隣の肉便器さん 12 ナポリンを責めてやってくれませんか
のけぞり、盛大に小便を噴射。いや、あれはさっきの放物線ではない。どばっと飛び散るように透明な液が噴き出した。
もしかして、あれが、潮吹きなのか?
ぐったりしたナポリンはゆっくり浴槽に崩れていく。
オサムは手を引き抜く。
だらしなく広がった肛門から、残りの水が排泄される。というより漏れ出す感じだろうか。あそこは開いたまま。
まるで噴火口のように盛り上がった肛門。水が流れ出る穴。
ナポリンが意識を取り戻し(まあ、気絶ってほどではないにせよ)、自力で動けるようになったら、「マゾ牝のケツ穴をいじめていただき、ありがとうございました」とナポリンは頭を下げ、浴槽の中でシャワーを使い、自分と汚したところの掃除をはじめた。
オサムは少し落ち着いたというか、リラックスしたようで、「なんか、飲みますか」と備え付けの冷蔵庫からビールを出した。僕と美希はコーラを貰った。ほかものがよかったのだが、冷蔵庫にはビールとコーラしかない。頼めば持ってきてくれるようだが、いまは面倒だ。とりあえず落ち着く。
ナポリンは甲斐甲斐しく、檻の中も掃除をする。
「いつも、ですか?」
「ん? ああ、使わせてもらっているんだから、おカネも払うけど、できれば出て行ったあとのほうがきれいになっているぐらいにしておきたいんだよね」
あっぱれな変態精神。いや、そうじゃなく。
「あああ、あれかあ。潮吹きね。たまにありますよ。アナルフィストではけっこうあるかな。膀胱をかなり刺激しますしね」
「おし○こじゃないの?」と美希。
「違います。さっき、先に出しきっていたでしょ。それに出方がぜんぜん、違うから」
へえー、という感じでバカ夫婦は感心するしかない。
初級、肉便器講座は、まだはじまったばかりで、僕も美希も耐性もなければ、予備知識もないし、ただ、「へえー」である。
「時間もあれですから、どうです、このあと、お2人でナポリンを責めてやってくれませんか」
「どうやって?」
「簡単なところからはじめましょう。難しいことはいずれ機会があれば、ということで」
オサムは教習所の教官のようだ。今日は縦列駐車と坂道発進はなし、だ。S字だけにしよう、みたいな。
その簡単なところ、というのがナポリンをサンドイッチにして責める3Pなのだった。
美希は、熱に浮かされたように服を脱いでいく。この心境は僕にはわからないが、オサムは「惚れ惚れしますね」と思わずつぶやく。ウソでもうれしい。お世辞でもありがたい。美希はミキリンになった。
「恥ずかしいわ」
「だけど、スワッピングするつもりだったんだから」
オサムにそう言われると、ミキリンは真っ赤になった。オサムに抱かれることをいまも考えているのだろうか。
「今日は私は奥さんとはしません」とオサムは僕に宣言した。そしてミキリンに「安心してください」と告げた。
「はい」
ホッとしたような、残念そうな。
ここで、僕が「したっていいじゃないか」と提案してもいいんだけど、その勇気がなくて、そのままオサムのペースで事は運んでいく。
用意されたペニスバンドを装着したミキリンは、驚くほどエロい。新人AV女優みたいな感じがした。それもサディスティックな女王様だ。
うそだろー、そういうのはまったく僕の世界にはないエロなんだよなあ。
僕はミキリンの美しさを再認識したけど、彼女に鞭をくらいたいとは思わない。痛いのはイヤだ。鞭をふりたければ、オサムにやってほしい。
「似合いますねえ」
オサムはうれしそうに、ミキリンの股間に水平に突き出た凶器のようなペニス型のオモチャを撫で回す。ローションを塗っているのだが、なんだかエッチな光景だ。
僕も裸になった。
「うれしい」
掃除を終えて、体をまた湯で洗い、全身にいいニオイのするクリームを塗ったナポリンがやってきて、抱きついてくる。
いっきにボーンと勃起。
ミキリンの目がそれを見逃さない。怒っている。そう、今日はずっと怒ってるんだ、彼女は。楽しむというよりナポリンという存在に対して、そして僕たちが陥った状況に対して、なんだかとっても腹を立てている。「どうして私が」と。
それをナポリンにぶつけるのだ。
「ええと、エーちゃんはやり方を知っていると思うけど、ミキリンははじめてだから、最初はミキリンとしたい」
この状況ではナポリンに任せるしかない。オサムも文句はいわない。
「じゃあ、ミキリン、やってみよう!」
レズだ、すげえ。まさか、そんなシーンが見られるなんて。ミキリンはナポリンとつながるんだ。女同士のエロ。
「こっちに来てください」
ミキリンはベッドで待つナポリンの横に。そしてナポリンがミキリンの耳元になにかを囁く。
2人してクスクスと笑う。
なんだよー、それ。仲いいじゃん、2人さ。ミキリンの怒りはどこへ?
「いくわよ」
ナポリンが大きく足を開きながら、横たわる。そこに膝から入っていくミキリン。お茶の作法か。
けっこうなお手前で。
茶碗でも眺めるように、ナポリンのあそこを眺め、指でそっと確認。
「ふふふ」とナポリンは笑いながら、ミキリンの膝の上に足をかけながらずり下がり、ペニスバンドへ自ら接近していく。
「お願いします」
「はい」
ミキリンは微笑みながら、突き刺していく。
「ああああん」
腰をくねらせて、ナポリンは自ら気持ちよく入る角度にもっていく。
「つながった」とミキリン。「思ったより深いわ」
「肉便器だから。拡張しているし、奥も深いの」
そう言うと自ら腰を浮かして、卑猥なダンスを踊る。
「ミキリンに犯されて、気持ちいい」
演技なのか本気なのかわからない。
ただ、見ている僕もミキリンも、さっきまでの緊張はかなりほぐれたことは確かだ。
これだったら、普通にスワッピングしても楽しかったんじゃないのか。スワッピングは普通じゃないとしても、いきなりのSMよりはソフトだったはずだ。
僕たちはこの衝撃を乗り越えられるのだろうか。
ミキリンは全体がピンク色になってきて、腰をなんとなく動かしてリズムを取りはじめた。ナポリンがそれを誘っているのだ。
ナポリンはゆっくりと体を横にし、結合部をはっきり見せると、今度はうつ伏せに。ワンワンスタイル。
女たちの体から滲み出る熱気にくらくらしてくる。色香ってこういうものだろうか。湯あたりならぬ、色香あたりしそうだ。
とうとうミキリンはナポリンを背後から抱き締めた。女でもそうしたくなるのだろうか。ナポリンの乳房を両手で包み込む。ナポリンは四つん這いから上体を立てていき、ミキリンにもたれかかる。いつしかミキリンは正座みたいになって、ナポリンはその上にしゃがみこんでいる。

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