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美魔女狩り 喜瀨満子編 104 藤木は焼き印を手にした

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 藤木は近くにいた美麗より早く、満子に駆け寄っていた。
 彼女は藤木を見つめていた。
「ありがとう、ございました」
 そう言うと、そのまま意識を失った。
 美麗とシンディがシートで彼女の体をくるむと、ひきずるように部屋から出て行く。
 藤木は後を追った。
 シートにくるまれた満子は、唇が切り裂かれていたものの、驚くほど穏やかな表情で失神していた。
「最低のことをしたわね」と美麗が言う。「奴隷にとって、自分の体はご主人様のもの。それをこんなに汚してしまうなんて」
 シンディは黙っている。
 藤木は美麗をどかして、シートごと満子を抱き上げた。
「おまえの覚悟はわかった」
 血まみれの唇を吸った。
 満子の血の味。息はしている。
 どれぐらいそうしていたのか。満子の意識が戻り、自分を見つめていることに気づいた。
「わたしは……」
 藤木はただうなずいて、満子から離れた。
 シンディがタオルを藤木に寄こした。藤木の口の周りもべったりと血がついたのだ。
「ずるい女ね」と美麗はまた文句を言う。
 だが、藤木は「手当してやれ」と命じた。
 後味の悪さが残り、部屋は妙な静けさと緊張に包まれていた。
「決まりましたか?」
 大使に促されて、藤木はうなずいた。
「じゃ、用意しますよ」
「お願いします」
 場所を部屋の横にあるテラスに移す。
 ウッドデッキとコンクリートのテラスにバーベキューセットが用意されている。食事のためではない。ガンガンに燃えている炭に突っ込まれているのは4本の鉄棒だ。
「焼き印です。∞とFの2種類が2本ずつ用意されています」とシンディが客にも説明する。
「Fは、もちろん藤木さんのF。彼の所有物であることを示します。一方、∞は自由に売買の対象となる奴隷を意味します。当面は大使の所有となることが決まっています。藤木さんは2匹をフランスに連れて行くとおっしゃっていますが、どうされるのでしょうか?」
「それを決めるのは、藤木さんだ」と大使。
 美麗が奴隷たちを連れて来た。一列になって四つん這いで歩いてくる。全員、全頭マスクで目も耳も口も塞がれ、手足の枷に鎖が通され、4匹の首輪のリングに太いチェーンがつながれてそれを美麗が引っ張る。
 覚悟を見せるショーのおかげで、客たちもその裸体を見るだけで誰だかわかる。筋肉質の孝江。小柄な咲。豊満でどこか崩れている千鶴子。そして張りのある肌、ほどよい筋肉の付き方をしている満子。もっとも足が長く見える。ただ、その心の闇をあらわすように、腫れ上がった陰部が痛々しい。
 お尻を突きだして伏せる。
「では、藤木さん」
 客たちの拍手の中、藤木は焼き印を手にした。持ち手のところに小さくシンボルがかたどられている。1本を引き抜くと、それは∞だった。
 藤木は客にもわかるようにそれを掲げる。真っ赤に焼けた∞は、幅5センチほどもあった。
 ためらうことなく、もっとも小柄な尻にそれを押し当てた。
「ぐぐぐぐうううう」
 くぐもった叫び声が長く続き、ジャラジャラと鎖が鳴る。失禁している。
 それでも一歩も動かない。
 ジュッと肌を焼き肉に達していく焼き印を確認し、ようやく藤木はそれを真っ赤になっている炭の中へ戻した。
 咲の尻の上部。尾てい骨の横に、赤くなった周囲の皮膚が広がる。その中央に黒く∞が浮かび上がる。ローストビーフを思わせる色合いだった。
 痛みは長く続く。咲は尻を激しく振りながら耐えている。
「次」
 もう1本の∞を手にした藤木は、筋肉質の尻にそれを押し付けた。
「ぎゅううう!」
 なんとも言えぬ叫び声を短く上げたが、孝江はまったく動かなかった。わずかに背中を丸くしただけだ。
「なるほど。孝江と咲は当面、わたしのものだ」と大使はうれしそうだ。
 藤木は焼き印を取り換えた。が、それはさきほど使った∞だった。
 咲にあてた焼き印を再度熱していたものだ。
 残る尻は2つ。
 美麗は咲と孝江を鎖から外して、少し離れたところに並べている。
 藤木は3つ目の∞を千鶴子に押し付けた。
「がうううう」
 身もだえながら耐える千鶴子は、腰を浮かしたが、長く糸を引く透明な粘液を垂らしてもいた。
 それはもっと欲しいとせがんでいるようにも見えた。とうとう千鶴子にも隠しようのない印がつけられた。
「いいんですか!」
 大使が驚いている。
 白い肌に鮮やかに刻まれた印は、ずっと前からあったように似合っていた。
 藤木は無表情で、再び焼き印を火の中に戻すと、やっと「F」を手にした。
「だめです。いけません」
 突然、千鶴子を移動させていた美麗が叫ぶ。


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1970年代からのSM小説を読み、書き。「仲ゆうじ」などのペンネームで「SMセレクト」などに小説を書かせていただいておりました。
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