アルバム、小学校の文集には、作文『大人になったらなりたい人』というきわめて立派な作文が掲載されています」
 失笑もの。
「次に、彼女のこれまでの姿を描く、美和様の漫画もご覧ください。これはすべて実際に彼女がやったことなのです」
 全裸で出迎える私。2つのバイブを持ち歩くOL。店で輪姦される女。ベランダで、バスルームで、ベッドルームで、そして居間で。
「こんなんじゃ、うちじゃダメだわ」
 やや枯れた女性の声がします。顔はよく見えません。背の高い女性。その足元に四つん這いの男がうずくまっています。三号の飼い主でしょうか。
「現在、奈々恵は、そこに来ているブタ三号の嫁の候補となっています。離婚したばかりなので、正式な婚姻ができるのは7月になります。それまで3ヵ月ほどは、猶予期間。三号が奈々恵を気に入るかどうか。そして三号の飼い主様たちご夫婦のお眼鏡にかなうのかどうか。これから試されることになります」
「認められなかったらどうなる?」と誰かが言います。
「この奴隷市場でお披露目したわけですから、ご興味のある方はご連絡ください。多数の場合は公開入札をいたします」
「そのカネは誰が貰うんだよ。いまは飼い主はいないんだろう?」
「飼い主というのとは違いますが、現在のところすべての権利を、そこにいる漫画家の美和様が所有しています」
 私が売れたら、そのお金は美和のものになる。
 美和は私を手放して得たお金でなにを買うのだろう。それが数万なのか、数十万なのか、まさか数百万ということはないだろうが、ともかく、それで美和は少しだけ幸せになるのでしょうか。
 そもそも、彼女の幸せと私の幸せに接点はありませんでした。だからよかったのかもしれません。プラスとマイナスが強く引き合うのです。彼女の幸せは、私の不幸。彼女の喜びは、私の苦悶。不幸になり苦痛に悶え続けることで、美和は幸福になるのです。
 彼女だけじゃない。離婚できて春雄は幸せです。多美も愛人から思いがけず妻になれて幸せでしょう。会社の人たちも私をクビにできて幸せだったのでしょう。
 私はあと何人、幸せにできるのでしょう。私の中に欲望を吐き出した男たちはみな幸せになれたでしょうか。私のようなこの肉便器に放出することで、幸せなのでしょうか。
 もしも、幸せではないのなら、とっくに誰も私には何もしなくなっているでしょう。せめて、そう思うことぐらいしか、私にはできません。
「もし誰も申し出なかったら? 入札もなかったら?」
「美和様次第でしょうね。どうされるんですか、美和様は」
 男の意地悪な質問。
 美和は答えるのでしょうか。答えないでもいいのです。
「もしかして美和様は、この肉便器と女性同士の関係にあるとでも?」
 残念ながら、それはありません。美和と私は、そういう関係にはないのです。永遠にないのです。混じり合うことのない2人。それでいて、表と裏のように、ぴったり貼り付いているのです。だから、女同士の関係とはかなり違うつながりがあると思ってもいいのではないでしょうか。
「私は」と美和が言葉を発しました。私は緊張して耳をすませました。「こうなった以上、奈々恵には幸せになって欲しいと思います」
 幸せ? なにそれ……。
「どういうことですか?」
「いまの状態は、奈々恵にとって幸せの入り口なんです。だけど、そこから入ったら、どこにつながるのでしょうか。新しい飼育先で奴隷と結婚することでしょうか。ここにいらっしゃるどなたかの奴隷になることでしょうか。引き取り手がなく捨てられることでしょうか?」
 捨てられる……。
「もし引き取り手がなければ、私は奈々恵を捨てるかもしれません」
「ほう。もう、関わりは持たないと?」
「私はこれから就活がありますし、自分の作品と人生はそれぞれにできる限り、好きなようにしたいのです。奈々恵は、私には重すぎます」
 笑い声が起こりました。
 美和は一つもおもしろいことは言っていないのに。
「美和様、それでは、困ったことになりました」と司会が言う。「捨てるかもしれないような奈々恵には、金銭的な価値はないのではありませんか?」
「もちろんです。奈々恵にはそんな価値はありません」
 どよめきというか、バカにするようなうなり声。いえ、賛同の声。
「ただ」と美和が言います。「彼女がどうなっていくのかは、つぶさに知りたい。だって、私の漫画の題材なんですから」
 しばらくしてから「なるほど」と司会の声。「金銭はいらない。奈々恵がなにをしているのか、わかるようにしてほしいと。それだけですか?」
「ですね」
 軽い言い方。
「では、奈々恵については、特に金銭的価値はなしと。私たちの店の使用料だけでいいということにしますか……」
「お店の使用料は、奈々恵が払いますよ」と美和。
「なるほど。しかし、どこにもサイフはないようですけどね」
「払わせればいいんです、奈々恵に」
 冷たい言い方に、ドキドキしているのは私でした。
 彼女から愛情深い、または友情めいた言葉が出てくることはそもそも期待していませんでした。だったら、なにを期待していたのか。当然、無慈悲で冷たい言葉です。私に浴びせていい言葉です。
「ううううう」
 私は涙を流しながら、唇を震わせていました。
「おっと、奈々恵が泣いちゃいますよ。泣きそうです。いや、もうほら、涙がいっぱいですよ」
 司会のおちょくり。
 あらためて自覚していました。私はこういうのに弱いのです。
「おっと、下からも涙があふれていますよ。ハハハ」
 クスコで開かれた陰部にはそもそもザーメンやローションが溜っていたはずですが、愛液が滲み出て、タプタプになっているのです。
「価値のない女。価値のない生き物。そんなものに、私たちは興味ないのよ」
 三号の飼主さんの冷酷な言葉。



