ぼくたちの家畜・かおりん(期間限定Ver) 9 謝りなさい
柴田さんは、片手でお尻のスティックをいじりました。
「あっ! だめ! いや!」
おぞましい感触に、気持ちのよさは吹き飛びました。真顔になったのだと思います。
ニヤリと笑った柴田さんの、べとべとになった親指の腹がクリトリスの上にありました。
「いやなのかしら? もっとやって欲しいんじゃないの?」
「違います。もうやめてください。本気でお願いしているんです!」
素早く、いかにも教師らしい語調で言えたと思います。
「これ以上、生徒の前で恥をかかせないで……」
すっと熱が引き、このままなら耐えられる、これ以上の醜態は晒さなくてすむ。いえ、絶対にそんな姿を見せることはできません。
「うはああああ」
ですが、数秒も保てませんでした。
柴田さんは親指の腹で陰核をぐりぐりと刺激したのです。
それに、生徒の前で恥をかかされることを自覚したとたん、私の中に以前から微かにあった絶望的な欲望の種が急激に芽吹いてくるようなおぞましさを感じていたのです。
「だめえええええ」
そんなものが芽吹いてはいけない。
柴田さんのいやらしい指使いに反応してはいけない。
克也様と学様の視線を感じてはいけない……。
身をよじると、ベッドがギシギシ音を立てます。ぴんと延ばした両足を、向井様と大熊様が抱えるようにしていて、その指が食い込んでいます。その刺激も含めて、とんでもない衝撃的なアクメが来そうな予感に脅えていました。
「素直になりなさいよ。変態教師」
いったんクールダウンしそうになっていたのに、その反動からでしょうか。むしろいっきにこれまで以上に高いところまで昇っていくのです。
「うぎっ」
体がのけぞりそうになります。二人に押さえつけられていてもなお。
「ここをいじると、どうなるのかしら?」
すでに十分な刺激。そこに柴田さんが唇を押しつけてきました。
「やめてええええええ」
ガツンと殴られたような衝撃が来ました。
こんな感覚は生まれてはじめてのことでした。思った以上に深い衝撃でした。しかも、一過性ではないのです。
甘い感触に包まれました。
息ができず、体を痙攣させて。
見かけからは想像できないほど、柴田さんの舌は絶妙な動きをしたのです。
クリトリスを舐められ、吸われ、ガクンガクンと何度も衝撃がくるほどのオーガズムを引き出すのです。
「先生、どうなの? 気持ちいいの?」
向井様があせまみれの私の顔を覗き込んでいます。
目をはっきり開けることもできません。唇も震えています。でもはっきり想像できるのです。向井様の意地悪そうな、それでいてキラキラと輝くような、純粋すぎる悪意の眼差しに、私といういやらしい女教師はいま、心をえぐられているのです。
「あうあうあう」
柴田さんはやっと唇を離してくれましたが、深く入り込んだ指を止めるどころか、さらに激しく動かし、そのクチャクチャという音が響いています。スティックも同じように抽挿しています。
おぞましさと快楽。嫌悪と気持ちよさ。それがまじりあって、下半身が完全に麻痺していくのがわかりました。
「困った変態教師ね」
あ、いけない。すっと引いたことで、心に隙ができていたようです。そこにいっきに、大きな波が飛び込んできました。さっきの衝撃は単なる前触れにすぎませんでした。
「あひーーーーー」
頭の中が真っ白になりました。へんたい。変態。女教師。小児性愛……。
「うおっ、すげえ」
大熊様が慌てて足から手を離しました。
「うわ、かかっちゃった」と向井様。
甲高い彼らの声が全身の震えを増幅させます。
なにがあったのか、わかりません。
ですが、私の体も、ベッドも、べちょべちょになっていました。
柴田さんは私から離れて立っていました。
「困りましたね、淫乱な痴女先生」
笑っています。
「犯罪者ってことになりますわね。生徒の前でこれほどのあさましい姿を見せつけるなんて。教育者としては絶対にあってはなりません」
彼女は高々と笑うのです。
なにがあったのかわかりません。ですが、とんでもないことになったのです。
「すごいね、かおりん。もう一度やってよ。今度はちゃんと写真も撮ろうよ」
大熊様がはしゃいでいます。
「びしょびしょだよー」
向井様が笑っています。そして手の平で、濡れた腹部や乳房を撫で回します。ベッドまで濡れてしまっています。
「教え子の前で潮吹きするなんて、とんでもなく淫らですわね」
こみあげてくる嗚咽。
「泣いてるの、かおりん」
向井君がその汚れた手で顔を触ってきます。
「やめて……」
顔をそむけました。自分の人生がいま、ゴミ箱に投げ込まれたような気分でした。抑え付けていたものが、ドロドロとあふれ出てくるようで、恐ろしくてなりません。
「あら」
柴田さんはべたべたになった指で、再び乳首をつまむと、ギュッとつねりました。
「あひいいい、いたいいい」
「先生。教えたはずですけどね。克也様やお友だちの学様に逆らってはいけませんよ。なんでも言うことをきくのです」
「いぎぎぃいい」
引っ張られて、半回転するほどねじり、爪が乳首に食い込んでいます。
「さあ、学様に謝りなさい」
「すみませんでした。向井君」

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