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荒縄工房短編集 第二話 親不孝子不孝(3)

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 店は他人の手に渡り、引っ越してしまったので、向こうがもし私を探そうとしても簡単ではなかったでしょう。近所の人に聞けば、母が亡くなったことぐらいはすぐ知ったはずです。それでも、訪ねてくることもありませんでした。残された息子になにを言ったところでどうにもならないからでしょう。
「遺品を整理していて、雪さんに渡すようにと遺言に書かれていた箱がありまして。中を見てはいけないとあるので、どうしたものかと」
 半年ほど前に教員は亡くなっていたのでした。
 私は書面に押印しサインしました。そしてデパートの大きめの紙袋に包まれて、厳重にガムテープでぐるぐる巻きされたものを渡されました。
 拍子抜けしながら自分のアパートに戻り、着替えていつもの体の手入れをし、今夜はなにもしたくないので、いくつかの誘いを断って缶ビールを飲みながら、その包みをしばらく眺めていました。
 少し怖かったのです。
 でも、勇気を出してガムテープを剥がしました。ガムテープは何度か貼り替えたようですが、その多くは経年劣化で簡単に剥がれてしまいます。
 中からは、アルバムと日記帳が出てきました。アルバムは三冊。日記帳は分厚いもので五年分を一冊に書けるものが四冊。
 アルバムには、思ったとおり、教員が撮影した母の淫らな姿がこれでもか、と写真として残されていました。すべてモノクロです。大きく引き伸ばされた写真もあります。ネガも保存されていました。ペンで「掲載!」と書かれた写真もあり、二人はなにかに投稿していたのだと推測され、いまさらながら恥ずかしく真っ赤になってしまうのでした。
 母の写真がマニア向けの雑誌に掲載されていた……。つまり、私も見ていた可能性があるのです。それとは気付かず。
 日記は、母の結婚が決まった日からはじまっていました。
──高岡様のおっしゃる通り、私は結婚をして子供をもうけることを決意し、ろくに知りもしない相手の方と見合いをしました。断ることのできない見合いでした。──
 驚きました。
 母は結婚前に、すでに高岡と関係していたのです。まるでプレイのように見知らぬ男と結婚して妊娠し、私を産んだというのです。
──今日は、もう一つの結婚式です──。
 母は一般向けの結婚式と披露宴をしたあと、新婚旅行としてそう遠くない温泉地に行きました。ですが、それは新婚旅行とは名ばかりのものだったのです。
──参加いたただいたのは、高岡様をはじめとする十七名のマニアのみなさま。全国からこのために駆けつけてくれたのです──
 それから三日三晩、母は輪姦され、緊縛、野外調教など、あらゆる恥ずかしい行為をさせられたことが淡々と記されています。
──一日目。みなさまの男性部分を口で奉仕します。それからみなさまに、セックスしていただきます。全員の精液をしっかり膣で受けるのです。あふれた精液はグラスに入れて飲み干します。みなさまが満足していただいたあとは、縛られて外にあるトイレに繋がれました。小水を飲ませていただき、体に浴び、みなさまの汚れたお尻を舐めました──
 風呂に入って体を洗ったのち、夜は余興をさせれています。
──玉子を生んでみせます。三個までは入ります。ピンポン球は四つ。ゴルフボールも入れられました。コップを洗うブラシでオナニー……――
 壮絶な行為が連続していきます。
──水を大量にお尻に入れていただき、庭で噴水をします。性器とお尻に花火をさして、火をつけます。自分で自分の肌を蝋燭や花火で焼きます──
 その後も輪姦。
──二日目。裸の上に縄をかけられ、コートを羽織ったまま観光地巡りをします。みなさまと写真を撮ります。どんなに混雑したところでも、写真を撮るときはコートを脱ぎます。みなさまの便器として使っていただきます。みなさまがおいしそうなものを食べているときは、お浣腸でお尻からいただきます──。
 夜は当然、種付けが続きます。
──三日目。森に連れて行かれ、大の字に木の間に磔状態にされ、鞭をお受けしました。何度も失神しましたが、みなさまが満足するまで終りません。千発ほどいただき、全身から血が噴き出します。そこに蜜を浴びせられ、マスクをつけた顔以外は、たくさんの虫に傷口を刺されました──
 帰宅は、傷ついた体を木箱に押し込まれて、クルマの荷台で運ばれたというのです。
 こうしたことが、とても細かく記されていました。その文言からは、上ずったような歓喜が読み取れます。
 母は喜んで自分の受けた酷いことを記録していたのです。
 高岡は母にちゃんと記録をすることを命じていたのでしょう。これも二人のプレイの一つだったのです。
 つまり、私の本当の父親は、このあとも数回にわたって開かれる「種付け輪姦」に参加した誰かなのです。
 新婚というのに、嫁らしいことはまったくせず、オモチャにされ続けていくのです。
 傷が癒えたら、また温泉地や別荘地での種付け輪姦調教です。軽井沢、那須高原、西伊豆などで、いつものメンバーで毎月のように開かれています。
 なるほど、父(と思っていた男性)がいつの間にかいなくなるのも、最初から予定されていたことなのでしょう。本当の父親は誰かわからないのです。彼はただ名を貸しただけのようなものでしょう。