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奈々恵の百日 3 第一話 奴隷市場 その3

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「せめて、自分で自分の価値を証明しようという気概が欲しいわ」
 夫妻と聞いていましたが、発言しているのはスラリとしたシルエットの女性だけです。その足元で小さくなっている三号。
 数人が話をしている様子がありますが、はっきりは聞こえてきません。
「いまから奈々恵の手を自由にしよう」
 司会者が宣言します。
 両手が別々の人の手で自由になっていきます。ただ、首の縄、両足首の縄はそのまま。つまり開脚して首吊り状態のままです。
「次の段階へ行くために」と中麦の声がしました。
 無価値の奈々恵。33年生きてきた結果、価値なしの人間以下の肉便器。されるがままに肉体を蹂躙される喜びに浸っている生き物。それでは、飼い主様は価値がないとおっしゃるのです。
 手が自由になったとはいえ、痺れています。指先にあまり力が入りません。思わず苦しいので首の縄に指がいきます。
「やめなさい。命令したこと以外はしてはダメ」
 飼い主様になるかもしれない女性の声は絶対なのです。
「乳首とクリトリスの金具を外してごらん」
 そんなことをしていいのでしょうか。
 そもそも、できるのでしょうか。
「いま、緩めてやる」と三田らしき男の声がし、乳首とクリを上下からがっちり突き刺しているネジを半回転ぐらいだけ、緩めてくれました。それには工具が必要だったのです。
「外せ」
 震える指をなんとか落ち着かせながら、右の乳首から、長いこと噛みついていた金具をゆっくり外していきます。気の遠くなるほどネジを回していきます。上だけではなく下のネジも回さないと、肉に食い込んでいるので外すことができません。
 それはわずか直径15ミリの乳頭。そこに7.5ミリずつ食い込んだネジ。こんなわずかなものなのに、脂汗を流しながら少しずつ、しっかり食い込んだ肉から引き剥がしていかなければなりません。
 差し出された銀色のトレイに金具を置くと、真っ赤な血が数滴、トレイを汚しました。
「リングはそのままでいいわ」
 引き伸ばしているリングは外せないのです。
 左乳首からも金具を外します。右乳首の痛みのせいか、さきほどよりは早く外すことができました。うずくような痛みにせかされて、鮮明な鋭い痛みを求めてしまうのです。
「クリもね」
「あああああああ」
 思わず悲鳴のような声を上げていました。
 少しネジを回すだけでもズキズキと痛いのです。せっかく落ち着いていたのに、傷口が再び開き、新たな傷が生まれていくのです。その痛みが全身に駆け回ります。
「それが、おまえの価値だよ」
 痛い。痛い……。
 自分で傷つけていく。命令されれば、どんなことでもする。なにをされてもいい、というのはいかにも傲慢でした。
「さっき、おまえは、『どのようにお使いなるかはみなさまに委ねます』みたいなことを言っていたわね。肉便器としてはそれでいいかもしれない。だけど、ブタ四号になろうというのなら、そんな他人任せではダメなのよ」
 それはそうでしょう。便器は使いたい人がそこに行き、したいことをする。便器が人を追いかけることはありません。なされるがまま。その責任はすべて使う側にあるのです。「ご自由にお使いください」は、「あなたの責任において」が省略されているのです。
 三つの金具がトレイに並びました。どれも血で汚れています。
