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君の泣き顔が見たい 57 地獄を見せてやろうと思ってね

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「行くぞ」
「ぎゃー」
 壮絶な処刑だった。
 ぼくと神先は、交互に、あるいは同時に、電流の流れている鉄棒を濡れた彼女の肌にあてた。そのたびにスパークし、彼女は魚のように暴れた。
 たっぷり水で濡らされ、2穴に入れられたジェルによって、電撃はあっという間に全身を駆け巡る。
 重いウエイトを跳ね上げるほど、彼女は苦悶する。
 部下たちはウエイトをさらに10キロ増やし、肩が外れそうだ。
 どれぐらい楽しんだのだろうか。
 美冬が電流に反応せず、筋肉だけが反射するようになったので、ぼくたちは彼女を下ろした。
 心臓は動いている。体は熱い。ほとんど乾いていたが、股間だけはぐっしょりと失禁などで濡れていた。
「外れているな」
 両肩を脱臼している。テーピングしているとはいえ、手首と足首もおそらく痛めているだろう。股関節もおかしいらしく、足を閉じることができない。
「大丈夫だ」
 痩せた部下が得意らしく、整体師のように彼女の肩を戻す。気持ち悪い音が響く。腰の歪みも直す。
「しばらく、まともに歩いたり手をあげたりはできないでしょう」と彼。
「かまわない。処刑なんだから」と神先。
 ぼくたちはそんな美冬で勃起した男根を慰めた。
 神先はぼくを求めては来なかった。ぼくを認めてくれたのか。卒業させてくれたのか。そんな気がした。
 麻紀は、げっそりしていたが、「これからどうする気?」と言う。「仕事はクビよ」と。
 月曜日の朝になっていた。
 千里と美冬はそこに鎖でつないだまま、ぼくたちは上に行き、缶コーヒーやジュースを飲み、しばらく眠った。
 目を覚ましたとき、麻紀はもういなかった。
 ぼくはどうするつもりなのだろう。自分でもわからない。仕事を失ったのだから、あのアパートにも長くはいられない。
 神先の世話になるしかないのか。
 今日はそれを相談しなければならない。
「起きたのか」
 神先は眠っていないのかもしれない。さっぱりした顔をして、石鹸の匂いをふりまいている。トレーナーにジーンズ。高そうなブーツに土がついていた。
「いま、庭に便器を作っているから、手伝ってくれ」
 神先の野太い声は、刑務所にいた頃から慣れているので、ぼくはいまもまだあの場所にいるような気がして飛び起きた。あそこでは、決まり切った行動を遅れることなくちゃんとやることが当たり前なのだった。最初はそれが苦痛だった。いまは、あの生活は忌まわしいと同時にむしろ楽だったような気がしてしまう。なにも考えなくてよかったから……。
 もう少しで「はい!」と返事をしてしまうところだった。
 顔を洗い、トイレに行く途中で、良い香りに誘われて、いままで入ったことのない奥の部屋へ行くと、そこでは数人の知らない若者たちが食事をしていた。合宿所のように長いテーブルがあり、炊飯ジャーから勝手にご飯をよそって食べている。目玉焼き、玉子焼き、アジの干物、きんぴらゴボウ、厚切りのハム、ソーセージなどもある。ホテルの朝食のようだ。
 美冬や千里を探すが、いるはずもない。キッチンで料理を作っているのも皿洗いをしているのも男たちだった。
「おっす」とぼくに挨拶がはじまる。みんなぼくのことをどう聞いているのか知らないが……。興味はなさそうだ。
 無駄口を叩く者はいない。作業着姿の若者たちは、どんどん仕事に出ていく。
「どうだ、食べるか? うまいぞ、うちのメシは。なあ」と近くの若者の肩に手をやる。
「はい、うまいっす」
 素直な笑顔を見せる若者。神先はつくづく不思議な男だ。
 ぼくは食欲はなかった。
「いまはいいです」
「だめだぞ、シャバで不規則な生活をはじめると、人間が腐る」
 刑務所には腐った人間はいないのか、と言いたくなる。
「じゃ、こっちだ。庭に来てくれ」
 昨日は気づかなかったが、裏から出ると、そこには中庭のようなスペースがあった。建物の表にはコンクリートやアスファルトのスペースしかないのに、ここには土があり、樹木があり、芝が植わっていた。
 その真ん中あたりに、ユンボで長い溝を掘っている。
「あれを見ろ」
 うそ寒い曇天の光の下。ぼくは戦慄した。
 美冬、千里、そして麻紀……。
 全裸の女たち。諦めきった表情をし、ぼくのことを見る余裕もない。
 あぐらのように足を組んで芝に縦に一列で並んでいる。その肩には重い鉄の角柱が左右に負わされている。角柱は長く外に放置されていた廃材らしく、サビている。彼女たちの肌に食い込んで、サビが肌に散っている。
 角柱の両端はブロックを積んだ臨時の台で支えられているとはいえ、彼女たちは左右の肩にそれぞれ角柱が食い込んでいる。左右の角柱は数カ所でお互いを細い棒でつなぎとめてあった。段の極端に少ないハシゴのようなものだ。
 首輪の環を通した細いが丈夫なワイヤーが角柱に接続されていて、逃げることはできない。ワイヤーは彼女たちの腋の下を通り、角柱に繋がっている。つまり、彼女たちはある意味で縛り付けられている。脇の下には分厚い合成革があてられていて、ワイヤーで肉が切れるのを防いでいる。
 両手は背中に回され、きつく縄で縛られている。
 神先はぼくが寝ている間にこんなことをしていたのか。
「どうする気だ?」
「処刑」と言って笑う。「まあ、余興だな。おもしろいぞ。死ぬ前にこの女たちにふさわしい地獄を見せてやろうと思ってね」
 本当に殺すつもりなのか。
 ぼくはそれを止められるだろうか。
「麻紀まで?」
「あの女にも、それなりの罪はある。社長気取りだが、やっていることは小賢しくあくどい。もっとも、あの女、自分で望んだんだよ」


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1970年代からのSM小説を読み、書き。「仲ゆうじ」などのペンネームで「SMセレクト」などに小説を書かせていただいておりました。
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