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荒縄工房6周年記念 復刻!「亜由美」第三回

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★連載していた頃、亜由美は夢にまで出て「もっと書いて」とせがまれました。特定のモデルはいませんし完全なフィクションなのですが(読めばおわかりのとおり)、私は亜由美はどこかにいると信じるまでになっていたのは事実です。彼女のおかげで「荒縄工房」は続けることができました。当初は日に数件、月間でも1000アクセスほどでしたが、12月には月間1万アクセスを突破。バックナンバーのダイジェスト化をする前には月間15万アクセスまでいきましたが、その後は月間10万アクセス前後で推移しています。これもすべて、亜由美のおかげ、と私は思っています。末永く、愛されることを祈っています。あんぷらぐど(荒縄工房)より。

亜由美の会 第一稿 『東京のいつかどこかで』 その2 本当の気持ち(部分)

 夜の八時に街中にいる。ここに引っ越してきてはじめての経験だった。
 剛介の指定した居酒屋。未成年で酒はまだ飲めない、というのはあくまでも表向きで、大学生になってしまえば、その境目は厳密ではない。
 格安のチェーン店。剛介は奥まった個室で待っていた。掘りごたつ式で、テーブルにはすでにセットのツマミが並んでいた。
 剛介はジョッキでビールを飲んでいた。
 これではまるで、剛介の彼女か、それとも命じられたらなんでもする娼婦のようではないか、と亜由美は思う。酒を飲んではいけない、と気をしっかり持って、剛介の向い側に座った。
 亜由美はただのウーロン茶を頼んだ。
「じゃ、再会を祝してかんぱーい」
 仕方なくグラスを合わせた。
「本当に、これで終わりにしてくれるんですね?」
「うーん」と剛介は返事をはぐらかす。「おまえのお祝いなんだよ。まだ、再会したばかりで、ろくに話もしていていないしさ。五年も会っていないなんだから、もうちょっと話そうよ。お兄さんたちは元気?」
 しばらく故郷の話が続いた。共通の知り合いの消息を亜由美は知っている限り、教えた。
 その間にも、剛介は酒を飲み、串にさしたツマミなどを食べる。唇にソースがべったりとつく。それを指で取る。舌を出して肉汁をすする。チュバチュバと下品な音を立てる。
「悪い、ちょっと待っていて」
 途中で何度か、席を立ってトイレに行く。
 店員はどう思うだろう。あまりにも剛介の傍若無人な態度に、亜由美をどういう女だと思うだろう。
 今度トイレに行ったら、そのスキに帰ってしまおう、と彼女は決めた。
 亜由美はただのウーロン茶を飲んでいるつもりだった。ただ、店全体が酒の臭いがあふれていて、よく味がわからない上に、暑いので、ついつい口をつけてしまっていた。
 三杯ほどウーロン茶を飲んだところで、それが、やけにおいしいことに気づいた。普通のウーロン茶ではない。もしそうなら、三杯も飲めるはずはなかった。
「私、酔ったんですか?」と聞いていた。
 剛介は笑っていた。
「うーん、そうかも。かなり早いピッチでウーロンハイを飲んじゃってたから」
「ウーロン茶、です」
「ああ。ここにはオレの友達がバイトしてるんだよね、そいつに、おまえがウーロン茶というのはウーロンハイのことだから間違えずに濃い目に作ってあげてね、と伝えておいたんだ。気づかなかったの?」
 うかつだった。そう思っても、もう遅かった。体がだるく、力が出ない。頭がぼんやりして、眠くなってくる。
「送ってあげるよ」
 外に出ても、春らしい生暖かい風が吹いていて、亜由美の酔いはさめない。
「いいです。自分で帰れます」
「ダメダメ。ほら、貸してごらん」
 バッグを取り上げられ、中を漁られて、マンションの住所も覚えられてしまった。
 歩いて数分のところにあるワンルームだった。
 剛介は亜由美を抱えるように部屋に入れてやり、ドアをロックし、鍵を自分のポケットに入れた。
「許してください」と亜由美は涙を浮かべた。体も頭も十分には働かない。酒にこれほど酔ったことがなく、恐ろしいほどに自分が信じられなくなっていた。
 この五年間に積み上げた自分が崩れ、中から古い、バカな自分が現れようとしていた。
「おまえさ、本当はオレに会いたくて、大学をここにしたんだよね?」
「違います」
「オレがここにいると知ってたんでしょ。お兄さんから聞いて、がんばって勉強したんだね。イイコイイコしてあげよう」
「そんなこと、ありません」
 剛介は、見渡せばすべてが目に入る狭い部屋を歩き回り、亜由美のものを無造作に手で触れた。