 そして別のトレイが差し出されました。金色に光る三つのリング。
「人に奉仕する気があるなら、自分が相手に奉仕するに価する存在にならなければならない。少なくとも私たち夫婦は、その気のない生き物から奉仕されたいとは思わない」
 その意味はすぐにはわからないのですが、いまの自分では価値がないということでしょう。誰かに奉仕する値打ちのない存在なのです。
「自分で、そのリングをつけなさい」
 これまではネジで上下から挟んでいたのです。もちろんネジの先端は鋭く尖っていて、その先端が潰れるほど上下から挟んでいたので、事実上、貫通していたのでしょう。
 だからといって、そのリングを通せるかどうかはわかりません。
 焼けているように熱く痛む3カ所に、自分でそれをつけることができるのでしょうか。
 あああ、試されている……。
 こうした一つ一つの行為を積み重ねていかなければ、四号になることはできないのです。
 手と乳首と陰部に、スプレーをかけられました。消毒なのでしょう。十分だとは思えませんが、なにもしないよりはマシ。これまでも毎日、消毒液だけはかけてきたので化膿はしていません。金属アレルギーでもないようです。
 乳首は腫れたようにずんぐりとしています。そこにボコッとネジによって開けられた穴があります。
 金のリングは少し開いているので、その末端を穴にあてます。
 太い……。
「あああうううううう」
 穴の入り口は余裕があったのに、すぐにすぼまってリングの方が圧倒的に太いのです。貫通しているはずなのに、ここまでは穴は大きくないのです。
「どんなことも、命令をしっかりやり遂げることができるかどうか。奴隷の価値はそこで決るのよ」
 穴がまだ小さいのです。自分でリングをつけるなんてムリです。できません。痛い。やりたくない。自分で自分の乳首を壊すなんて……。
 無数に沸き起こる言葉。
 いまの私には、そんな自分の、過去の自分からの声こそが無価値なのです。
「ぐああっ」
 思いきり、リングを通します。途中で左手で乳首を持ち、右手でリングを押し込みました。
「はあっ」
 乳首はリングが通ったために、また少し太くなったように見えます。支えていた左手にポツンと小さな血玉がついていました。
「さっさとしなさい。何時間かけるつもり?」
 褒めてはくれない!
 だけど、やるのです。
 同じやり方で、左の乳首にもリングを通します。
「はあ、はあ、はあ」
 そして陰核。
 そこはもはや私にとっては快楽を生む魔法の器官ではないのです。オナニーをするとき、バイブをあてるとき。セックスのとき。そこやその周辺を優しく愛撫されることで、無上の悦びをくれたその肉芽。
 金具をつけられ引き伸ばされてからは、悦楽のスイッチにはなっていても、同時にあまりにも痛く、苦しく、ちぎり取ってしまいたいほど忌まわしい器官になっています。
 震えながら、そこにリングをあてます。乳首よりはこちらの方が穴は大きく開いているような気もしましたが、そもそも神経がまったく違い、触れるだけでもビリッとくる感じ。それを無視して、入れていきます。
「きいいいい」
 切り裂くような痛み。リングの末端は滑らかではないのです。乳首のとき以上にそれが意識されます。
「ぐはっ」
 貫通させました。
「よーし、最初にしては上手にやったじゃない」
 褒めてくれた……。
 その人は無造作に私の涙を指先でぬぐい、その指を唇に押しつけました。命令はありませんが、私はそれを舐めました。
「努力って言葉、私は嫌いなのよね。でも、奴隷が義務を遂行することは好き」
 よくわからない。でも、この人の言葉についていくしかないのです。