 文具店を継ぐまで、母は会社勤めをしていたはずですが、それもまたウソでした。母は高岡たちによって飼育されていたのです。マニアたちが借り上げた部屋へ朝から晩まで通い、男たちから好きなように扱われていたのでした。
──生理になるとお尻でします。お尻の状態が悪く治療をしているときは、生理中でも性器でします。生理時を好む方もいました。経血を飲まされたりもします。経血はつまり妊娠していないことですので、罰を受けることになりますし、種付けの会を開かなければなりません──
 そしてこんな乱れた生活なのに、母は私を妊娠するのです。
 妊婦となってから安定期に入るまで、束の間の休息があったようですが、安定したあとは臨月になっても激しく責めを受けています。
 出産後も、しばらくは休めたようです。ですがすぐに、また過酷な毎日が始まります。
 日記によると、その部屋には数名の女性がいたようでした。多いときは四人ほど。女性同士で淫らな行為をすることも多かったようです。赤ん坊は、交代で女たちが面倒を見ていたようです。
 文具店を引き継ぐことは、高岡が許可し、それによって母はそこから一人、外れたのでした。
 高岡だけのものになったのです。そこからは、私の記憶と符合します。日記の量は極端に減り、私が小学校を卒業するあたりで終っていました。
 私はこの日記やアルバムを目の当たりにして、二つの考えに捕らわれていました。
 一つは母の欲望のあまりの深さ。その血が私にも流れていると思うとゾッとせざるを得ませんし、これまで自分がやってきたことを思えば、欲望に人生を捧げてしまうことも当然のようにも感じてしまうのです。母と同じようなことをしてきたのです。ただ母ほど酷くはない範囲で。
 もう一つは、この日記は、高岡と二人で作り上げた妄想ではないか、との疑いです。
 アルバムはどこを探しても、母の日記に符合するような写真はなく、三冊すべて母しか写っていません。撮り方もとても似ています。場所も、あまり変化がなく、前半は知らない畳の部屋。後半は見慣れた私の育った家です。おかげで見ることのできなかった室内での母の姿を確認することができました。
 厳しい緊縛。鎖。鞭。顔全体を覆うようなマスク。目隠し。猿ぐつわ。淫具。およそマニアなら思うような行為をすべてやり尽くしていたのです。
 しかも十代なのではと思える若い頃から、投稿をしていたらしき頃、そして私が知っている母まで。
 写真からは高岡某のほかに誰かがいた形跡はありません。新婚旅行で撮った写真でもあれば別ですが……。
 妄想であってくれればいい。雑誌に投稿するために二人で話を創作したのでは?
 それは私の勝手な希望です。最初の投稿は掲載されるかもしれませんが、二度目、三度目になると、話を面白くする必要を感じたのではないでしょうか。いくらなんでも酷いし、私の知っている母がそんなことをしてきたとは思えないからです。
 それを確かめるには、書類に残っている父を探して話を聞けばいいのです。
 ですが、その気になれません。
 もしすべて事実なら、母を知る人たちが高岡以外にも少なくとも十七人もいるのです。何人かは存命かもしれません。
 いつか、またそういう人たちが亡くなって、母の恥ずかしい過去が私の前に現われることがあるのでしょうか。たとえば新婚旅行での写真とか。
 父からなにかが届くことはあるでしょうか。
 それを突きつけられたときに、私はどう感じるでしょう。
「なるほどね。それはおもしろい」
 このところ、あまり激しいプレイはやらなくなっていました。同好者の話相手になることが増えているのですが、信頼できる男にかいつまんでこの話をしたらおもしろがってくれました。
「たとえば、重要な写真がないのは、ほかの参加者たちのプライバシーのためかもしれない。処分されたか誰かが保管しているか……。あるいは」と彼はニヤリと笑います。
「投稿したんじゃないですか。というのはね、昔って、こうしたフィルムを現像してくれるところはあまりなかったはずです。ネガで投稿先の出版社に送れば、もちろん現像する。そして使える写真は掲載され、ネガは出版社にある」
「そんな……」
「脅してすみません。そんなつもりじゃなくて、可能性を言っているだけです。もちろん、メンバーの中に現像のできる人がいたとしても、まったく不思議ではありません。現像や引き伸ばしは、慣れれば誰でもできますからね」
 いまではデジタルが中心ですが、当時はアナログです。
 出版社か、現像を引き受けていた誰かのところに、母の日記を裏づける写真が残っているかもしれません。
 それは、ゾッとする話です。すでに処分されてしまっていることを祈るしかありません。
 明日、それとも数年後、母の子(あのときの子だ!)を見つけ出した誰かが、おぞましい証拠写真を送りつけてくるかもしれない……。
「あなたのおかあさんは、あなたのためのプレイを残してくれたわけですよね」
「プレイ……」
「そう。忘れた頃に、あなたが恥ずかしい思いをするように……」
「だとすれば、私はこれからも、母の残した過去の恥ずかしい事実を愛することになるのでしょうか。それこそが、母の残したかったものなのでしょうから」
「ええ。愛ですよ。愛したほうがいい。この世界は、私やあなたがいなくなっても続いていくでしょう。あなたのお母さんやあなたがこの世から消えたところで、びくともしませんよ。だったら、いまは恥ずかしいと思っていることも、愛おしくなる」
「そうなりますかね」
「なりますよ。あなたのことだから」
 そうなのだろうか。私にはまだそこまで確信は持てないのです。ですが、あれから毎日のように母のモノクロの写真を眺めながら、胸が熱くなるのは確かなのです。