 ベッド、机、本棚。机にイスはなく、ベッドに座って勉強する。ベッドにはクッションがいくつもあり、縫いぐるみもある。
「おまえのいやらしい臭いがしてるよ」
 剛介はふとんをめくり、ベッドの中央部に鼻をつけた。
「やめてください」と亜由美の声は、かすれ、弱々しい。今朝見た夢のことを思い出す。なんだかわからないが、淫らな夢だった。それで、おねしょをしたように下半身が濡れていた。
 その跡に、剛介は鼻をつけて、ニヤリと笑った。
「ここはいいね。オレのアパートなんかじゃ、隣の声が筒抜けだけどさ。窓を開けないと聞こえないね」
 押し入れをあける。まだ本の入ったままの段ボールが二個。衣服。それをかきわけていき、とうとう剛介は、笑いながら、一本の電動マッサージ機を見つけ出した。
「肩でも凝るの?」
「そうです」
「ウソつきだな、おまえ。もしそうなら、こんな奥にしまっておくわけがないよ。やましいから、こんな奥に入れたんだね」
「ちがいます」
 だが、剛介はその先端に鼻をつける。
「うーん、メス豚の臭いがするよ。ベッドと同じ臭いだね。夕べも、これでおまんこを慰めていたの?」
 亜由美は涙を流すだけで、もう声も出ない。ようやく体をおこして、床にへたり込むようにして、剛介を見上げていた。
「おとなしくなったね。イイコだね。それでいいんだよ。亜由美は、ドスケベで淫乱で、いじめられるのが大好きな変態なんだよね?」
 亜由美は、顔を横に振った。
 剛介はユニットバスのドアを開けた。ワンルームのマンションだが古い設計らしく、トイレと風呂が一体になっている。小さな棚をあけると、生理用品とむだ毛処理用のシェーバー、そして大量のイチジク浣腸があった。四十グラムと、もっとも容量の大きなタイプで、しかもノズルが長い。
「いいものを見つけちゃったな」とその箱を手に部屋に戻る。
「やめてください」と亜由美は言う。
 剛介は彼女の頭を手で撫でてやった。
「素直になれよ。あんなにいいご両親やお兄さんたちと離れて、一人暮らしすることにしたのは、なぜだい」
「大学に合格したから」
「違う違う。本当の亜由美は、そんな風には考えていないでしょ。一人暮らしなら、オナニーし放題だもんね。受験のときは、かなり我慢しちゃったんだよね。そして、オレがいる大学に来たんだから、一人暮らしじゃないとマズイもんね。それも女子寮か、女性専用のマンションじゃなくて、亜由美はこんな普通の、ちょっと古いマンションを選んだわけだ」
「違います。予算に合うところが、ここしか空いてなくて……」
「いいんだよ。おまえ、もう燃えちゃってるんじゃない? オレに出会っちゃったんだもんね。よかったじゃん。夢、かなったじゃん」
「違います」
「亜由美がウソをついてるかどうか、体にきいてみればわかっちゃうんだけどな」
 剛介は亜由美の背後に回り、抱きしめた。無骨な手が亜由美の、五年の間に豊かに実った乳房を服の上から握りしめる。少女から女へと変貌しつつある生硬い肉の感触。小さな乳首がツンと立っているのがわかる。
 そして、臭い口で、亜由美の唇を奪う。
 自分とはまるで違う臭いが口内を蹂躙している。舌が無遠慮に入り込み、あらがう亜由美の舌に絡まる。
 長い抱擁とキス。剛介は舌で亜由美の顔をなめ回した。


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★小説「亜由美」第一部★
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女子大生となったばかりの亜由美。剛介との出会いから、自らのマゾ願望がいっきに開花。理不尽な辱め、処女喪失、輪姦からはじまってタップリ、被虐を味わうことになります。



★小説『亜由美』第二部★
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メス豚女子大生となった亜由美への本格的な調教が繰り広げられます。大学でも便所でも商店街でも……。苦悶と快楽が彼女の日課になっていきます。


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土曜日・日曜日
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1970年代からのSM小説を読み、書き。「仲ゆうじ」などのペンネームで「SMセレクト」などに小説を書かせていただいておりました。
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