★美魔女狩り 浅木郁子編★

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藤木たち「美魔女狩りチーム」初登場作品。 銀行支店長として活躍していた美魔女・郁子は、脱出不可能の罠にはめられる。肛虐を主体とした責め苦の中で壮絶なアクメを繰り返すうちに、すべてを失い尻穴女郎・イク子へと調教され、部下や取引先から暴虐の限りを受ける。



★家畜妻の歌★
家畜妻

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新婚の若妻が夫と取り交わした家畜妻契約。古びたアパートの一室で7人の飼育員によって日々、調教されマゾの悦びにどっぷりと漬かっていく。調教を受ける若妻の視点で描く。


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奈々恵の百日 4 第二話 悦虐遊戯 その1

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「どうか、奈々恵を鞭でぶちのめしてください」
 震えながら三つ指をついて、狭い廊下でお願いをしました。
 なんと忌まわしいことでしょう。私は、あの部屋に戻っていたのです。
 家具も私物もほとんどどこかへ運びさられていますが、居間とベランダには中麦たちによってしつらえられた拷問器具をそのまま残し、寝室には灰色のマットレスを用意されていました。
 カーテンまでも取り去られ、素通しの居間の窓からは、部屋の中が丸見えです。
 ただし、ベランダの上に取り付けられた物干し竿からはシーツが下がっています。そこに「肉便器 奈々恵 調教中 見学自由」と黒い文字で大きく書かれています。そこには私のスマホのSNSアドレスも書かれていました。
 以前に輪姦されたときのままガビガビになっているシーツなのです。ちょっと見たぐらいでは誰にもわからないかもしれませんが、私にはわかるので、恥ずかしくて仕方がありません。
 奴隷として品定めをされ、ブタ三号とその飼い主様にもご覧いただいて、まだ私はなにかが足りないのだと言われました。
「それを早く見つけないと、ブタ四号になるどころか、廃棄物で処理だな」と中麦たちに言われていました。
「どうすればいいのでしょう」
 誰に相談しても「自分で考えろ」と言われました。
 ブタ三号の飼い主様たちからは「義務」を課題としていただきました。なにをすべきか。私に課せられた義務とはなにか……。
「この鞭とこの鞭、どっちがいい?」
 中麦は、二つの一本鞭を手にしています。いかにもプレイグッズ風の黒っぽい革の鞭と、丹念に作られたらしい赤、オレンジ、黄色の美しい三色の革を撚って作ったらしい鞭。
「こっちはこんな感じ」と床をビシッと打ちます。黒い方はパンと軽い音。三色の方はズンと重い音。軽やかな色彩なのに、まるで重みが違います。
「こちらでお願いします」
 三色を選ぶと、中麦はニヤリとしました。
「どこに、何発?」
「お尻に十……」
「十?」
「二十……」
 ニヤニヤが止まりません。
「ご、五十」
 ようやく中麦は満足そうにしました。
「ひぃぃぃぃ」
 猿ぐつわはしてくれず、穴の開いたボールギャグだけなので、かなり声が漏れます。長く住んでいたこの部屋で、淫らな自分を晒すのは恐ろしいことでした。以前はよく美和の許諾書にわくわくしながらサインをして、同じような目に遭っていたのに、いまはむしろ恐ろしいのです。
 五十発の鞭をお尻に浴びながら、それは中麦がしたくてしていることですが、自分から鞭を選び、回数まで指定したことも確かなことです。
「どうだ、鞭の味は」
 息荒く、冷たい水を飲み干した中麦が、私を抱き寄せ、口移しで水をボールギャグの穴から注ぎ込みます。
「人間というのは、残酷になれる生き物だ。もしこの残酷さがなければ、美しい野原や森を焼き払って畑や住居にしてしまうなんてことはできなかっただろう。動物を家畜にし、その肉や玉子を食べることもできなかったに違いない。残酷さは報われるのだ。人間はそれを知ってしまった」