★このお話はここで終わりです。荒縄工房短編集でまたお会いしましょう。あんぷらぐ(荒縄工房)。



★縄味1★


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若き人妻は「なわみ」というハンドルネームで緊縛写真をネットで見るようになり、写真展に立ち寄ります。そこでカメラマンにモデルに誘われる。顔出しNGで緊縛モデルのテスト撮影をしたところ、唯一顔の写っていた写真がネットに流出。義兄の目に止まってしまう。



★縄味2★


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「縄奴隷なわみ」として義兄に脅され恥辱にまみれたデビューを強要される。野外での撮影会で人妻奴隷の限界を超えてしまい、残酷なショーに出演することに。哀しくも完全奴隷化されていく。



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今日のSMシーン




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荒縄工房短編集 第三話 希望の種(その1)

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 あれはいつかの夏のこと。コロナウィルスが世界中に広がって学校も夏休みも家族もメチャクチャになってしまったあの頃。
 高校は「リモートでいいんじゃね?」とみんなゲームのチャットで言っていたけど、そんなことにはならず、少しはオンラインもやったけど、結局は朝、少し遅く通学してあとは通常の授業となって、部活は対外的活動を自粛しながら細々とやって、なんだかそもそもやる気がないぼくみたいなヤツにとっては、「もういいよ」という感じになるときが多発していて、なおかつ夏休みが削られるって、とんでもないよね。
 父親は在宅勤務で家にいる。これが、家の雰囲気をぶち壊しているのだけど、さらにマズイのは母がパートの仕事を失って暇。暇なのに父も家にいるので、「暇そうだな」と言われたくないからか、余計なことをする。手を出す、口を出す。
 弟と妹は、それでもまあ、楽しそう。
 思春期のぼくは、最悪。
 ここに居たくない。
「なんだ、翔ちゃん、暇なんだね」
 なんだかんだ夏休み。することもないので、理由を作って外に出るようにしていたんだけど、「きょうはどうしようかな」と思っていたところ、駅前でばったり三軒向こうに住んでいる貴子に出会った。
 貴子は二十歳になったんじゃないかな。年上だけど、年下が好き。ずっとここで生まれ育ってきたから、貴子との付き合いは長いのだけども、当然、父母たちは彼女のことをとても警戒している。
 水色のワンピースは、足元まで隠している。
「よからぬ連中」とか「夜遊び」とか「深夜に」とか「朝帰り」とか「警察のお世話」とか、まあ、そういったフレーズで不良少女(もう少女じゃないな)と認定されている。
「暇じゃないです」
「暇って顔に書いてあるよ」
 ケラケラと笑う。
 黒いマスクをしているけど、そのせいもあって、美しく見える。
 金髪にしていたこともあったけど、この近所のどこかで働いていたはずで、黒く戻していて、それを少し長く伸ばしはじめたあたりで、もしかすると貴子はマジメになったのかもしれないとぼくは思いつつも、いや、いまは貴子に関わってはいけない、ヤバイと自制してきた。
「ね、約束、覚えてる?」
 五年ぐらい前にした約束だけど、しっかり覚えている。
「暇だったら、しようか」
 いくらなんでも、いまかよ、と思う。
「翔ちゃん、皮、剥けてる?」
 いまの時刻は午前十時。気温三十二度。湿度六十パーセント。東南の風。熱中症警報。そして、なんといってもこの地域のコロナ陽性患者数がこのところまた増加中。
 先日は、駅前の昼カラで老人六人によるクラスターで二人死んでいる。歌って踊って天国へようこそ、だ。
 そんなときに、ぼくが貴子と濃厚接触などして陽性判定喰らったら、ただでさえおかしな空気の我が家はどうなる。
 いや、待てよ。
 陽性ってことは隔離だよね。自宅で隔離されたら、誰も近づかない。母もだ。それって最高じゃないか。こんな風に「居場所がない、どうしよう」とうろつく必要もない。
 家でゲームざんまい。エアコン効かせて、暇な母が「翔ちゃん、ここに飲み物と食べ物を置いておくね」とか恐る恐る声をかけ、「なにか欲しいものはある?」とか優しくしてくれるかもしれない。
 おまけに、約束を果たせる。
「どこがいいかな」と貴子はマスクで見えないが、おそらく下品に舌なめずりしているはずだ。
「貴子ね、本当は男の人に引っ張ってほしい派なんだよ」
 そんなの、知らねー。
「でもまあ、翔ちゃんのことは大好きだから、今日はあたしがなんでもしてあげるね」
 AV女優とかゴッドタンに出るグラビア系とかに言わせたいセリフを、貴子は椿鬼奴のような枯れた声で言う。
「あそこに行こうか。誰もいないよ」
 貴子が連れていってくれたのは、移転して閉鎖された食品倉庫。以前は食品卸会社と併設していて、大型トラックやフォークリフトが行き交っていたけど、食品卸会社はどこかに吸収合併でマンションに建て替え中。隣りの倉庫はしばらく使っていたけど、コロナになってからは完全閉鎖で、こっちも住宅になるというウワサ。
 歩いて雑草の生えた倉庫の周辺へ。
「こっち」
 貴子は知っているらしく、封鎖されているように見えて、実は錆びたトタンが立て掛けてあるだけの隙間から敷地内へ。
 いけないことをするんだ、ぼくは。暇だから。
 道路側の窓は板で塞がれていたけど、反対側の窓は板が剥がされて、ガラスが割られて光りと風が入ってくる。
 ホコリっぽいものの、思ったよりは涼しくてきれいに見えた。
「こっち」
 くるくると踊るように体を回転させ、ワンピースの裾を自分で短く持ち上げて足を見せながら、貴子は事務所へ。ドアは開いたままの、狭い事務所。スチールの机と灰色のキャスター付きのイスが数脚。部屋の隅に押し込まれている。
「手伝って」
 積み上げられた机を二人でおろして、壁に押しつけて並べる。
 パンパンと手を叩き「できた」と貴子。
「ここで?」
「そうよ」と机の上を平手で叩く。「固い。布団もクッションもないわ。こんなところでやるなんて、異常でしょ」
 二人の息が荒い。エッチなニオイが漂っている。ぼくは異常なのも好き。
 貴子はいっきにワンピースを引き抜いた。
 薄いブルーのブラ。思った以上に美しくボリュームがある。
 貴子は机の上に腰掛けて足を左右に開く。
 なんだ!
 びっくりした。安心してください、履いてますよ、か。履いているといっても、いわゆる玉パン。ネックレスのような白い球体がかろうじて溝を隠しているだけ。
「見て」
 貴子は机の上でM字。
「夏だから、全部、処理しちゃった」
 ツルツルの陰部。
 貴子はするっと自分のお尻から太ももを撫でるような仕草をして玉パンも脱いでしまう。
 そして指先で溝を左右に。
「こういうの、好きでしょ」
 エロ漫画で見るような光景。それがまぎれもなくリアルなのは、彼女の肌の匂いとこのホコリっぽい倉庫の空気が混ざっていること。加えて、ぼくはズボンがきつくて、だけど身じろぎもできず固まっていた。
「こんなところに穴があるなんて、わからないでしょ。ここが膣」と人差し指を舐めて、自分で中へ入れて見せる。
「こっちはお尻の穴。アナル。間違えないでね。あたしはこっちも好きだけど」
 だめだ、もう漏れそう……。
「翔ちゃんの、見たいなあ」
 貴子のそこは濡れている。唾をつけた指でいじっているから濡れているんじゃない。じゅくじゅくと湧き出している。欲望が湧き出している。
 慌ててズボンを脱ぎ、少し解放され、トランクスも脱いで完全に解放された。
「すごいじゃん!」



