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物語の物語 タナトスを巡る話

 こんにちは。あんぷらぐど(荒縄工房)です。もう9月ですね。急に気温も下がり、長袖の人が増えてきました。NFLもシーズンがはじまって、私はまたまた毎週、ワクワクですけれども。

 さて、今年の2月、ここで「死というテーマについて」を書いてその中で「今後、私の書く作品では、誰かが死ぬ確率が高まりました」としました。

 ご承知のとおり、作品での死はいっきに増加。とくに『亜由美 降臨編』は基本的に皆殺し状態になってきました。『隷徒 黒穴編』はタランティーノ的な殺戮エンディングを予定していたのですが、ちょっと現実のニュースに振り回されて(佐世保の件)自粛したまま連載を終えてしまいましたが、そのエネルギーがそのまま『亜由美 降臨編』にじわじわと漏れ出している感じがいたします。

 またすでに連載を終えていま再編集(加筆修正)をしている『デッドライン M穴地獄』はいきなり登場人物の死を思わせるシーンからはじまる作品でした。

 現在連載している『家畜教師』は旧来の世界観で、死とは無縁ですが、『自縛霊 ワケありなんです!』は死を通り越して霊の世界が入り込み、全体的に死が隣接したコメディです。

 タナトスとエロス。ギリシャ神話の神様ですが、それにたとえてこの妙に仲のいい概念、死と性を日本語の語感イメージからも連想することが多いのではないかと思います。亡、妄、望といったはかない「もう」つながり。死、屍、屎、肢、刺、私、歯……。「し」はそもそも漢字は多すぎるのでむしろイメージが絞りにくいですけど。

 そして逝。私は「逝く」、つまりイク。絶頂、オーガスムにもあてますが、「せい」とも読む漢字。生であり性。精であり清、聖にも通じます。

 前回「回避と代替」のことを書いたのですが、死は回避も代替もしにくいため、物語では扱いが難しいものです。そこでエンディングに多用されたり、主要登場人物の死は、物語のクライマックスとなっていることが多いと思います(私の場合はそうでもありませんけど)。

 物語では「死」は「再生」の合図だと私はとらえています。現実の世界と違い、物語の中での死は、新しいものが芽生える兆しとして扱われます。希望という言葉に通じます。私たちは現実の世界でも死を乗り越えて生きています。私たちが住んでいる土地には無数の死が埋まっています。

 とはいえ生ある者にとっては死は恐怖であり畏怖であり逃れたいものです。確かにいくら物語の中の「死」を解禁したからといって、この半年で急増しているのは困ったものだと私も思います。ただ、こうした一種の浄化によってきっと新しい物語世界が拓けていくのではないか、と思ったりもしているのです。創造的破壊なんて言葉は私らしくないので使いたくないですが、破壊への魅力は間違いなくあるので、破壊と再生がうまく物語で表現できればいいなとは思っています。

 かつてある作家が「登場人物を上手に殺せないと話が進まなくなる。だけど、殺しすぎると読者から反感を買う」と語っていたことがありました。また「登場人物を殺せない人は作品を完結させられない」と言う言葉も聞いたことがあります。難しく考えると、とんでもなく難しくなってしまう。タナトスもエロスも、取り扱い注意の強烈な存在だと言えますね。

●近況
 先日、アマゾンKindle版の『亜由美 灼熱編』を刊行しました。縦書きにするに際して二版として少し修正しています。またさきほども書いたように『デッドライン M穴地獄』を刊行すべく修正中です。短い作品になります。また、アマゾンKindle版には『隷獣』を予定していますが、細かい手を入れています。
 なお、時間がなくて大変に申し訳なく思っているのは、既刊のPDF版の二版を刊行できていないことです。いずれ、無限ダウンロード可能なはずなので、新版に差し替えていきたいとは思っています。つまり、ブログ→改稿→PDF版→修正→Kindle版といった流れになっているので、このKindle版のデータをPDF版にフィードバックしたいと思っています。
 いつになるかはまったくわかりません。気持ちだけはあるということで……。スミマセン。

 なお、Kindle版『亜由美 灼熱編』の刊行にあわせて「淫美」にて、冒頭部分を連載予定です。9月14日から10日間と考えています。お楽しみに。
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アマゾンKindle版『亜由美 灼熱編』登場


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1970年代からのSM小説を読み、書き。「仲ゆうじ」などのペンネームで「SMセレクト」などに小説を書かせていただいておりました。
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