『隷獣 2』 49 可哀想だけど、どうせ蛆虫の餌だから
一人がわたしのところに来ました。
「どう、あなたのボーイフレンドが、ガールフレンドになるかも。ステキよね。秘木をなぜお尻に入れるかわかったでしょ? 男だってあれを突っ込めばイキっぱなしになるのよ。そして、肉体を改造してあげれば、けっこう役立つ隷獣になるわ」
「切り取る前に、交わってみる? だけど、志絵乃の穴は縫い閉じられてるからなあ。どうしよう?」
わたしは、ただ抗議の意味で叫び、首を振りました。
それに、この人たちは鬼丘や郁美のように、秘木を大事にするとか、隷獣をシンに仕える存在として考えているわけではないのです。彼女たちは、ただ秘木が欲しいだけ。
「おまえら、日義なのか纐纈なのか」と豪太が言いました。
「あら、詳しいじゃないの。驚いたわ」
4人が再び豪太の周囲に集まりました。
「やっぱり、いろいろ知ってるのね。もっと聞きたいな、お姉さんたち。あなたの態度によっては、チンポを切るのは延期してあげてもいいし。志絵乃をわたしたちの便器にして死ぬまで便ツボに閉じ込めてあげるのも延期してあげてもいいのよ」
怖ろしい人たちです。
「志絵乃は、隷獣の素質があるんです。そんなことしたら……」
「あら。隷獣なんて、ただのケダモノでしょ? なんの価値もないのよ、いまの時代には。だけど秘木にはまだまだ力がある。誰も知らないパワーがあると思うの。そのほうがずっと大事。秘木は私たちにステキなエクスタシーをくれる。あんたのチンポもビンビンになる。この力を上手に利用することを考えないとね。未来思考じゃなくちゃ」
そして笞でビシッと豪太のペニスを打ち据えたのです。
「ギャッ」
「萎えかけたから、カツを入れてやったのよ」
みんなが笑います。下品ではないけど、どこか底知れぬ怖ろしさを秘めた笑いです。
とんでもない連中に捕まってしまったのです。
「おまえたちが生き残るための道は一つだけ。わたしたちの奴隷になること。なんでも言うことを聞くこと。裏切ったら死ぬだけよ。それが嫌ならいまからすぐ、おまえたちを地獄の苦しみの中でゆっくり殺してあげます。可愛い志絵乃ちゃんは便ツボ地獄。毎日毎日、わたしたちのウン○やおし○こを浴びせられて、腐っていくのよ。最後には狂って死んでしまう。そうしたら、そのまま埋めてあげるわ。蛆虫の餌ぐらいにはなるでしょう」
ひどいことを平気で言う人たちです。
「豪太は女の体にして、ビシビシ鍛えて、快楽地獄で悶えながら殺してあげるわ。わたしたち、そうやって殺すの、得意なの」
「ステキでしょ。24時間、おかま掘られて、チンポも玉もないから、自分じゃ本当の意味では感じることもできないのよ」
「ふざけるな」と強がりな豪太。
「おまえの大好きなあの娘に、いまから聞いてみるわ。可哀想だけど、どうせ蛆虫の餌だからいいわよね」
1人がそう言えば、もう1人が「ちゃんと話をしないから、こうなるのよ」と吐き捨てるように言うのです。「男のくせに」
首を絞めていた縄が緩みました。足も一瞬、自由になりました。なんとか一息、つけたのはいいのですが、2人がかりで立たされて、後ろの手をそのまま上に持ち上げようとします。
「ぐああああ」
肩がもげてしまう……。
「普通に吊すよりきついでしょ」
縛られた手が、後ろに水平近くまで引き上げられます。頭は前に下がります。このまま持ち上げられたら、肩が外れてしまうでしょう。そのときの激痛を想像するだけでも震えてしまいます。
この人たちは、なんでも本気でやるのです。そしてこちらの肉体がどうなろうと気にしないのです。
「そうよ。そうしてお尻を突き出すわけね。だけどこれだけじゃないの」
足首にがっちりと金属の重い枷が取り付けられました。
「豪太。おまえの彼女の腕が引きちぎられるところを見たい? このまま足を引き上げて空中に浮かせるの。そして、このかわいいお尻を私たち4人で交代でぶちのめしてあげる。オッパイもね。暴れて、自分の体重を支えられなくなれば、肩がボキッ」
「手羽先とか食べたことあるでしょ? あの骨のところみたいにね」
「彼女の腕が両方いっぺんに使い物にならなくなるけど、まあ、どうせ便器になるだけなので腕なんて邪魔なだけだし」
「それとも、手コキでもしてほしかった?」
「くそー、やめろー、このやろう」
足枷に鎖がつけられて、じわじわと引き上げられていきます。どういう装置かわかりませんが、壁に滑車でも取り付けてあるのでしょうか。数ミリずつ引っ張られて持ち上げられるのです。
あっという間につま先だけになっています。
「どうなの、志絵乃。苦しい?」
「かわいそうに。バカな彼氏のせいで腕を失うのね」
「お願い、やめて……」
すでに腕が痛いのです。ムリな方向にねじ曲げられているからです。もし全体重が肩にかかったら……。
「なにを知りたいんだ!」と豪太が叫びました。「ホントに、なにも知らないんだ」と。
「だめ、豪太。私は平気だから……」
「あら、美しいじゃないの。だけど、鞭は痛いのよ。知ってる?」
バシッと予告なく、誰かの鞭がお尻で炸裂しました。
「ぎゃうっ!」
それだけで肩が外れそうでした。

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