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天使と悪魔の変態辞典 12 せっかん(折檻)

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せっかん(折檻)

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天使
 折檻という言葉の本来の意味は、いまとは少し違っていました。本来は、あえて厳しい忠告をすることでした。そもそも折檻の「折」は折れること。
「檻」は手すり(欄干、欄檻)のこと。手すりと言っても王宮のものですから、いまの大きな神社仏閣などに見られるような太くで丈夫なヤツです。
 この手すりが折れたのは、中国の前漢の時代、第11代皇帝である成帝(せいてい)に、先代から皇帝に仕えている朱雲(しゅうん)が「目を覚ませ!」と直言。怒った成帝は朱雲を捕らえて宮殿から放り出そうと思ったのですが、この朱雲ってやつはかなりの巨漢で若い頃は義理人情で人のために戦うなどヤンチャだっただけに、欄干につかまって離さない。ついに欄干が折れてしまったのでした。
 すると別の部下が「朱雲を殺すべきではない。あれほど言うのだから」と取りなして、皇帝も納得。この教訓を残すため、折れた欄干を、折れたことがわかるように修繕させたという話があるそうです(かなり脚色)。
 つまり、折檻は「諫めること」。いい意味の言葉でした。ですが、いまは違います。
 激しく叱る、懲らしめる、体罰、いじめ、といった意味を持つようになったのです。
 言葉で言って聞かせてもわからないなら、折檻をする、といったように、体に言い聞かせるような厳しい躾けや体罰を折檻と言うようになりました。
 折檻は教育ではありません。上位にいる者(支配する者)が、支配される者の気に入らない面や失敗を取り上げて、その怒りの度合いを相手にぶつけることによって、「こんなに怒っているんだぞ」とか「それほど重大なミスをしたのだ」と事態の大きさを示そうとする行為と言えます。簡単に言えば、「捌け口」です。
 教育では、本来、教えたことを教え子が学ばなくても教える側にはなんの問題もないので、怒りの対象とはならないのです。それを少し気持ちをこめて教えたのにできない(裏切り)、あるいは自分の教える能力の限界を提示された(恥をかかされた)ことに腹を立て、教えた側の受けたダメージを、ちゃんと学ばなかった相手にやり返す行為です。
 問題は折檻する側は教育だと思い込んでいること。折檻を受けることで東大に入れた、ノーベル賞をとれたといったエビデンスはないようですので、教育効果はゼロです。つまりムダなことをしているのですが。
 怒りの大きさを折檻をされた側は体で理解し、次に自分が教える側になったときには、同様に怒りを折檻で吐き出すようになるのです。
 また、このようになんのプラス効果もない折檻だけに、行き止まり、絶望的なイメージを持ちます。
 コミュニケーションがうまくとれないときなど、そのもどかしさが折檻となっていく傾向もあります。相手が子供、外国人、異文化の人(宗教)、考え方が違う人、コミュ症などの場合に、折檻になりやすいでしょう。
 類似の言葉に「しごき」や「体罰」があります。が、「しごき」は理不尽なものである点で折檻に似ているものの、目的はなにかしら教育的な側面があり、たとえば肉体的にギリギリまで追い込んで練習させる、といったように一応は教育の一環っぽい。
「体罰」は「罰」とあるように、受ける側になにかしら罰せられる行為があるのが前提。体罰も折檻の中に含まれますが、罰という側面が重視されます。
 この点、折檻は教育でも罰でもありません。

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悪魔
 折檻は、懲罰(パニッシュメント)でありながら、行為のみに焦点をあてるものだ。したがって罪があるか、罰を受ける必要があるかは、メインではなくなっていく。
 代表的な折檻は、長時間の正座、お尻叩き、お灸、食事抜き、過剰な労働、ムダな労働(同じところを何度も掃除させるなど)などである。
 だが、これぐらいでは楽しめないという場合には、行為はいくらでもエスカレートしていき、死に至る可能性もある。
 江戸時代には、「行燈部屋」を「折檻部屋」として使い、閉じ込めておいたり、「ぶりぶり」でいたぶる。「ぶりぶり」は手足を縛り上げて吊るし、板などでぶちのめす折檻だ。そのときのかけ声が「ぶりぶり」と言っていたらしい。
 こうなると拷問と表現したくなるが、なにかを言わせるためにやるのではない。折檻は、やる側の気が済むかどうかが問題であり、やられる側には出口はない。拷問は白状すれば終わる(建て前として)。
 折檻で体にダメージが残るほどの行為をするときは、殺してもいい時である。もしも、脅し程度ですませる場合は、体に傷や痣が残りにくい折檻が好まれた。
 もっとも手軽で辛いとされるのは、睡眠を奪う折檻だ。何日も寝かせないので、半狂乱になっていく。
 手間がかかるものの、恐怖を極限まで与えるのは水責めだ。縛り上げて水に漬ける。呼吸ができない、水を飲んでしまうなど、苦しみはほぼ死と隣り合わせであり、体はほとんど傷つかない。
 お灸は跡が残ることがあるものの、お灸の跡を不自然に思わない時代もあったため、よく利用されたのだろう。「お灸を据える」とか「やいとを据える」と言って脅す、という行為もあった。
 本来跡が残るほどやるものではないのだが、どの家庭にもお灸の道具があった時代には、手軽な折檻だった。
 折檻はプレイではない。言葉のニュアンスとしてあえて「折檻」を使うこともあるだろうが、実質はプレイであるべきだろう。本気の折檻をしたいのなら、悪魔になるしかない。

(協力:エピキュリアン 皮革製バラ鞭



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