 水を注がれても飲みにくいのですが、こうした行為にはすっかり慣れてしまい、中麦が唾を落としてきても喜んで喉を鳴らすのです。
「おまえは自分で選んだ鞭で、決めた数の鞭を受けた。おまえはいま、やり切った。その報酬に浸っている」
 そうでしょうか。
 決めたのは確かに自分のようですが、中麦の要求に応えたのです。最初は十発と言ったのに、彼が不服そうにしたから五十にしたのです。
 おかげで、お尻はズキズキと痛み、その傷を彼の指で撫でられ、もみあげられて、いつまでも痛みが長引いています。
「わかるぞ。おまえの目は反抗的だからな。より痛そうな鞭にしたのも、五十発にしたのも、そうしなければおれがウンと言わないからだと思っているだろう」
 まさにその通りでした。
「残酷さの報酬は、確かに支配する側しだいだ。おまえがしてほしいことを、飼い主はなんでもしてくれるわけではない。ただ、おれたちとおまえと、深いところでは同じ残酷さを共有しているのだ」
 いままでになく、難しいことを言い始めた中麦ですが、おそらく、ブタ三号の飼い主に気に入るようなブタ四号にするために、なんとかしようと思っているのでしょう。
「おまえがして欲しいことは、おれたちにはわかる。たとえおれたちが、おまえのして欲しくないことをしたとしても、それも実はおまえの望んだことなのだ。嫌がることを強いる行為も、残酷さのうちだからね」
 奴隷市場に出てからというもの、私の周りには見知らぬ男や女が当たり前のようにやって来るようになっていました。
 鞭を受けていた間にも、狭い部屋に男女十五人ほどが集まっていて、誰が差し入れたのかわからない飲み物などを勝手にやっています。
 いったんボールギャグなどを外していました。
「お、おトイレに」とお願いすると、ベランダにバケツを用意されました。
「やり方はわかってるね」
 自分の望んだことをする。それはみなさんが望んでいることでもあるはず──。
 乳首とクリトリスのリング用の鎖をつけ、それを咥えて引っ張り上げながら、首輪にもチェーンをつけてベランダに出ました。首輪のチェーンを上の物干しに通し、おりてきたストラップに咥えていた乳首とクリのチェーンを引っ掛けました。
 宙吊りになった自分。
 できるだけバケツに腰を落としていきます。乳首もクリもピーンと上を向いています。首吊り状態になります。
 粗相をしたくないので、バケツに近づけたいのです。
 その上で、陰部を指でパックリ開きます。
「おし○こ、いたします。ご覧ください」
 ジャーッと音を立てて飛沫が飛びます。
 ゲラゲラと笑う声。中でも女性のあざけりが全身に突き刺さります。
「肉便器とか家畜とか、いったいどんなブスがやってるのかと思ったわ。まあまあ見られる女ね。だけど、あんなの、どこがいいの?」
「そうよね。汚らしいだけだわ」
 男も誰一人、私をかばう者はいません。彼女たちの言う通りですから。
「いただいて、よろしいでしょうか」
 私は誰にともなくお願いをするのです。
「なにか言ってるわよ」
「なにをいただくって?」
「うそ、あれじゃない?」
「ねえ、あの子、あれ、飲むらしいわよ」
 お客様たちがベランダに近づいてきます。
「いいぞ、飲んでも」
 誰の声かはわかりません。
「飲め飲め!」とはやし立てる声。
 バケツを傾けて、中に溜っている自分の排泄物をゴクゴクと飲んで、さらに周辺にこぼれたものを舐め回します。ベランダには分厚いブルーシートが敷かれているのです。
 風でひらひらと動くシーツ。その影から私のあさましい姿は遠くからも見えているはず。向い側の美和からも。
「こっちに来るぞ」と中麦たちが、客に軽いおもちゃっぽい鞭を渡す。どうやらそういうものを彼らは販売して利益を上げているらしい。
 私は雑巾でブルーシートを丁寧に拭き、自分の体を拭いて、バケツを洗うために浴室へ行かなければなりません。



