新版 共用淫虐妻・千春(期間限定Ver) 67 捻れた関係

「そちらはお任せします。ところで杉村さん、相談があるのです」
長谷川は寝室から、若い女性を連れて来た。目がクリッと大きく、目鼻立ちがはっきりしている。清楚なセーターとスカートだ。どこかで会ったことがあるような気もする。この近所に住んでいるのだろうか。
「夏美と言います」
「うーん。かわいらしいお嬢さんですね。いくつです?」
私は少し動揺をしていた。どこで見かけたのか思い出せない。典型的なかわいらしさだからか。他人のそら似か。
「二十歳になりました」と夏美は笑顔で答えた。意志の強そうな目だ。
「どういうことですか?」
驚きから胸騒ぎに変わる。
長谷川は、珍しくはしゃぐように説明してくれた。
驚くしかない話だが、顔色を変えるほどではなかった。思わず最後にニヤッと笑ってしまった。
「なるほど。どうりで見たことがあるような気がした」
「似てますか? みんなは似ていないと言いますけど……」
私は無遠慮に夏美の手を取った。
「こんなキレイでカワイイ顔をしているのに、夏美さんは恐ろしい女ってわけか」
「それほどでもありません」
夏美はニッコリと笑った。
「じゃ、さっそく縄を」
千春に使っている縄を手にすると、素早く夏美を服の上から高手小手に縛りあげ、ガムテープで口をふさぎ、ソファーに転がした。
「頃合いを見計らって、目を覚ますんだ」
夏美はうなずいて目をつぶった。確かによく似ている。開いているときの目付きがまるで違うだけで、輪郭や鼻や口元はよく似ているのだ。
「長谷川さん。あなたは、とんでもなく怖い人ですね」
「ほかにもあなたの知らないことを、いろいろ、やってるんです」
「知らないほうが、いいかもしれませんね」
「悪い話ではないのです。いずれ、お話します。まだ準備不足ですから」
そこに、ようやく階段を上がってきた千春と松田、そして大森がやってきた。大森の満足した表情。生臭い空気も相変わらず。どうも松田も満足しているようだった。
「遅かったじゃないか」
大森は「こいつがまた逃げようとしたから。大変でしたよ。なあ」と松田に同意を得ようとしていた。
松田は明らかに目を逸らす。
「いいさ。そんなことで怒ったりはしない。今朝の出来事で、すっかり状況は変わったんだ。昨日までは共用物にすることで千春を大事に保護できると思っていた。でも、限界がある。逃げ出した上に、ホームレスに助けを求めた。みっともないだけじゃない。長谷川さんやこのマンションにとんでもなく大きな迷惑をかけるところだった。これからは、さらに徹底的に管理監督するしかない」
ビシッとシャフトで尻の横を叩く。
長谷川を見たからか、千春はすまなそうな目をしていた。その目尻に涙が光っている。
「千春。おまえに会わせたい人がいるんだが、会うか?」
長谷川は頬笑みながら、千春の乳房を握る。
「こい」
乳房を引っ張って部屋の中へ連れて行く。
ソファーに倒れている夏美。
千春は体をくねらせて暴れる。尋常ではない暴れ方で、頑丈な枷が壊れるのではないかと心配するほどだ。
それを長谷川と私で押さえつける。ペットとの交尾でもこれほど暴れなかった千春だが、体がちぎれてもかまわないかのように身もだえし、猿ぐつわの下からうなり声をあげていた。
松田と大森も驚いている。
少女と見えるほど若い女が縛りあげられていたからだ。
私たちが手を緩めると、千春は不自由な体で夏美に近づいていった。
「誰なんだ、あれは」
さすがの大森も焦っている。
とうとう犯罪に手を染めるのか。それも誘拐罪なら、大罪である。大変なことになる、と思っているようだ。
「安心しろ。いまにわかる」
大森と松田に囁いてやった。
千春が崩れ堕ちる。肩が震えている。泣いているように見える。
しばらく夏美を見つめていた千春が、こちらを振り返った。
涙を流し、顔をくしゃくしゃにしていた。
この数日、しだいに感情を表に出さなくなっていた千春だったが、久しぶりに人間らしく見えた。
どれだけ汚されても傷ついても、なおも千春は凜として美しい面を持っている。
哀れだ。
自分たちはその千春を、完膚なきまでに叩き潰そうとしているのだ。
長谷川が彼女の横へ行く。
「千春。久しぶりだろ。夏美はすっかり女らしくなったぞ」
長谷川はわざとらしく夏美のスカートに手をかけて、白い下着までめくりあげる。
千春がもだえながら、長谷川を止めようとするが、長谷川に足枷に取り付けられた鉄棒を踏みつけられ、床に仰向けに倒された。
夏美の美しい足が付け根まで向き出しになった。いまどきの子らしく、細くまっすぐ伸びている。
二十六歳ながらも経験豊富で熟し、崩れかけている千春に比べると、無傷の新品の輝きがあった。
ごくりと生唾を松田が飲んだ。その頭を軽く叩いてやる。いま千春で放出したばかりなのだろうが、すでにズボンは盛り上がっていた。
「すいません」
小声で謝る。
「カメラを回せよ」
「え?」
松田、そして大森もそのとき、魔法が解けたかのように理解した。撮影をしてもいいというのだ。
これがもし犯罪だったら、わざわざ自分たちの犯罪の証拠を残すわけがない。
少女を誘拐してきたように見せているが、撮影してもいいのなら、そこには別の意味があるということなのだ。
長谷川は無造作に夏美の足をなでまわす。
夏美がもぞもぞと動く。意識を取りもどしつつあるかのように見える。
そして長谷川は夏美の顔にも手をやって、乱暴にゆすった。夏美が大きな目を開いた。
(協力:エピキュリアン 鍵付き首輪 ダブルパドロック)

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