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アイドルのようにかわいい佐波幸菜をマゾビッチにしていく「ぼく」。サークルの仲間たちとザーメン漬けにして妹の美少女菜々子を呼び出して、調教はいよいよ本格化。さらにミスサークルに出場させることになり……。


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姉のミサは自虐癖が強く、恥ずかしいことや痛いことが大好き。心配しながらもそんなミサを欲望のままに使い倒す弟。念願の2人暮らしはやり放題の危ない日々に。やがてアパートの住人たちを巻き込んでいきます。


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縄レーベルコレクション 真性M牝獣たちの咆哮

松下ゆうか(愛乃彩音、藤咲ゆうか)

1,980円~







テーマ : 官能小説
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荒縄工房短編集 第三話 希望の種(その2)

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 大して大きくはないことぐらい、ロッカーやスーパー銭湯でわかってる。ただ、思ったよりも皮がしっかり剥けていて、いつもより雄々しくなっている。
「こっちに来て。もっと。もっと」
 バックオーライ。駐車場で誘導されているような感じで、ぼくは徐々に貴子に接近していく。
「こんなのイヤだよ」とつぶやいてみる。ラブホとかふかふかのベッドがあって、シャワーを浴びて、という妄想手順がすべて否定されている。
 だけど、ぼくはもう限界で、彼女に早く入れたい。入れずに漏らすのはかっこ悪すぎる。すでにそのニオイがしている気もする。
「ああああ」
 ぼくは突進する。といってもわずか二歩。
 彼女はぼくのものを掴んだ。微笑んでいる。
 そのまま、腰の位置を調整してちゃんと当たるようにする。
「来て」
 彼女はぼくを握っていたびしょ濡れの手を腰に回して、引き寄せる。
「ううううう」と声を上げ、やがて「あーん」とのけぞり、それが入ったことを知らせた。
 童貞卒業。
 これが貴子と五年前に約束したことだった。彼女は先に大人になっていく。
「翔ちゃんの童貞、私にくれる?」
 卒業し都会へ出る彼女が、ぼくに抱きついて耳元で囁いた。
 一瞬のことだったけど「もちろん!」と答えていた。
 周りにたくさんの人がいた。貴子はすぐ離れて、「じゃあ、約束ね」と指切りをした。
 まさか童貞喪失の約束をしたとは誰も思わなかっただろう。微笑ましい、弟分とのなにかの約束。遊園地にでも行こうというのだろうか。なにか買ってあげるとでもいうのではないか。そんな風に思われたはずだ。
 貴子はあれから夢に見たバイトをしながらの専門学校卒業を諦め、水商売に行き、男に騙されたかなにかして戻ってきて、この町で静かに生きていた。
 そして、約束を思い出したのだ。
「うん、うん、うん」
 不自然な姿勢なのに、しっとりとした肉体をぼくに向けている貴子。立ったまま彼女の中に燃えそうな肉棒を強引に突き入れているぼく。
「ああっ、すげえええええ」
 ドクドクとぼくは全身で脈打ち、生きている実感がこみあげてきて、生まれてきた理由をはじめて知り、親には言えないはじめての体験をやらかしていた。
 力を失った下半身。ダラッと彼女の中からこぼれ落ち、たくさんの精液も流れ出た。
 ちゃんとセックスできたのだろうか。
 快感で体が膨張したような気持ちのまま、妙なことを考えていた。これで本当に童貞卒業なのか。きっちりセックスしたのか。彼女の誘導で正しい穴に入れた。ただもしかしたら、興奮しちゃっていたので、きちんと入らないうちに終って……。
「すごじゃん、翔ちゃん。気持ちよかった!」
 貴子は机の上でお尻を中心にくるりとまわって、ぼくのそこを両手で持ち上げ、パクッと口に含んだ。
「あああううう」
 ジュバジュバといやらしい音が響く。
 これがフェラだ。フェラチオだ。貴子が口に入れて、舐めて、吸った。
「うふふふ」
 あっという間にまた熱が戻ってくる。
 貴子は笑いながら、吐き出す。
「こーんなに大きくなっちゃった!」
 元に戻っているぼく。だけど、さっきの余韻もあるので、いますぐ爆発する感じではない。
「だから童貞って好き」
「もう童貞じゃないよ」
「そうだった。いま卒業。おめ!」
 おめ、と言われても。おめでとうの略。
「じゃ、卒業一発目もやってみる?」
「は、はい」
「今度は、こっちでして欲しいなあ」
 貴子はまた机の上でくるりと回って、お尻を向けた。自分で尻を左右に広げていき、指先で示す。彼女の指は思っていた以上にきれいで、爪には余計な装飾はなく、艶々していた。その先端が、ギュッとすぼまったお尻の穴を示す。
「これ、つけて」
 いつの間にか、彼女がバシッと机の上にコンドームを置いた。
「アナルでしたあと、そのまま膣に入れないでね。それだけはお願い」
 そういえば、さっきは中出ししちゃったんだけど。そっちはいいのか。
「ピル飲んでるからさ」とこっちの気持ちを察したような言葉。
「ね、つけて、してみて。お尻、犯して!」
 尻を振る貴子。
 童貞卒業儀式からあまりにも事態が変わってしまった。貴子も、最初思っていたような人じゃない気がしてきた。
 だけど好奇心と興奮と性欲は止まらない。アナルセックスなんて必ずできるとは限らないんだから、やっておくべき。
 ぼくは鼻息荒くゴムを装着。すると、貴子は自分のお尻の穴に指を入れてマッサージしている。
「はあ、大丈夫だから。入れて、翔ちゃんのオチンチン」
 人間とは夢中になっていると損得を忘れる。夢中になっている側は。
 だけど夢中にさせている側には、なにかしら損得の計算があるんじゃないか。ぼくは貴子のお尻の穴にねじ込んで、まったく違うその感触、締め付け、そして貴子の狂ったような声を感じながら、突然、気付いてしまった。
 約束したのは童貞のみ。アナルセックスまでぼくは望んでいないし、正直、いまこの瞬間まで自分がそんなことをするなんて、本気で想像したことはなかった。
 これは彼女の望みなのだ。彼女の欲望なのだ。ぼくの童貞だけじゃなく、アナルセックスを彼女は望んでいた。
 かなりやっていたが二回目ということもあって、簡単には終らない。
「最後は、おまんこに入れて。ゴムを取って」
 彼女の願い通り、アナルから抜く。そこがぽっかり開いているのを見た。赤く熟した肛門。こんなに広がるんだ。AVそのもの。
 ゴムを捨てて、再び彼女の性器に。
「あああ」
 なぜかあっけなく出してしまった。
「ふふふ」と貴子は笑う。「うれしい」
 また、しようね、と貴子。その言葉のとおり、それから三日置きぐらいにぼくたちは会って、した。
 場所は彼女の部屋、ラブホ、倉庫。ローテーションではないが、続けて同じ場所ではしない。やることは、まったく同じ。一発目は彼女の膣内。二発目はアナル経由。多い日は三発やったけど、アナル中出しはゼロ。肛門では必ず避妊具着用。



★M穴地獄―デッドライン―★
 

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自虐の虜となった女子校生が自分の肉体破壊に突き進んでいく。物語はデッドライン(引き返すことのできないところ)に向かって、エンディングと発端から交互に描かれる。結末はわかっているのに、読み進めるしかない破壊的な磁力を発する作品。



★玩具にしてください! 変態女子校生・菜津希★
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陸上部の女子・菜津希はそのことが頭から離れない。練習中に公園の隅に暮らす汚れた人たちを見たときから、肉体をその人たちに汚してほしいと願うようになる。それはやがて理解者であり脅迫者でもある人物を得て輪姦願望へとエスカレートしていく。鍛えた若き体を汚辱する快楽。