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奈々恵の百日 5 第二話 悦虐遊戯 その2

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「ひっ」
 いきなりお尻やオッパイめがけて、お客様からの鞭が飛んできます。
「立って歩くんじゃねえよ!」
 四つん這いになってしばらく叩かれていましたが、これではバケツを運べません。
「口に咥えればいいだろう」
 おし○この臭いがするバケツを咥えて、四つん這いで浴室へ。その間も背中やお尻にビシビシと鞭が降ってきます。
 中麦にやられたような強烈な痛みはありませんが、惨めさは募ります。
 飲み残しのジュースやお酒がバケツにあけられます。食べ残しのチーズや握り寿司が投げ込まれます。
 客の中にかすかに覚えている顔もあります。しばらく、どこで会ったのだろうと思っていましたが、かつての同僚やこのマンションの住人でしょう。
 つい先日まで、そのような人たちの前に醜態を晒すことはあまりにも恥ずかしかったのです。いまは、恥ずかしさが愉悦へと変わりつつありました。痛かった傷口が塞がってかさぶたになり、むしろかゆみを感じような。
 もっとえぐって欲しい。
 どうすればこの人たちが、私をもっと厳しく躾けてくれるのでしょう。
 立つことだ、と思いました。
 私は鞭を浴びながら立ち上がり、バケツを両手で抱えました。
「なんだこいつ」
「生意気だな」
 はっきりと鞭の勢いが強くなるのがわかりました。
「あっ」
 バランスを崩すほどの痛み。
「バカ、来るな!」
 男に強く乳房を掴まれました。
「ちゃんとやりなさいよ!」
 女が唾を顔に吐きかけてきました。
 強烈な一撃に倒れそうになりながらも、私は四つん這いになることなく、浴室へ辿り着きました。
「おい、こいつ、もっとわからせてやらないとダメだな」
「そうよ。こんなのぜんぜん、かわいくないわ」
 何人もの男女が浴室の入り口で怒鳴っていました。
 そう、これ。これでいいのです。
 ただ従順でいるだけでは、誰も喜ばない。私に対する世の中の評価は、これまで目立たないまじめな人ぐらいのものだったでしょう。これからおもしろい人になるなんて、ムリでしょう。
 でも、言うことをきかない、ちゃんとやらないダメな人にはなれます。
 ブタ四号は、ダメな人でしょう。人としてのダメさが、もしかすれば新しい飼い主の興味を惹くかもしれません。
「小便だけじゃないよな、大便も見せるんだろ」
「うそ、やめてよ、汚らしい」
「ケツを見せろ、ケツを!」
 私はバケツを置き、彼らにお尻を向けて穴を見せます。明るすぎる浴室の照明。きっと誰の目にもはっきり見えているに違いありません。
「誰か、浣腸してやればいい」
「か、浣腸は、お許しください!」と叫んでいました。ダメな私。
「口答えしてしますよ」
「ぜったいに許せないな」
 男たちが浴室に入ってきて、髪の毛を掴むと、居間へ引きずり戻されます。
「できたぞ、こいつの浣腸液」
 バケツになにを入れたのかわかりませんが、食べ残しやお酒の混じった浣腸液で、私を責めるのです。
 居間にある責め用のパイプに吊されます。低いパイプに膝をからめてM字に開いて縄をかけられ、上体は少し高いパイプに背をあて、腕をそこに絡めるように縛られました。仰向けで、お客様の顔がはっきり見えます。
「これを口に入れてやれ」
 再び穴の開いたボールギャグを口に押し込まれ、金属の鼻フックをタテにヨコに取り付けられました。
「ハハハ、いい顔だ」
 パシッとライターで火をつける音がして、「私もやりたーい」と数人が火のついた太いロウソクを手にしています。
 指がお尻に触れて、最初の一本が注入されていきます。
「んんがああああ」
 何を入れたのでしょう。燃えるように熱い……。
「どうだ、酢とタバスコとビールの浣腸だ。残飯が少し混じっているぞ」
「んんひぎぎいいいい」
 私が無様に叫べば叫ぶほど、みんなが喜ぶのです。
 数人の手が私の乳房に向けて、ロウソクを傾けていきます。
 熱いほとばしりが、乳房に降り注ぎます。
 オッパイが焼け爛れていくような熱さ。腸内が焼け爛れていくような熱さ。その二つの衝撃を受け止めながら、みっともない悲鳴を上げ続けていると、みんなが夢中になってくれているのがわかります。
「こんなロウソクぐらいじゃ、効かないんじゃないの?」
「そうよ、根性焼き、やってあげようよ」
「あまり痕が残るのはどうなのかな」
「目立たないところがあるじゃない」
 数名が短くなったロウソクを私の乳房を赤く染めた蝋涙の上に立てて、その火へと口に咥えたタバコを近づけていきます。そうしながら、私を見てほくそ笑んでいます。
 熱さ、痛み、苦しさ、そして恐怖。
 汗びっしょりになりながら、強烈な浣腸液を何本も入れられて、少しでもバケツに漏らせば、「倍返しだぞ」と脅され、浣腸液が増やされていくのです。
 黒ずんだタバコの先端に赤い小さな火がチロチロと見えています。
「ここならいいんじゃない?」
 会社で同僚だった女が、タバコの先端を右の脇の下に押しつけました。
「ぐわあああああ」
 確かに、その熱さはロウソクの倍以上でしょう。
「じゃ、おれもやってやろう」
 次々と数人が、タバコを脇の下の柔らかな肉に押しつけていったのです。
「肉が焼けるニオイがするぞ」
「うわあ、けっこう酷い感じになっちゃったわ、かわいそう!」



