日曜日の奴隷たち 19 緊縛遊戯(7)
「これがいいのかな」と露木はクリをつまんだ。
「ぐはっ。も、もちろんです。だけど、それだけじゃなく……」
「これかな」
アヌスを指でなぶる。
「くぅぅぅ。そうです。でも、もう一つも……」
「欲張りな女だな。全部、してほしいのか?」
「あぅぅ。恥ずかしい……」
リリアンが和代を乱暴にペニバンで蹂躙し、その尻を平手打ちにすると和代も泣き叫ぶ。「痛いっ、でも、もっと、もっと……」
「わがままな奴隷たちだ」
露木はぐいっと腰を動かし、奈美の体そのものを揺らした。
「はあああああ」
泣き声のように派手に反応しながら奈美は貪欲に快楽を求めた。不自由ながらも、身をよじって縄の苦痛を受け入れながら、全身でむさぼろうとする。肌が擦れ、切れてしまってもかまわないのだろう。
露木も和代のように夫や子どもが待つ女には、そんな過酷なことはしなかったが、奈美なら問題はない。
和代がいつものように、苦しげにアクメに達してしまうと、露木はリリアンに合図して早めに縄を解かせる。
リリアンは台を持って来て、和代の下に置く。台の方がやや高いので和代はそのまま台に身を預けることになった。あとは縄を解いていくだけなので、リリアンでも素早くできる。
奈美はかなりの絶頂を感じたはずだが、体を止めることはしない。むしろねだるように、露木に向かってくる。
「それを」
露木は和代から引き抜いたばかりのアナルフックを手にし、下から突き上げるようにしながらいま深々と入っているアナルフックを引き抜く。
「うがっ」
引き抜いたあともしばらく口を開いたままになっている。そこにボールのついたアナルフックを埋めていく。
「あうううう」
暴れる尻を露木はおもしろがる。ペニスで膣内を突き回しながら、その感触を楽しむのだが、奈美も苦痛だけではなく悦びを感じているようだ。
「入った」
そして、片手でフックを握って動かしながら、責めた。
「ぎゃぅぅぅ、はじめて、はじめですぅぅぅ」
わけのわからないことを叫びながら、奈美は再び達していた。ビュッと強く潮を噴き、露木の足を濡らした。
「驚いたわ」
眺めていたリリアンと和代もあきれる。
「奈美さんて、とんでもなくドスケベなのね」とリリアンが言えば、和代は思わず笑ってしまう。
「いくぞ」と露木は最後までやった。それは楽しいフィニッシュだった。
帰宅する和代を最寄りの駅までクルマで送り、その帰りに露木とリリアンと奈美でロードサイドの焼き肉店に入った。連休ということもあって、子ども連れが多い。
「本気になっちゃった?」とリリアンが意地悪く尋ねるのだが、奈美は「はい」と素直に答えるのだ。
「はじめてって叫んでいたんだけど、どういう意味?」
「え? そうでしたか……」と真っ赤になった。
「もしかして、オーガスムも経験したことなかった?」
奈美はうなずいて、誤魔化すようにビールを口にした。
「よかったわね、死んじゃう前に経験できて」
奈美は首を少しかしげる。長い首。そのうなじが白い。
「私のお尻の穴は、どうなっちゃうんでしょうか」
家族連れが楽しく焼き肉パーティーをしている店内で、そんな会話をしていることが露木には楽しかった。
「どうしたいですか、奈美さんは」
「あんなに感じるのなら、もっといろいろと試してみたいです」
「それはね」とリリアンが言う。「最初だからかもしれないでしょ。お尻だけじゃないと思うの。縛られて、吊されていたし。クリちゃんもいじられていたし」
「おれがしっかりインサートしていたのを忘れるなよ」
露木も笑顔で答える。
「そうね、それは忘れられないことだわ」
リリアンが真顔で言う。
「リリアンさんも、露木さんと?」
露木とリリアンがお互いに顔を見合わせた。
「ない」
「ある」
2人は同時に違うことを言った。
「からかってらっしゃるのね」
奈美は露木とリリアンの間には特別な絆があるように感じ、嫉妬しているのだった。
「おれと彼女は、お客さんと不動産屋さんの関係だ」
「もちろん、今日みたいな共通の趣味がある点もお忘れなく」
「ごまかされた気分」と奈美はグイッとグラスを飲み干した。「あー、おいしい」
「明日も1日、たっぷり可愛がってもらいなさい」とリリアン。
「リリアンさんは?」
「私は不動産屋さんなの。明日もお客さんをご案内しなくちゃいけないし。忙しいのね」
「そうなのか?」
露木はてっきりリリアンは明日も付き合ってくれるのだと思っていた。
「なんか、いっぱいメール来ちゃって。お二人でとことん、お楽しみくださいませ」
すると奈美の表情が少女のようにパッと明るくなった。
「露木さん、奈美さんをうんと泣かせてあげてね。あのとき死んでおけばよかったと思うぐらい」
「ああ、まあ……、そうだな」
露骨な奈美の恋の告白じみた態度に、露木は戸惑うしかなかった。
※次回は「露出遊戯」の予定です。露木は奈美の妙な恋心に戸惑い、彼女の嫌がる羞恥プレイを中心に過酷に責めていくのですがですが……。

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