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荒縄工房短編集 第三話 希望の種(その3)

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「ねえ、どうして?」
 ぼくは四回目。彼女の部屋でしたあと、とうとう聞いてみた。これを聞いたら、終わりになっちゃうような気がして口に出来なかった。
 彼女の部屋は、うちの近所で、彼女の親たちが仕事でいない間に忍び込み、真っ昼間だけど締め切ってやっていた。
「どうしてって?」
「アナルまで……」
 貴子は恥ずかしそうに笑う。
「これ、見て」
 彼女のスマホ。そこに、目線を隠した女性の写真。ぼくには貴子だとわかる。彼女は縛られて吊されたり、ベルトで拘束されたりしている。複数の男たちにやられている。
「あたしね、マゾなのね」
 ゴクリと生唾を飲む。
 確かに、そういうアブノーマルな世界はある。間違いなくある。だけど、貴子がそっち側だとは思わなかった。
「できれば、翔ちゃんにいじめて欲しい」
「えええっ」
 今回、誘われ方からなにから、貴子はむしろサド側なんじゃないかとさえ思っていた。童貞食い。廃墟になりかけている倉庫。玉パン。積極的すぎる彼女。ぼくは彼女にリードされている。その方が気分もいい。
 だけど、ぼくが貴子を満足させることは不可能なのだ。
「これとか、これとか」
 貴子はバッグをベッドの下から引っ張り出し、その中身を取り出す。手錠。縄。器具。用途の明確な器具もあるが、よくわからないものもある。
「どう使うかわからないよ」
「わかった。使い方、見せるね」
 マゾである彼女は、ぼくに道具の使い方を教えるというだけで、かなり興奮していた。これまでのセックスでは見せたことないほど。貴子ってクールな大人のオンナだと思っていたので、そのあからさまな性欲というか衝動的な彼女は、見ていてちょっと恥ずかしかった。
 どのぐらい恥ずかしいかといえば、授業参観に来た母親が、思わずしゃっくりとかゲップをして悪目立ちしたときぐらい、恥ずかしい。
 貴子は裸になる。それが当然のように。醒めた目で見ると、オッパイはブラをしている時のほうがボリュームがあるし、興奮して乳首が立っていると、なんだか浅ましい。肌にはくすみのようなものがあって、片手に金属の手錠をすると、そのあたりに傷跡がある。
 そういう目で見ると、オッパイやお尻、太もも、足首など、いろんなところにくすんだ部分があって、それは治った傷なのかもしれない。
 ぼくはセックスする相手が、きれいな方がいい。積極的であまりにもご清潔すぎない方が都合はいいんだけど、できれば普段は清楚な子が理想。
 そして変態ではないこと。
 アナルセックスを童貞喪失と続けて体験しておいて言うのもなんだけど、しかも生まれてはじめての経験が、閉鎖された倉庫の事務所で立ってやったりもしたけど、これは海外ドラマとかでもあるシーンに近いので、それほど変態とは言えない気がする。
 貴子は口を開けて、赤いボールのついた猿ぐつわを口に入れてベルトを後頭部で締める。
「ああああわわわ」
 口が塞がれてなにを言っているかわからない。
 四つん這いになると、ぼくに見せつけるように、セックストイ、大人のオモチャの、ピンク色をしたぼくのより太いやつを、さっきぼくがやったところに突き入れる。
「んんっっっぐう」
 ぼくがやるよりも乱暴にズボッと入れてしまう。彼女の体なのだから、かまわないんだけど、なんか酷いことをするなあ、と驚いてしまう。引いてしまう。
 青い丸い部分が五、六個ついている柔らかな棒状のものを、お尻の穴へ入れていく。
「んっ」
 丸いところを一つずつ指先で押し込む。これもちょっと乱暴。
 ぼくが憧れ、楽しんでいる二つの穴を、そんな風に乱暴するのは、ちょっと許せない。
「そこは貴子だけのものじゃないんだ!」と言いたくなる。ぼくも使っているのに。
 じれったくなったのか、口に入れていたボールを吐き出す。
「これを」
 先が何本にもわかれた鞭。それが鞭だということぐらいはぼくだってわかる。
「それで叩いて」
「えっ?」
「いやらしい貴子を叩いて!」
 背中に落としたら、ベチッと音がする。
「もっと強く! それに、手錠をしっかりつけて!」
 背中に手を回している彼女を見て、片方がしっかり食い込んでいるのがわかり、そのもう片方を自由な右手にもつけるのだ、とわかる。けど、そうしたら彼女は無抵抗。
 ぼくはそんな風にしたくない。
「やだよ、できないよ」
 手錠も、鞭も、ぼくの行動範囲を完全に逸脱している。
「お願い、して。何度もさせてあげたじゃない!」
 させてくれた。だから叩いたり手錠をしたりしなければならないのか。