★M穴地獄―デッドライン―★
 

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自虐の虜となった女子校生が自分の肉体破壊に突き進んでいく。物語はデッドライン(引き返すことのできないところ)に向かって、エンディングと発端から交互に描かれる。結末はわかっているのに、読み進めるしかない破壊的な磁力を発する作品。



★玩具にしてください! 変態女子校生・菜津希★
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陸上部の女子・菜津希はそのことが頭から離れない。練習中に公園の隅に暮らす汚れた人たちを見たときから、肉体をその人たちに汚してほしいと願うようになる。それはやがて理解者であり脅迫者でもある人物を得て輪姦願望へとエスカレートしていく。鍛えた若き体を汚辱する快楽。

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 アクセスいただきありがとうございます。このブログは18歳未満はお読みいだけないアダルトサイトです。
 表現上、お食事時にはふさわしくないときもありますので、お気をつけください。
 なお本ブログに掲載している作品の著作権はあんぷらぐ(あんぷらぐど、あんP)に、出版権は電子も含めて荒縄工房にあります。無断転載・印刷・流用はできませんのでご注意ください。

 荒縄工房の取説もご参照ください。

 現在の掲載の目安

※2020年10月20日からは下記の作品を掲載します。
『インサイドアウト』
『奴隷未満(期間限定Ver)』
『荒縄工房短編集』
『奈々恵の百日(続・許諾ください)
『お嬢様はドM3(完結編 期間限定Ver)』
『新版 共用淫虐妻・千春(期間限定Ver) 』
 随時、短編、コラム。
 妄想絵物語(イラスト・月工仮面さん)など。

……

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ペンネーム「あんぷらぐ」
1970年代からのSM小説を読み、書き。「仲ゆうじ」などのペンネームで「SMセレクト」などに小説を書かせていただいておりました。
未発表作、新作などを随時、お読みいただきたいと思っています。
2019年「あんぷらぐど」表記から「ど」を取って「あんぷらぐ」へ改名。

あんぷらぐTwitter(メイン)@tokyoindiessun
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