堕ちる AとV 76 毛の濃いのは久しぶりだな
何度も見ている奥田のペニスは、かなり大きくなっていたが、そこから太い放水がはじまった。
「ぐっ」
身動きができない。顔をそむけようにも、腕が邪魔になる。目に鼻に口に、臭い汚水がジョボジョボと浴びせられた。
息をとめていたが、鼻から入った汚水にむせて口を開けてしまうと、そこを狙って注ぎ込まれた。
「ぐへっ、がはっ」
かなりの量を飲んでしまった。焼けるように熱い液体が、胃へと下っていくのがわかった。こんなものを飲んでしまった……。
自分も不注意だったが、悪いのは奥田だ。大川部長がこのことを知れば、奥田はどうなるのか。萌子には手を出さない決まりだったではないか。
しかし、ここにいるのは、病気で動けない水絵だけ。
「はははは。いい感じだな」
髪も顔も、耳の中までおそろしい汚水を浴びてしまった。チクチクして目が開けられない。
奥田が萌子をまたいで浴室から出た。
むせ続けている萌子は、逃げようと体を起こそうとしたが、奥田が足を持ち上げたので頭を便器の横にぶつけてしまった。
「待ってろよ。いま楽にしてやるから」
殺されるのだ。
足をばたつかせて暴れようとしたが、足首に縄がかかっていくのを止められない。
ものすごい力で腿を握られて、その痛みに「痛い!」と叫んでみても、足を自由にできないのだ。縄が腿に回っていく。
とてもマズイ、とわかっていた。奥田は留岡ほど緊縛はうまくない。ただ力は強く、デタラメな縛り方でも相手を身動きできなくさせることぐらいは可能なのだ。
片足ずつしっかりと縛られていく。畳んだ足では、ほとんど抵抗はできない。せめて膝頭をしっかりとつけて防御とも言えない守りをするだけ。
「あんただって女だろ。水絵みたいになりたいって思ってただろう」
違う、自分は水絵にはなれない。男たちを燃えさせるようなかわいさもない。乳房も大きくない。魅力的な女ではないのだ。
「味あわせてやるよ、たっぷりな」
しばらくどこかへ行った奥田がドタドタと戻ってくる。
ピリピリと痛い目を開けると、外は明るくなっているようで、白っぽい光りの中で、奥田のシルエットが大きく見えた。その手には細い突っ張り棒が握られていた。
「逃げられないぜ」
折り曲げた膝の裏にそれをむりやりねじ込んできた。
その痛みに、また思考力が停止する。痛みは1つだけで十分で、一撃を受けたらそれを処理するのに時間がかかるのだと萌子は理解した。
頬を張られただけでほかの痛みを感じる間もなく無力化し、小○をかけられてむせかえる苦痛に、逃げるチャンスを失い、足を縛られる痛みがいまは思考を奪っていた。
「どうだ」
奥田は膝を広げていき、結束バンドで十字に突っ張り棒を縛った。その程度では完全な拘束とは言えず、動かせるはずなのに、痛みで足が動かせなくなってしまった。
自由に萌子の股間を眺めることができる。バスタオルや足拭きマットを背中とバスルームの敷居の間に押し込んだ。これで背中の痛みは多少は軽減された。
「男の経験はあるんだろう?」
指がそこを開いた。
「水絵のつるつるまんこばっかりだったから、毛の濃いのは久しぶりだな」
両側の毛を指先に絡めて、遊ぶように開いたり閉じたりする。
「泣いてるのかよ。大げさだな。水絵なんか悦んじゃうところだぞ。おまえもレ○プ願望とかあるんじゃないのか」
「あるわけ……ないじゃないですか」
むせながら、情けない声を出すのが精一杯だった。
「叫んでもいいんだぞ。誰も助けに来ないけどな」
奥田が肌を密着させてきた。萌子は逃げようとするが体は動かない。肉棒を溝の上にのせられた。その先端でぐいぐいと敏感なクリトリスを擦ってくる。
やられるんだ、と萌子は観念した。
それなのに酔っている奥田はなおもじらし、今度は乳房を触ってきた。脇の下から乳房の側面、下側を乱暴に撫でたり、握ったりする。
「ふふふ。それほど悪くはないよ。手にぴったりだ。水絵ほどボリュームはないけど、感度もよさそうじゃないか」と言いながら、舐めはじめる。
「やめて!」と大声を出したものの、浴室に響くばかりで、外にどれだけ聞こえているかわからない。
「声が枯れるぐらい叫んでみろよ。これはレ○プだ。おまえの同意は求めていない。しかし真っ裸でいたのはそっちなんだからな」
そう言いながらさらに体を寄せてきた。
「ううう、だめ! 汚いチンポ、入れるな! この野郎!」
いろんなことを叫ぶが、惨めさがいっそう際立ってくる。
「入っていくぞ。ほら、亀頭が隠れてきた」
「てめえ、ぶっ殺すぞ!」などと、これまで言ったこともない言葉で叫んでみるが、それが着実に侵入してくる。奥田は乳首を噛む。
「ひー、やめて! やめて! やめて!」
泣いてもわめいてもムダなのだった。
「萌子。入ったぞ。どうだ、うれしいだろう。男の味はどうだ?」
「やめてください、お願いですから」
「なにをしおらしいことを言ってるんだよ、バカ」と再び、張り手で顔を何度も叩かれた。唇が切れた。
「レ○プらしくなってきたじゃねえか。ほら、やってやるよ、どうだよ。おまえに水絵の代わりが務まるのかよ」
ぐいぐいと腰を突きあげてくる。
頭がぼんやりしてくる。自分のことではないような気がする。萌子はこのまま死んでしまいたいと思う。タイムラプス動画のように、水絵にやった酷いことが浮かんでは消えていく。あそこに自分が行くのか。あれを自分がやるのか。

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OLが自虐の果てに見たものとは? ブログ連載を加筆修正の上、未公開の原稿を追加しました。主人公は壮絶な自虐癖から拷問ののちに人間ですらなくなっていく……。
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