「コロナの頃か。懐かしいね。それで、どうしたのさ?」
「それっきりなんです」
「バカみたいね」
「まあ、そうかな」
 バシンと大きな音がしてぼくの世界が揺れた。女王様の平手が左の頬に炸裂したのだ。床に正座していたが、ぐらっと揺れた。
「すみません。ごめんなさい」
「そうだよ、口のきき方ね。何度注意すればわかるのかな」
「二度といたしません」
「で、貴子って子、どうなったか知ってるの?」
「はい。一か月ほど前、偶然、見かけました」
「ふーん。どんな感じ?」
「新しいショッピングモールに仕事で出掛けたら、ベビーカーを引っ張って、お腹も大きくて……。元気そうでした」
「へえ」
「トラックの助手席に座っていたし、遠いのでこっちには気付かなかったかもしれませんが、彼女が軽自動車のうしろに荷物を入れて、ベビーカーを旦那さんらしい男の人が車に乗せているところを、つい見入ってしまいました」
「ふふふ。ヴァギナとアナル。両方やった相手、初体験の相手だものね」
「もしも、あのとき、ちゃんと彼女の希望に応えていたら……」
「結婚した? ふん、バカバカしい。あんた、高校生だったんだろ。くだらねえ思い出。さあ、ケツを出しな。その汚いケツを」
「はい」



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若き人妻は「なわみ」というハンドルネームで緊縛写真をネットで見るようになり、写真展に立ち寄ります。そこでカメラマンにモデルに誘われる。顔出しNGで緊縛モデルのテスト撮影をしたところ、唯一顔の写っていた写真がネットに流出。義兄の目に止まってしまう。



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「縄奴隷なわみ」として義兄に脅され恥辱にまみれたデビューを強要される。野外での撮影会で人妻奴隷の限界を超えてしまい、残酷なショーに出演することに。哀しくも完全奴隷化されていく。



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荒縄工房短編集 第三話 希望の種(その4)

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 過去に浸っていたぼく。それを現実に引き戻してくれる。女王様の優しさ。
「おまえの好きなこいつを使ってやるよ」
 ピンク色をした太いディルドをペニバンとして用意してくれる彼女。
「なにもかも忘れるんだね、変態野郎に、そんな絵に描いたような幸せなんていらないんだよ」
「はい」
 お尻の中に、太い器具が入っていく。背中にバラ鞭が炸裂する。
「どうだ、感じるか」
「ひいいいい」
 貴子に鞭を打つことはできなかった。それでも理解しようとネットでいろいろなことを調べた。SとM。プレイ。性癖……。
 大学を出て就職し、自分の自由度はいっきに広がった。就職先には家賃補助してくれる制度があって、とうとうあの家を出たのだ。
 貴子とはあれっきり会っていないのに、自分の中にはすごく近い存在として記憶されていて、そのせいか、彼女の気持ちをもっと理解してあげなくてはならなかったと後悔していたので、ネットの広告などからそれらしいお店を見つけては、利用するようになった。
 最初はSコースで、Mの女性を鞭で叩いたりしていた。叩くのは上手になっていったが、まったく楽しくはなかった。楽しみを見つけられなかった。
 そのうち、いまの女王様に出会った。
「あんた、Mだよね」
 彼女はそもそもSなのだが、お店ではMコースにも出ていたのだ。なんでもする女だ。年齢はぼくより二十ほど上で(実年齢は不明だけど)、貴子よりも上で、むしろ母に近い。
「M? 違いますよ」
「そういうこと、よくあるんだよ。別に隠すこともないんだけどね。一度、やってごらんよ。相手してあげるよ」
 まったくタイプではない彼女を、ぼくは女王様と呼ぶようになった。
 彼女はSになると厳しかった。お金がもったいない、という理由でプライベートで会うようになった。もったいないというか、社会人一年生に、そうそう彼女と遊ぶお金は作れなかったのである。
 仕事ではないSは、Mに対していつも全力だ。
「仕事はプロとして、ちゃんとやらないとダメ。手加減しているわけじゃない。だけどこれ以上はダメという線引きがある。サービスとして成立しなくなる限界がある。いまのあんたはMとしての自覚もないし、して欲しいこともないので、なにもしてあげられない」
 彼女がぼくに対して与えた課題は、アナルと乳首だった。
「もしあんたがMで、して欲しいことがあるとしたら、どっちかかもしれない」という。
 乳首は感じた。拘束されて目隠しをされ、ソフトに毛ばたきや羽根箒での責めは、無限に楽しめる。
「いてててて」
 洗濯バサミで責められると、なんとなく自分のM性がレベルアップしたような気がした。
「どこまで我慢できるかなー」
 女王様は洗濯バサミの数や強さを増やしていく。だから、ソフトな乳首責めとは違い、限界までやる。
「限界が見たい」と言う。
 何度かそういうことがあって、あるとき、ソフトに責められたとき、気持ちはいいのだが物足りなくなっていた。
 そうか、こういうことなんだな、と貴子のことも少しわかった気がした。
 男とのセックス、アナルセックスは彼女にとってはこのソフトな乳首責めのようなものだったのではないか。いつまでもできる。そこだけで満足していられるうちは、なんの疑問もない。
 貴子もあの頃、すでにM性のレベルは遥かに高くなっていたに違いない。ぼくのようななんにも知らない学生にも鞭で叩いて欲しいと懇願したぐらいなのだから。
 あのとき、ちゃんと応えてあげられなかったのは、とても残念だ。ぼくに強いS性があったり、あるいはSとかMとか関係なく、彼女の求めることを忠実にやってあげるだけの度量があったのなら……。
「くうううう」
 アナルの開発は浣腸と異物挿入だった。
 浣腸はとにかく恥ずかしい。薬液でお腹が苦しくなり、トイレに飛び込む。最初は拘束なしで、我慢できなくなったら自由にトイレへ行かせてくれたのに、三回目に拘束されていたとき「いまから浣腸してあげる」と言われて、強引にされた。
「我慢できない!」
 パニックになったぼくに、女王様は洗面器を用意し、そこでやれという。
「見ていると、できないでしょ」
 女王様は笑って見ている。それが気になって苦しいのに出ない。出せない。脂汗が流れ出す。
「あー、なんか、出てるよー」
 我慢していると、なぜかチンポの先から透明な液体が流れ出た。
「恥ずかしいねえ、カウパー、いっぱい出てきちゃってるわよ」
「トイレに行かせてください」
「だめだね。お前に今後、一切、トイレは使わせないからね。あたしの見ている前でやるんだよ」
「うううううう」
 こうして長時間耐えること、そのあげく、我慢できなくなって漏らすように少しずつ出てしまい、最後には崩壊してしまうこと。
 これを繰り返し、洗腸を教えられ、後始末の仕方を教えられ、柔らかく小さなオモチャから太くて固いものまで、異物挿入にも徐々に馴らされた。
「今日は、どすけべ変態マゾ野郎のお前を、犯してやるよ。お尻の処女をいただくよ」
 女王様にペニバンで犯されたとき、ぼくは勃起しないまま射精した。
「やっぱりね。おまえって、そういうところあるよね」
 ないはずのものがある。あるはずのものがない。勃起せずに射精し、肛門を激しく犯されて感じてしまう。
 この体験は衝撃だった。
 貴子はあのとき、どっちも欲しがったが、それはぼくのためじゃなく、彼女はそうしないではいられなかったのだ。きっと、ぼくに会う前に浣腸、洗腸もしていたのだろう。
 ショッピングモールでチラッと見た幸せそうな貴子の横顔。
 いまの貴子は、こういうことにはもう興味がないのかもしれない。
「いまのお前を、貴子に見せてやりたいね」
 女王様はぼくが告白してからというもの、そんなことで脅す。
「ムリです。許してください」
「なに言ってるの。あんたの最初の女でしょ。ケツ穴まで許してくれた子でしょ。きっとおまえ以上にマゾよ」
「いまはもう違うと思います」
「ハハハハ」
 女王様は高らかにお笑いになる。それがぼくにとっても喜びであり恐怖でもあった。
「マゾってやつはね、一生マゾなんだよ」
「でも……」
「わかってる。確かに行為をしているかどうかは別だよ。あたしの客にも行為なしのベタランのマゾさんがいるわ。たまにホテルのレストランでたっかい食事して、たっかいワインを飲んで、そのあとバーにも行く。だけどお話だけ。なんにもしないの。彼はオナニーしているらしいし、風俗に行ったりもしているらしいけど、プレイはしていないの。だけどマゾはマゾよ」
 そんなものなのか。わからない。
「いつか、貴子もマゾの血が騒ぐ日が来るわ。そのときに、おまえと一緒にぶちのめして、恥ずかしいことをさせてあげようね」
 もちろん、そんなことは現実では簡単ではない。ただ、コロナ禍のあの頃に、あの頃だったからこそぼくは貴子と出会い、いまがある。この先にも、予想もできないことが待っているかもしれない。
 それはある意味の希望だった。

★この話はここで終わりです。荒縄工房短編集は、さまざまなSM小説の世界を短編で試みています。またいずれ、ここでお会いいたしましょう。あんぷらぐ(荒縄工房)



★便所虫の歌★


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週末にマリカとして苦痛を求めてさまようOL。掲示板で出会う相手の要求のままに、激しい苦痛にもだえ苦しむ。その間の記憶は失われ月曜には勤務先に出社する。そこに別のマリカが挑戦してきた……。どちらがホンモノか決着をつけることに。負ければ永久便器となる。



★折檻部屋の風夏★
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父母を香港のゴミ焼却所で惨殺された風夏は、大金持ちから一転して逃げ回る生活に。最後に学生時代の女友達を思い出して訪ねる。卒業前に奴隷になると誓っていたのだ。だが女友達は風夏に過酷な指令を出し続ける。ノワール風味の漂う作品。



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 現在の掲載の目安

※2021年3月4日からは下記の作品を掲載します。
『Mの双眸(期間限定Ver)』
『美魔女狩り 喜瀨満子編(期間限定Ver) 』
『ぼくたちの家畜・かおりん(期間限定Ver)』
『奴隷未満(期間限定Ver)』
『荒縄工房短編集』
 随時、短編、コラム。
 妄想絵物語(イラスト・月工仮面さん)など。

……

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ペンネーム「あんぷらぐ」
1970年代からのSM小説を読み、書き。「仲ゆうじ」などのペンネームで「SMセレクト」などに小説を書かせていただいておりました。
未発表作、新作などを随時、お読みいただきたいと思っています。
2019年「あんぷらぐど」表記から「ど」を取って「あんぷらぐ」へ改名。

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